BOOK INFOMATION

単行本 『 片付けられない女魂 』 は、Amazonマーケットプレイスで購入できます。
片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)






これだけパソコンやケータイが普及していれば、職場で字を書く機会は減るのが普通だろう。
実際あたしが勤めている会社でも、今では「手書きでなければいけない書類」というのがほとんどない。
クライアントのところへもノートパソコン持参で行くし、会議室で打ち合わせをしている人たちの目の前には必ずパソコンがある。
パソコンを使わずとも、最近のケータイはToDoリスト管理だってできるわけで、「パソコンとケータイさえあればコト足りる」と言う人は多い。

一番最近読んだこの雑誌にもそういうコトが書いてあった。
ビジネスマン向けの雑誌ってすげえ勉強になるっス。

ところが。
こんなデジタルな時代だというのにあたしは未だに、やたらと字を書いている。
メモるのもノートに手書き。
To Doリストもノートに手書き。
1週間で1本のボールペンを使い切るくらい字を書いている。

パソコンが使えないわけじゃないし文字を書くのを生業にしているわけでもない。
かといって、別段ポリシーがあってのことでもない。

頭で考えたことを文章にする時、キーボードを叩きながら考えをまとめるよりも、一旦紙にペンで書いたものを見ながらパソコンを使って清書する方が、あたしの場合は効率がいいというだけの話。
アナログな習慣が抜けきらないというより、単なる癖だと思う。

手書きでメモるのが癖になっているので、目の前にパソコンがあろうとも、手元にケータイがあろうとも、思い立ったらすぐノートを開いて書き留めている。

この癖。
同世代くらいまでの人には「アナログだ」とか「二度手間だ」とか言われるけれど、デジタルにイマイチ馴染めない世代の人にはウケがいい。
年上の上司やクライアントの目の前でこれをやると、彼らが言った要望なり即答できない質問なりを、すぐさま目の前で書き留めているのが見えるわけだから、「よし。書いたな。忘れないな」と、安心するらしい。














(最近書いた中で一番綺麗な字)





想像してみて欲しい。

商談はスムーズに終始和やかに進んでいる。
仕事を依頼する会社の担当者は三十路の女。
彼女がおもむろにノートを開く。
「ふむふむ。メモを取るんだな」と思い彼女の手元を見つめると、彼女は目にも留まらず速さで、字・・・・?のようなものを書き始めるのだ。

「それ、何て書いたか自分で読めるの?後で見直して読めるわけ?つうか。大丈夫か?コイツ」と不安になりやしないだろうか。
多分、なる。すげー不安になる。



つまり。



あたしはクライアントを不安にさせるほど字が下手くそだ。



ちなみに。
上司はあたしの字を「象形文字」と言い切り、同僚はあたしが字を書くことを「お絵書き」と言う。
だからあたしは、自分用のメモにしか字を書かない。
後々、誰かの目に留まるような物には字を書かない。
というか。
あたしが一筆入れただけで、「どんな書類も信憑性がなくなる」という理由から、上司に「書くな」と言われている。(本当です)


そんなワケで。
たとえそれが夏目父の会社の書類で、後々人の目に触れる可能性が限りなくゼロに等しかろうと、等しいだけでゼロでは無いなら、どうしても手書きは避けたい。



以下、延々ファイリングの手順が書かれています。
字が汚くて、
会社の書類を5年も10年もファイリングせずに山積みにしている方必見☆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

そんな人、いませんか。そうですか。



まず手始めに作るべきだと思われる月毎のインデックスシールも手書きするわけにはいかないのだが、我が家に大量にあるインデックスシールは1シートがハガキサイズよりずっと小さい、専用機でしか直接印字出来ないタイプのもの。




部屋にあるプリンターで直接印字できるのを買ってくればいいんだろうけど、



そうすると部屋にあるインデックスシールがゴミになってしまう。
・・・・け、経費節減、経費節減。
というわけで、今あるインデックスを使うことにし、シール一片の大きさを測り、それに合わせてExcelでこんな表を作った。



で、A4の紙に印刷する。




線の通りカッターで切って、それを



スティック糊でインデックスシールに貼る。
貼り終えたら今度は、仕切り用の紙を用意して、インデックスシールをピトピトくっつけていく。



(何の根拠もなく5年分作ったため、すぐに途方に暮れます)


で。
仕切り紙の一番上に、年度と期間を書いたフセン紙を貼り、





(字が汚い上に間違えちまった)


魔境から持ってきた書類を横に置いて、



(これでも全体の1/30程度)


書類1枚手にとっては、該当年月の紙の間にヒョイっと挟む。




これを延々繰り返せば、大して散らかりもせずに大量の書類が整理できるハズ・・・・だった。
が。




始めてからほどなくして、6年前の領収書が出てきたため、早くもやる気を無くす。
が。
「ここで挫けてはダメだ!」と思い直し(えらい!←夏目基準)、インデックスが作れてない6年以上前の書類は一纏めに横に置いておくことにして、5年分の書類をせっせと挟みこんでいった。


でも。
また挫けた。



(336,000円。前回の領収書の2日後の日付)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ひと月の間に60万と33万6千円の領収書が回ってくると言うことはつまり、夏目父は今月だけで93万6千円の買い物をしていることになる。

こ、こ、これは・・・・。
と、と、問いたださねばなるまい・・・・。

っていうか。


お 前 は セ レ ブ か !


