BOOK INFOMATION
ほ、ほ、欲しい。
とっても欲しい。
すごく欲しい。
どぉーしても欲しい。

■ SK-II サインズ デュアル トリートメントマスク
これを試してみたい試してみたい試してみたい。
だって師走は(呑んでばかりだから)いつだって寝不足で、化粧のノリが悪くなるんだもん。
毎日フツーに楽しくて、風邪もひかず元気なのに、肌だけが元気じゃなくなるんだもの。
・・・・・・・・・・・・・・・・で、でもダメだ。
ここで買ってしまってはここ数ヶ月の(小ーさい)努力が無駄になる。
だいたい、パックならまだまだいっぱいあるじゃないかー。
使い切らないと。
使い切ってから次のを買うって、ぼんやり決めたじゃないか。
・・・・・・と、もう20日近くも、このトリートメントマスクを買いたい欲求と戦い続けている。
昼休みに職場の近くにあるドラッグストアの前を通り、「あ。SK-II、買わないと♪」と、店の入り口に向かうもその0.7秒後には「・・・・か、買わないって決めたんだっけ」と気づき、踵を返す。
というなんともマヌケな行動を、週に10回やっている。
お昼ごはんを食べにいく時と会社に戻る時、往復ともやっている。
つまり、毎日やっている。
そうやって、まだかろうじて、買うのを踏みとどまれている。
・・・・・・・・・・ココ、褒めるところです。
「けっ。パックを買わないことなんて、「努力」っていわねえよ」と思う人も多いだろう。
でも、これがコスメバカのバカたる所以。
「肌の手入れだ?その前に、部屋にいる虫を何とかしろよ。つうか汚部屋を片付けろよ」と思う人も多いだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ご、ごもっとも。
いや、それより。
ほんとーーーーに肌をキレイにしたいのならば、あたしには即すべきことがあるのだ。
高いコスメを買ったりエステに行ったりするより前にすべきこと。
お金がかからないどころか、肌が綺麗になる上に、月に6,400円も浮かすことができる、魔法みたいな美容術。
それは。
タ バ コ を や め る こ と 。
肌のためだけではない。
タバコは身体に悪影響を及ぼすだけではないことをあたしは知っている。
タバコという魔物は、他の魔物と交わると大魔王に変身するのだ。
ほんとほんと。これほんと。
だって。
「タバコ」という魔物と、「片付けられない女・夏目」とのコラボ作品なんだもん、コレ。

(えーっとぉ・・・・、だ、だ、大魔王の仕業です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
大魔王ってコワイわ☆
以下、更に汚い画像が登場します。
お食事中の方は見ないが吉。
お食事中の方は見ないが吉。
思い起こせば・・・・って、それがいつだったか忘れちゃったので調べてみたら。
それ~はむか~しむかし、つっても、5年前のことじゃったぁ~。
![]() | ←名曲揃い |
その時既にあたしは、今の8畳間に生活する場所を移していたのだが、4畳半へは日に何度も出入りしていた。
ブラインドの向こうにある小さなベランダに出てタバコを吸うために、だ。
雨の日も風の強い日も雪の日もベランダに出なくちゃいけないのは億劫だったけど、でも、いくら使っていない汚部屋とはいえ、白い壁紙をヤニ色に染める勇気は まだ なかった。
そして夏がやってきた。
夏といえば台風の季節。
その日、あたしの住む街は強風と大雨で、ベランダに出ようものなら一瞬でタバコがダメになるような荒れっぷりだった。
そんな時はいつも、雨が吹き込まないように注意しながら窓を細く開けて、そこからタバコの煙を外にはき出していたから、その日も、タバコを吸おうとして4畳半に入り、いつもそうしているように風でガタガタ動く窓を注意深く開けようとしたのだが。
その日の風は強すぎて窓がピクリとも動かなかった。
で、でもタバコ・・・・。
窓が開かないとタバコが吸えない。
だからあたしは、自然の猛威に負けまいと、指先に、肌と同じくらい大事にしている爪が折れんばかりの力を込めた。
ぬぬぬぬぬぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー!
バンッ!
バンッ!
頑張った甲斐があって、窓は開くには開いた。
でも。
開き過ぎた。
その結果。
4畳半の部屋に台風発生。
慌てて窓を閉めようとしたのだが、自然の力はすごいもので、サッシはピクリとも動きやしない。
あっという間に手が濡れて、サッシを掴んでも滑るようになった。
し、し、閉めなくちゃ!
濡れたタバコを咥えたまま、焦りまくること数分。
ようやく、近くにあったタオルを使えばいいんだと気づき、タオルをあててサッシを掴み渾身の力でそれを引くと、ものすごい勢いで窓が閉まった。
台風が去った部屋を呆然と見渡すと。
4畳半の部屋はたった数分だけ上陸した台風で壊滅的被害を被っていた。
何もかもが水浸し。
どんな降り方すりゃあ、ここが濡れるんだ?っていうところまで水びたし。
全身ずぶ濡れであたしは途方に暮れた。
途方に暮れて、暮れまくって、途方に暮れることに飽きたので。
呑 み に 出 か け た 。
ああ、お酒って怖いわー。
で。
普通の人ならば、というか、あたし以外の人ならば、たとえその日は現実逃避して呑みに出かけちゃったとしても、翌日には部屋を掃除することでしょう。
翌日二日酔いでそれどころじゃなかったとしても、翌々日にはするでしょう。
三日酔いだったとし・・・・(以下略)。
でも。
あの。
マジで書くのを躊躇してるんですけども。
でも書いちゃうけども。
あたしは今日に至るまで、台風被害の後片付けを一切していない。
つまり部屋は、
自 然 乾 燥 。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ひでー。
ひでーよ、あたし。
上手く表現できないんだけれども。
ガラクタで溢れていた4畳半のことは、8畳で生活するようになっても、心のどこかでは「片付けないと」って思ってたんだと思う。
でも実際は片付けないまま何年も放置していて、でも、タバコを吸いにベランダに行く時は部屋に入るわけで。
部屋の汚れっぷりを見て見ぬフリし続けたけど、いつか何とかしないとなあと思ってはいて。
その部屋が台風でズブ濡れになったことであたしは、諦めたというか、捨てたというか。
「この部屋はないものにしよう」くらいの気持ちになっちゃった気がする。
どーしてそこまで捨て鉢っちゃったのかは自分でもよくわかんないけど。
自然乾燥が済んだ4畳半には大量の土埃だけが残った。

(土埃&埃&タバコの葉&タバコの灰)

(ゴミだらけのこの絨毯、グレーに見えますが元は確かベージュでした)

(胸ぐらを掴まれスゴまれてるピーターラビットも土埃まみれ)
テンション下がるなあ・・・・。
というか。
たった4畳半のこの部屋を片付けられる気が全くちっとも全然しない。
でも。
おかーさんに買ってもらったチェストとクローゼットとベッドを救出したい。
つ、つ、使えるかどうかわかんないけど、救出したい。
で、で、できるかどうかわかんないけど、チャレンジはしてみよう。
いや、しなければいけないんだ。そうなんだ。
というわけで夕べ、いよいよ本格的に取り掛かろうと、ゴミ袋をスタンバイ!

・・・・しただけで寝ましたけどっ、明日から4畳半のゴミ捨て作業を開始します!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ど、ど、ど、どんな生き物がいるのかなっ?
(ヒメカツオブシムシは以外に)
(ヒメカツオブシムシは以外に)



ゴールは遠く道のりは険しいですが、どうか長ぁーい目で見守ってやってください!
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