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片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)

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今年のあたしはイケてるかもしれない」と思っていた。
・・・・初っ端からイタイ女風味だが、でも本当に、心のどこかでうっすらとそう思っていた。


仕事では、新年一発目の会議で、あたしがアホみたいに拘って練った企画が通ったし、プライベートでは、ブログが雑誌で紹介されることになったし、年下の男にプロポーズされたりもした。

「夏休みになったら夏目ちゃんと結婚してあげるよ」

完璧に上から目線なプロポーズの言葉だったけど、あたしは売れ残りだし彼はツンデレだから、当然と言えば当然。
カチンとは来なかった。
ただ、彼はまだ学生。
だから断った。














「 ラ ン ド セ ル し ょ っ て る ガ キ に は 興 味 ね ー か ら 」












甥っ子の友達で小学2年のヒカルからのプロポーズを断り続けて早3年。
かねてから抱いていた疑問をヒカルにぶつけてみた。
「ヒカルはどうしてあたしと結婚したいの?」
すると、ヒカルは頬を染めながら言った。






「夏目ちゃん、おにぎりよっつ食べるところがカッコイイから」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ほ、ほ、他にも、「今年のあたしはイケてるかもしれない」と思った理由はある。
家の中で、脳が働くようになった気がするのだ。



会社でもあたしはわりと頻繁に、「メンドクセ」と思いながら働いている。
思うことには変わりないのだが、どんなにメンドウでも仕事だからやらないわけにはいかない。
だから。
「一番効率のいいやり方」を考えて、「超メンドウな作業」を「メンドウっちゃあメンドウだけどそんなんでもない作業」に変える。
・・・・と文字にすると大層なことのように読めてしまうが、・・・・読めないかもしれないが、自分の頭で考えて最も効率のいい手順で作業するというのは、会社の仕事でも家事でも、誰でもが無意識にやっていることだと思う。
ところがあたしは、会社でできることが家に帰ると途端にできなくなる。
だから。
4畳半から発掘した試供品のシャンプーをボトルに詰め替えた時だって、中途半端で止めるハメになったんだろう。

ところが、だ。
今年のあたしはちょっと違った。
つい最近、コンディショナーを詰め替えた時の様子を、シャンプーの時と比較してみよう。




まず、試供品の袋の切り方を変えた。





まっすぐじゃなく





ナナメに。



注ぐ時は、






袋ごと突っ込まないで、





ちゅーーーーっと。



ちょっと手順を変えただけで、手はベトベトしねーし捗るし。
どうしてこんな些細なことに気づかなかったんだぃ?と、自分で自分にツッコミを入れつつ、詰め替え作業は20分程度で終了。

前回は1時間やって飽きて途中でやめたのに、






今回は、






たったの20分でフルっスよ、フル!(2回言うな)
フ ・ ル ☆(3回目はキモいVersion)



前回のモタモタは何だったんだ?
あの疲労感は何だったんだ?
っていうくらい、あっけない。
これならこれからも続けていけそう。
うんざりなんか、しないしない。
やっぱり、今年のあたしはちょっと違う!
今年のあたしは、モタモタしない!ウッカリもナシ!

・・・・・・・・と、天狗になっていた。



が。












昨日の朝、玄関に用意していたゴミを出し忘れました。
ちなみにあたくし、昨日の夜は仕事で家に帰れてません。
左側の、口を結んでいないほうのゴミ袋には、生ゴミが入っています。







(帰宅時の想像図)



いや、これならまだいい。
最悪なのは。




(悪夢再び。「恐怖の汚部屋」と「生ゴミの行方」参照)




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
の、の、呑みにいくか・・・・。




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