散財親子ではある。
でもなんつーか、父と娘では、散財の桁が違いすぎる。
今月あたしが買った余計な物と言えば、ストッキングぐらいなもんだ。



えへへへへ☆ ←誰か殴ってください)


しかし。
男というものは、どーしてこーも時計が好きなんだろう。(33万6千円も時計屋の領収書だった)
まああたしも、どんだけTuche が好きなんだ?っつう話だけど、それにしたって桁が違いすぎる。
いやいや。
値段はまあいい。
自分が稼いだ金で買ってるワケだし、お互いが買うものにいちいち文句つけてちゃあ、大の大人が二人っきりで暮らしてはいけない。
しかし、だ。
領収書を貰ってきてそれを、「あわよくば経費で落ちンじゃね?」と期待して、ガソリン代やら何やらの領収書と一緒に、ドサクサ紛れにあたしに寄越す、セセコマシイ態度が気に入らない。

やはりこれはしっかり問い質さねば。
しかし。
夏目父は、インフルエンザでウンウン唸ってるハズ。
こんな時に「金使いすぎなんじゃ!」とか、「腕は2本なのにそんなに時計買ってどーすんだ?」とか、「古いのから売っ払うぞ、ごるぁ!」とか、「ねーねーあたしにタグのKIRIUM買ってよ」とか、「つうか、領収書回すんじゃねーよ」と言っても聞ける状態じゃないだろう。



・・・・い、いや、待てよ?
さっきリビングで物音がした気が・・・・。
もう起きても平気なのか?
熱、下がったのか?
あ。
あ。
あっ。
お腹空いてるだろうに、おかゆ作っておいたの見つけたかな?
あ。
「ジュースあるよ」って言ってないけど気がついたかな?
飲んでいいのになー。
ジュース、飲みたいだろうなー。



夏目父の具合を見に、リビングへ行った。
そしてあたしは、リビングのテーブルに置かれた2つのゴミを見て、泣いた。
いや、涙は出ていないけど、心の中でワンワン泣いた。
号泣した。






(テーブルの上にあったモノ)





うぇっ、うぇっ、うぇっ・・・・。
一緒に食べようと思ったのに・・・・。
うぇっ、うぇっ、うぇっ・・・・。
いくら病み上がりだからって、おっきいハーゲンダッツ、2個とも食べることないじゃないか・・・・。
うぇっ、うぇっ、うぇっ・・・・うぇーーーーーーーん!





そんなあたしの心を知ってか知らずか、って絶対知らないんだけど、薬で熱が下がり調子良くなっている夏目父が言った。



「ねえ、これ」





「 2 個 し か な い の ? 」





2個しか?
2個しかー?
今、「 2 個 し か 」って言ったか?オッサン。









お 前 は セ レ ブ か っ っ っ っ !
(ハーゲンダッツ(大)×2個をセレブの食べ物だと思ってるあたしはド庶民です)









この一言にカチンときたあたしは、無言でおかゆを暖め直して、ジュースと一緒にテーブルに置き、「おかゆとジュースはねえだろ」と言う夏目父の言葉には耳を貸さず、部屋に戻った。
そしてそれから14時間。
延々、無言で、頭の中にハーゲンダッツを思い浮かべながら、書類の整理を続けることになったのだった。





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 『BLOG@GIRLS』の予告動画や本編を、「見たよ!」とコメントしてくれた方やメールをくれた方、ありがとうございます!
 次回は収録裏話、そしてファイリングの話の続きを書こうと思っております。
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書類のファイリングに関する記事をカタカタとやっている最中に、面白いものを見つけてしまいました。

えー。
明日いよいよ このブログを紹介して頂いたBS-iの『 BLOG@GIRLS 』 が放送されるんですけど、BSデジタル放送ゆえ「見られません」というコメントが多いんですよね。

そんなアナタに朗報です!
フルは無理ですが、 『 BLOG@GIRLS 』 の番組ブログに、予告動画がアップされています。
4分程度なんですが、番組の雰囲気がよく判る動画なので是非ともご覧あれ。
ちなみに。
この予告動画の最後のほうで。



あ た し が 喋 っ て ま す 。



しかも、あたしの、逆ギレ気味の一言でコーナーが始まってます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



ご、ご、ごめんなさい、KABA美さん・・・・。

というわけで。



『 BLOG@GIRLS 』 番組ブログをご覧あれ☆





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 な、何度でも何度でも書きますが、インテリア・雑貨ブログのランキングです。
 ひじょーに心細いので、青ポットさんが寄り添ってくれると嬉しいです。
 あ。
 ご本人が記事中に何度も、「※このブログはインテリア・雑貨ブログランキングに参加しています。」と書いていらっしゃいますが、次回の記事は多分、どんなキレイな画像を貼ろうとも無駄だと、断言しておきます。
 それから。
 カナさんの無事の帰還を祈る意味で、毎日ポチっとしております。
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夕べ、仕事を終えて駅まで歩きながらipodを、ディスプレイを見ずにいじっていたら、思いがけず懐かしい曲が流れてきた。






で。
この曲を聴くと必ず一緒に思い出してしまう、切ない出来事をやっぱり思い出してしまったので、沈みそうな気持ちを持ち上げるべく。









雀 荘 に 入 っ た 。









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あ。
意味わかんないですか?
そうでしょそうでしょ。
あたしだって、わかんねーもん。

で。
そういう気分で行くとまあ、8割くらいの確率で負けるわけで。
そんなあたしに、哀れみなのか同情なのか、同卓していたオジサンが何故かくれた『ウコンの力』を握り締めて雀荘を出、コンビニに寄って日中買い忘れていたスポニチを買って家に帰り、リビングのテーブルにそれらを、ちょっとタメイキをつきながら置いた。




(これが、三十路な独身女の正しい持ち物ですよ☆)



すると、夏目父が言った。






「 お か え り 、 オ ッ サ ン 」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






オ ッ サ ン っ て 言 う ヤ ツ が オ ッ サ ン な ん だ ぞ 。






というわけで。
いや、何が「というわけ」なのか判んないけど、こんなオッサン風味で三十路で独身な片付けられない女が書いている、虫と埃とカエルと花輪くんが登場するブログを公共の電波で紹介するという暴挙に出ようという方が、またいらっしゃいます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・い、い、いいんスかね。



ああ、そういえば。
番組制作担当の方から頂いた最初のメールのタイトルに入っていたテレビ局の名前を見て、何の根拠もなく、でも脊髄反射くらいの速さで、



「 『 な ん で も 鑑 定 団 』 だ っ ! 」



って思ったんだった。
しかも。
これまた何の根拠もなく、「やばい!あのカエル、すげー値打ちモンだったんだ!」って。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
テレビ局の名前を見ただけでここまで妄想できた自分がやけに可哀想に思えてきたけど、深く考えちゃダメだダメ。
あ、ちなみに。
あのカエルは結局、近所にある骨董品店の二代目店主に引き渡した。
でも二代目はアレを店頭には置かず、家の縁側に置いておいたらしい。
ところが。
二代目のお母さんから、「縁側に出るたびに、飛び上がるほど驚くからどこか別の場所に置け!」というクレームが付いたので渋々店頭に置いたところ、置いたその日に買い手がつき、しかも10,000円で売れたそうだ。



ぼ っ た く り や が っ た な 、 二 代 目 。



・・・・と、話は逸れまくりましたが、暴挙の話に戻ると。

最初は、『 Yahoo! Internet Guide  』のソフトバンククリエイティブ社
次は、『 BLOG@GIRLS 』のBS-i 社。
そして。
次に暴挙に出たのは。



テレビ東京。



毎週金曜日、深夜1時30分から放送されている、『うぇぶたま』という番組で、このブログのことが紹介されます。



放送予定は以下の通りです。



テレビ東京 2007年03月02日(金) 25時30分~
NKT (日本海テレビ) 2007年04月09日(月) 26時01分~
TVQ
(ティー・ヴィー・キュー九州放送)
2007年03月19日(月) 24時53分~
FCT (福島中央テレビ) 2007年03月15日(水) 24時56分~
KNB (北日本放送) 2007年03月29日(木) 25時55分~
TVA (テレビ愛知) 2007年04月04日(水) 24時58分~



放送日はあくまで予定なので、急遽変更になる場合があります。
なので。
「見逃したくない!」という方は、



毎 週 見 れ ば い い と 思 い ま す ☆



ちなみに。
あたしの住む街では放送がありませんので、見られる地域の方は是非見て、感想を教えて頂けると嬉しいです!



いやあ、それにしても。
あたしのブログがこんなキレイな人に見られたかもしれないなんて・・・・。




(う、美しすぎる・・・・)





す げ ー 恥 ず か し い ん で す け ど 。



あ、でも。
この方たちに見られるのは、









な ん か 平 気 。





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「 お ゛ は ゛ よ ゛ ぉ ゛ 」



金曜日の朝、起き抜けの夏目父の声はガラガラだった。
前夜に呑み過ぎたか騒ぎ過ぎたか風邪をひいたのか定かではなかったが、声変わりでないことだけは確かだ。

「悪寒がする」という。
まあ、夏目父が風邪をひいて寝込んだところであたしはひとっつも困らないのだが、大して広くもない家に風邪菌を撒き散らし、我が家に来る夏目父の仕事関係の人にうつしまくりそうだったので病院へ連れて行った。
診断結果は。



インフルエンザA型☆



本人曰く、「薬を飲めば、42.195キロ走れそうなくらい元気」(東京マラソンを見ながら)な状態だったけれど、医者から「48時間、なるべく人と接しないよーに」と釘を刺されていたため、夏目父は外出することができず、かと言って家に人を呼んで呑むこともできず、やけに不貞腐れて週末を過ごしていた。
そしてあたしは。
「チャンス!」とばかりに、3連休にやりかけたコトの続きを始めた。


というわけで、ちょっと間が空いたけれどまずは、3連休の話の続きから。








夏目父は一応会社をやっているくせに、お金に関する管理を一切する気がないため、設立以来10数年、夏目父の会社の事務っぽいことはあたしがやっている。
社員やアルバイトや仕入先への支払いやクライアントへの請求書の発行、社会保険・雇用保険の手続きもするし、会計ソフトを使って帳簿もつけるし、そのデータを会計事務所の担当者に送信したり、月に1度やってくる会計士事務所の担当者による月次監査の対応も、とにかく会社の経営に関することは全てあたしがやっている。



無 給 で 。



とはいえ。
やる気のない社長がゆるーくやっている会社なので、専任者を雇うほどの仕事量では全然ないし、事務職を経験した人なら想像できると思うが、この手のルーチンワークは雛型さえ出来ていればひとつひとつには大して時間がかからないから、仕事を終えて帰宅して、ちょろっとやれば済んでしまう。
だからあたしが日々のこういった作業を億劫に思ったことは一度もない。
というかむしろ。
この手の作業は大得意。
事務作業は毎日会社でもやっていることだし、更に言えば、処理した書類をファイリングし、見易いようにインデックスをつけ、揃いの背表紙をつけたファイルをキャビネットに綺麗に並べる、という作業が大好きだ。


ところがやっぱり、だ。
会社では出来ることが家では出来ない。
そう。
あたしは夏目父の会社の処理済の書類の整理が出来ない。
ファイリングが全くちっとも全然できないのだ。



それは何故か?









タ ダ 働 き だ か ら 。







社 長 が 金 、 く れ ね ー か ら 。









・・・・・ではなく。
多分、ファイリングしなくても誰にも迷惑がかからないし、いざという時も、困るのは自分だけだっていうことが判っちゃってるからだと思う。


年に1回くらい税務署が入ってくれりゃあいいのだけど、残念ながら税務署というところは、たくさん税金を納めている会社にしか用がないらしいし、月に1回やってくる会計士事務所の担当者は、全ての書類が揃っていれば、それがただクリップで束ねただけの物でもチェックはできる。
チェックした後で必ず「ちゃんと貼っとけよ」と言ってはくれるものの、後々それらがファイリングされたかどうかまでは確認しないので、まあ、貼りやしないわけだ。



というわけで。
あたしの汚部屋には夏目父の会社関係の書類がファイリングされないまま散乱している。
気が向いてたまーに手をつけてみるけれど、2005年2月分の領収書の束をめくってみると、そのすぐ下に何故か2002年4月の書類があったりして、一気にやる気が失せてしまう。
税務署も入らないんだからいっそのこと、ファイリングを諦めてぜーんぶダンボールに突っ込んでしまえばいいような気もするが、それをやったが最後、この先もずっとファイリングしなさそうだなあ・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



税務署が入らないんなら全部捨ててもいいんじゃね?



という名案を思いついたので、ダメモトで、会計士事務所の担当者に確認のメールを送信!・・・・して1分後に電話がきた。
で。
怒られた。



「 捨 て ン な 、 バ カ !」










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。















バ カ っ て 言 う ヤ ツ が バ カ な ん だ ぞ 。








黙って捨てりゃあ良かったなあ。 ←懲りない
しょーがねえ。
ファイリングするか・・・・。





(このアングル、初めて載せた気が・・・・)



領収書を始めとする大量の書類は部屋の各所に散らばっているけれど、一番多いのはパソコンデスク周辺のハズ。
その気になって見てみるだけで。






いたるところにありやがる。
でもこれは序の口。
一番厄介な場所は、パソコンデスクの右側のスペース。
ここは、以前 部屋中に散らばるマニキュアを集めた時にちらっと登場した「魔境」。




(どーもー。魔境でぇーす)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
や、や、やっぱ全部捨てちゃ・・・・(略)。


ここも、パっと見だけで。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





や・・・・





や・・・・






や ・ め ・ た ☆



・・・・と。
何気なく掴んだ書類をちょろっと引っ張ったら、それに引きずられるようにこんなモノが出てきた。




(我が目を疑った)



Windows95だってー☆
なつかしいなー。
でも。
いらねーなー。
フロッピーディスク自体がいらないよなー。

というわけで。
書類整理をする前のウォーミングアップとして、記録媒体の整理をすることにして、早速作業に取り掛かった。

まずは。
ドクター中松の発明品から。




(データ削除+カッターをグサっと)

ドクター中松よ。
これは致しかたないが
これは如何なものか



そして次は、いつの間にかどんどん増えていた、CD-Rを。




(カッターでガリガリーっと)



これをし続けた結果、これだけのゴミが出た。




(MO4枚、FD42枚、CD-R46枚)



いいぞいいぞー。
こうなったらアレもいっちゃえー!




(49本の内8割が『どうでしょうリターンズ』のもの。ええ。大好きです)



記録媒体って便利だけど、今のご時世はこーゆーのを捨てるのも大変なんだねえ・・・・。

さてと。
捨てモードに拍車がかかったところで、いよいよ書類をやっつけるかー!
・・・・・・・・と、気合いを入れ直したその時、ケータイでメールを受信した。
送信者は、リビングにいるハズの夏目父。

同じ家にいるのにメールを送ってくるなんて、なんかアレみたいじゃね?
志田未来ちゃんが出てる、auのCMみたいじゃね?
っていうか。
すげえイヤな予感がする・・・・。

そして。
予感は的中した。
ちなみに、メールのタイトルは「よろしくね」。









「今日、オメガの時計を買いました。
リビングに領収書あるからよろしく。
ところでこれは経費でおちるの?おちるよね?








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









お ち る か 、 バ カ !
(バカって言うヤツはバカだけど、言われるヤツもだいぶバカ)




さて。
次はいよいよ、5年くらい溜め続けていた書類を整理します。
整理は終わってるんですが、ぶっちゃけ、すげー大変でしたっ。




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 汚部屋ブログランキングでも大酒呑みブログランキングでもなく、ましてや虫ブログランキングでは断じてありません。
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緊張しぃじゃないんだけどなあ、あたし。
収録が始まる前は、「げいのうじんと話せるー!」って浮かれてたのになあ。

「むむむ・・・・」って思ったのは、収録開始10分前にスタッフの方から注意事項を説明されたあたりだったか。



「電話ですから、場合によっては声がこもってスタジオに聞こえ難い場合があるんですね。ですからできるだけ、ハッキリと話してください



はっきりはなす・・・・?

え、え、えーっとぉ・・・・。
あたし、クライアントと話す時以外、生まれてこのかたハキハキと話せた試しがないような気がするんスけどー。
つーか。
そもそもオッサン声だし、ボソボソ話すし、声に張りはねえしなあ・・・・。
でも、「はっきり話すのなんて無理っス!」とも言えねー。
ここまで来て、「やっぱ話すの止めっつーことで☆」なんて、空気の読めないコト、言えねー。



それと。
ふと気づいてしまったのだが。
ブログの文章を読んで気づいてる人も多そうだけど。



俺って。 ←誰。






言 葉 遣 い が す げ ー わ り ぃ ん だ っ た 。






げ。
緊張し過ぎて、「つーか、メンドクセーし」とか言っちゃったらどぉしよ・・・・。
言いそう。
言っちゃいそうじゃね?俺。 ←だから誰。



こうしてあたしが俄かに慌て始めたのを見計らったかのように、収録が始まった。
始まってしまった。






というわけで。
以前ちらっと書きましたが。
Yahoo! Internet Guide に続き、今度はこのブログがテレビで紹介されることになりました。
そんな、ソフトバンククリエイティブ社 に勝るとも劣らない暴挙に出たのは、BSデジタル放送局・BS-i で毎週土曜日の夜9時から放送されている、「BLOG@GIRLS」という番組。
番組中の、「えみりのツボ」というコーナーで取り上げて頂きました。
このコーナーは、MCの「ナツジュン」こと夏川純ちゃんが進行役となってブログを紹介し、同じく番組MCである辺見えみり嬢とゲストのツボにハマるかどうか?を判定するという流れ。
今回のあたしみたいに、ブログの作者が電話で直接、辺見えみり嬢とゲストの質問に答えることもあれば、そうじゃない場合もあります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そうなの。
あたしってば、ゴミと埃といらない物だらけの汚部屋に住んでるくせに。







辺見えみり嬢と喋っちゃいました!




ナツジュンとも喋っちゃいました!




あともう一人!



ゲストの乙女........お、お、乙女ぇー?とも喋っちゃいました!







案の定あたしはボソボソと語り出し、やがて、ゲストの乙女........乙女?が発したとある質問を機に、応答がシドロモドロになります。







そんなこんなで、ただのひとつもオモシロイことが言えずに終わりましたが、もう一生こんな体験は出来ないと思うので、BSデジタルが見られる方は是非見てみてくださいっ。




2007年2月24日(土)夜9時から



BS-i の 「BLOG@GIRLS」という番組です。




ちなみに。
あたしがシドロモドロになるきっかけとなったゲストの方の質問は。









「 彼 氏 は い る の ぉ ~ ? 」









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



収録の時はシドロモドロになったけど、今なら言えます。
はっきりと言えます。








い ま せ ん が 何 か 。











(ゲストの乙女)





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 大規模な変動があったようです。
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2007/02/06(火)
NHK『 ドキュメント72時間 』の「年始め ゴミ収集大作戦」を見る。

2007/02/07(水)
粗大ゴミの収集依頼の電話をかける。

2007/02/08(木)
深夜に帰宅するも、翌日出す粗大ゴミに貼るシールを買い忘れたことに気づき、慌ててコンビニへ走る。




(三十路が超真剣に書いたとは思えないヘタ字)



無事にシールを購入。
受付番号を記入してブツに貼り、準備万端で布団に入る。
が。
ドキュメント72時間 』で見た、「収集依頼をしたくせに粗大ゴミを出し忘れた人のせいで、大迷惑を被る収集作業員の図」を思い出し、「明日の朝、粗大ゴミを出し忘れちゃったら・・・・?」なんてことを考え始めたら無駄に緊張してしまい、一睡もできないまま朝を迎える。

2007/02/09(金)
壊れたファンヒーターを指定の場所に出して出勤。




(10年間、お世話になりました。どうもありがとう)



翌日から3連休なので、前日寝てないにも関わらず、午前0時に仕事を終えそのまま呑みにくり出す。




(「目を輝かせて「レバ刺し大好き☆」と言う女は概ねモテない」とは上司談)



2007/02/10(土)
泥酔して午前7時くらいに帰宅し、まっぱで爆睡。・・・・するつもりが、1時間も経たないうちに、足が冷えきってしまい目が覚めた。
「まだ酔っているのに寒いとはどういうことだ?」と奈良漬った脳みそでぼんやり考える。
「ああ、布団をかけてないんだな。毛布しか掛けてないんだ、あたし」という考えまで行き着いたはいいが、目を開けるのも身体を起こすのも億劫で、毛布の中で身体を丸めてしばらくやり過ごすも、やっぱり寒くて眠れないので、毛布から腕だけ出し、ファンヒーターのスイッチを入れた。
しかし、3時間後。
ファンヒーターが消えると、またもや寒さで目が覚めてしまった。
これじゃさっぱり眠った気がしないので仕方なく、敷布団の周辺にあるであろう掛布団を探そうと目を開けた。
が。






掛布団がない。
ないハズはないのだが、どこをどう見てもない。
ないものは掛けられない。
「まあ、寒いっつっても足が冷たいだけだから、靴下履いて寝ればいいか」と思いもしたが、如何せん、「まっぱで靴下だけ履いて寝ている三十路女の図」を思い浮かべたら 心までもが寒くなったので、身体の寒さは気合いで乗り切ることにした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「まっぱで毛布に包まってねえで、寒かったら服を着りゃあいいじゃねえの」と思う人もいるだろうが、残念ながら、泥酔者にはそういう普通の思考回路がない。


まあ、前日全く寝ていなかったからあたしの睡眠欲もMAXに達していて、その後は足の冷えなんて気にすることも出来ないくらい、深い深い眠りについた。


で。
夕方に起きだして、いよいよ本格的に掛布団を捜索するが、やはりない。
どーして前日まであったものが今ないのか?
不思議で不思議でたまらない。
いやまあ多分、というか絶対に、夏目父の仕業だろう。
でも、意図が判らない。
考えていてもしょーがないので、本人に訊いてみた。



娘 「布団は?」
父 「ああ。4畳半の部屋」
娘 「どうして?」
父 「昨日、山田が来てさ」
娘 「ん」
父 「夕方からココで呑んでたんだけどなんかアイツ、早々潰れちゃって」
娘 「ん」
父 「廊下で寝ちゃったのよ」
娘 「ん」
父 「で、寒かろうと思ったんだけど起こしても起きないし、山田が邪魔で俺の部屋に布団取りにも行けなかったんで」
娘 「あたしの布団を山田にかけた、と」
父 「そうそう」
娘 「あの布団のカバー、暫く洗ってないよ」
父 「ああ。透明の箱(衣装ケース)の中に新品のカバーが入ってるのが見えたから一応、交換したよ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ま、まあ、布団があたしの部屋から持ち出された理由は判った。
しかし、だ。
どーしてあたしの部屋に戻さないで、土埃だらけの4畳半に戻すんだ?
あたしの部屋に戻しておいてくれれば、あんな寒い思いをしながら寝なくても済んだのに。

そんな不満を口にしようとした矢先、夏目父が言った。



父 「風呂に入ろうとしたのか、山田、素っ裸で寝てたんだよねえ・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?



父 「山田が風邪でもひいたら大変だから「何か掛けないと」って思ったわけ。まあお前はアレだから布団の一枚や二枚かけなくても風邪ひかないし、でも、いくらお前でも、山田がフリチンで包まった布団を掛けるのは嫌だろうなと思ったから、とりあえず4畳半に置い・・・・」
娘 「・・・・・・・・・・・・・・・・おうこら」
父 「ん?」







「 想 像 し た く ね ー か ら み な ま で 言 う な 」












(ソッコーで密封)















(ソッコーで新調)



人ンちの廊下で全裸で寝入るほど泥酔しやがった山田に告ぐ。



あたしが今度買ってきた布団は5,990円なのに、お前がフリチンで包まった布団は19,900円もしたんだ。

ゴミ袋に入れてはあるものの捨ててはいないから、今度ウチに来た時に持って帰るよーに。
つーか。



人 ン ち で 寝 る 時 は 、 パ ン ツ く ら い 穿 け 。



それと、とーちゃん。
確かにあたし、風邪はひかなかったよ。
でも。
後学のため訊いておきたいんスけど。













「 お 前 は ア レ だ か ら 」 の 「 ア レ 」 っ て 何 ス か ね ?
(ドスの効いた声で)




#3連休の後半は、大量に物を捨てまくりました。その様子はまた後日。




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やたら頻繁に催される新年会に出まくって呑んだくれているうちに仕事が忙しくなり、気がつけばもう2月か。
そういえば。
先週あたりからちらほら、体調不良で休む同僚も数人出始め、周りでも、「コホコホ」やら「グスッグスッ」やら、風邪の音を聞くようになった。



「社員がひとりいなくなったところで会社は機能する」というのはよく聞く話。
でも、機能させるためには、いなくなったひとり分の仕事をこなす誰かが必要なわけで、休む人が増えれば当然、他の人の作業量は増える。
自分の作業量が増えたことでテンパる人もいるし、休んだ人に対して「自己管理がどーの」だの文句を言う人もいるだろう。
実際、今あたしの周りにはテンパってる人も、文句を言っている人もいる。
でも。
あたしはどっちもしない。



社会人になってから風邪をひいた記憶がない。
「自己管理がどーの」とか「病は気から」とかいう話ではなく、単純に身体が丈夫な上に熱にも痛みにも鈍いため、たとえば、『 ハケンの品格 』の大前春子のように、39度の熱でフラフラになりながらもしっかり自分の責務を果たす、みたいなカッコイイエピソードはない。
でも。
熱に関わる、しょーもない、でも、あたしの人生に多大なる影響をもたらしたエピソードがある。



9年ほど前の話。
真夏だった。
そうだ。8月だった。
その年の春に、ずっと希望していた部署に異動になったあたしは、毎日張り切って、毎日緊張しながら仕事をしていた。
夏になり、同じ部署にいた女の子が急に会社を辞めてしまったことで仕事量が増え、気持ちが張り詰めていた。

変化に気づいたのはわりと早い時期だったと思う。
毎日寒かった。
真夏なのに身体が震えるほど寒い。
クールビズなんてものがなかった頃だから、「このフロアにすげー暑がりがいて、空調20度くらいに設定してんじゃねーの?」と思いながらも、忙しさにかまけて温度設定を確認するでもなく過ごしていた。
寒いのが空調のせいじゃないと気づいたのは、寒いと感じ始めてから1週間以上経った頃。
会社での寒さ対策に、部屋の服の山からフリースを引っ張り出した時だった。
「いくら何でも、真夏にフリースはねえだろ。そんなに寒いわけねーだろ」と、ようやく気づいた。
ところが。
自分の身体がオカシイことには気づいたのに、あたしは仕事がしたい一心で、病院へは行かずに済まそうとしたのだった。



会社では、真夏なのに厚手の上着を羽織って仕事をした。
熱があることは判っていたけど、仕事がしたかった。



真夏なのに日に日に厚着になっていくあたしは、その奇異な格好だけで充分、周りの人に心配をかけていた。
でも、厚着であること以外は至って普通で、具合が悪そうには見えない。
鼻水が垂れてるわけでもないし、咳をするわけでもないし、食欲が落ちている様子もない。
そして。
その時あたしが抱えていた仕事は、異動になってから初めて通った自分の企画だった。
そんな事情を判っている上司や同僚は、あたしが「大丈夫」と言えば「そうか」と引き下がるしかないような状態だったと思う。
若気の至りとはいえ、全くもって傍迷惑なヤツだった。


そんな日がなんと、2週間以上も続いた。
薬も飲まず、熱は上がったまま。
しかも、恐ろしいことに熱は連日、40度を超えていた。


目先の仕事しか見えなくなっていたあたしは結局、週末の夜、職場の同僚に、強制的に病院に連れて行かれることになる。
熱の原因は、急性腎盂炎。
抗生物質を処方され、あっけないくらいあっつう間に熱は下がった。



週が明け、半月以上ぶりに半袖で出社すると、あたしの机の上には1本の栄養ドリンクと、サプリメントが置かれていた。
病院に連れて行ってくれた同僚・吉田が置いてくれたものだということは、誰に訊かなくとも判った。






言葉で確認し合わなくとも、お互いがその時に一番して欲しいことが判る関係が築けていたように思う。
後から考えると、病院に連れて行ってくれたタイミングも絶妙で、その時でなければあたしは、彼の言葉に従えなかったに違いない。

「1時間早退すればいいだけだから。今病院に行って土日は家でゆっくり休めば、月曜日からは寒くなく元気に仕事できるから」

2週間以上の間、「病院に行きゃあいいのに」とイラついて見ていただろうに、自分と同じ「仕事バカ」であるあたしが、仕事を諦めて病院へ行くであろうギリギリのタイミングを見計らって声をかけてくれたのだった。



入社した時、彼はあたしの先輩だった。
一緒に仕事をするようになるとその関係は「同志」のような「戦友」のようなものになり、やがてあたし達の間には、「男女の友情」が生まれた。

・・・・あ。
「男女の友情」と言えば。
かつて一世を風靡したドラマ『ロングバケーション』で、稲森いずみ演じる「桃ちゃん」が言っていたではないか。





「男女の友情っていうのは、『すれ違い続けるタイミング』
もしくは、
『永遠の片想い』のことを言うんです」







え゛。
じゃあ吉田とあたしはすれ違い続けてるだけ?
あたしが吉田に片想い・・・・?
ま、まさか・・・・。
あ。え。
だからあたしも吉田も、いい歳こいて独り身なの・・・・?
ま、ま、まさか・・・・。
だって、吉田と出会って10余年。
高熱を出したあの時からだって9年近く経ってるじゃないか。
このあたしが、吉田に9年も片想い・・・・?
ま、ま、ま、まさか・・・・。
でも・・・・。
いや・・・・。



なんて展開にはなりません。



色っぽい展開にはならないけれど、でも、この時吉田があたしにしてくれたことは、10年近く経った今でも頻繁に思い出す。
がむしゃらになり過ぎて方向を見誤りそうになったあたしに、ブレーキを踏むことを思い出させてくれ、へこたれそうになったあたしにはアクセルを踏む勇気を与えてくれる出来事だからだ。


ここ数年、どんなに忙しくなろうとも、あたしがテンパらずに働いていられるのは、この出来事によるところが大きい。
吉田のおかげだと思う。
そして。
吉田にしてもらったコトを忘れないようにあたしは、会社のデスクにこんな物を置いている。












(自宅に持ち帰って撮影)



熱が下がって出社した日、吉田があたしの机に置いておいてくれたサプリメントのケースを捨てずに持っていて、心が波立ちそうな時はこれを見て気持ちを沈めている。




(ふ、古いっスね)



「要る」「要らない」。
「捨てる」「捨てない」。
その基準は人それぞれで、他人に判断できる類の物ではないとあたしは思っている。
これは、誰から見ても要らないものだけれど、あたしにとっては要るものだ。
あたしがこれから先、人に迷惑をかけず、周囲への気配りを忘れずに、冷静に、落ち着いて仕事をしていくために必要なモノだ。
そして。
人の嘆きや呟きにはそっと耳を傾け、でも、やみくもに助言はせず、ここぞと言う時に絶妙なタイミングで手を差し伸べることのできる大人でありたいと思わせ続けてくれるモノだ。



・・・・・と、文章にするとやけに大げさだけれども。
周りのテンパってる人を見て、自分が今よりもずっと青かった頃のことを思い出していた矢先、その後の異動で部署が変わり社内では会うことがなくなった吉田と一緒に仕事をすることになり、金曜の夜、「顔合わせ」という名の呑みの席で、あたしは吉田と3年ぶりに会った。



一緒に仕事が出来るのは嬉しいけれど、久しぶりに会ったところで、お互い別段話したいこともなく、大して会話もなく呑み会は終わったのだが、家路に着く途中、吉田からケータイにメールが届いた。

タイトルは「お前」。
2文字。
そして本文は。












「 老 け た な 」












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。












ポイっ!








(宝物がゴミに変わった決定的瞬間)




あ。間違った。











プラゴミだ。





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 片付ける時間や意欲がない時はこんなカンジのゆるーい記事をアップしようかなあと、思っちょりますです。