BOOK INFOMATION

単行本 『 片付けられない女魂 』 は、Amazonマーケットプレイスで購入できます。
片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)

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「部屋を片付けを始めて半年以上も経つんだな」と考えると、ほんの少しだけ気持ちが焦る。
汚散部屋から脱出した汚部屋ブログ界のドン青ポットさんは、家全体を片付け終わるまでに2ヶ月半しかかからなかったというのに、あたしはたった2つの部屋を片付けるのに半年以上もチンタラチンタラやってるわけで、片付け続けてはいるものの未だ汚部屋住人であることには変わりなく、だからといって落ち込んだりはしないけど、少ぉーしだけ、焦ったりすることもある。
でも、自分が焦ってることに気づいた途端、思い直す。


「期限を決めたところで、あたしがそれを守るわけねーよ」と。


そう。
守るわけがない。

片付けに限らず、誰でも「自分がそれをやってもやらなくても、誰にも何の影響もない」というようなことは優先順位を低くしがちだと思うが、あたしの場合はそれが極端で、「じゃあ別にやんなくてもいんじゃね?」くらいのことになってしまう。
部屋の片付けはその最たるもので、たとえば夏目父が「片付けなよ」と、呟き程度でも言うような人であれば、「やっぱり気になってたのか・・・・!ごめんよ、とーちゃん!」と涙ぐみながらせっせと片付けるかもしれないし、たとえば「今のお前の部屋でお前と一緒に暮らしたい」なんてことをあたしに言ってくれる男子がいたならば、部屋にある物をドーン!と捨てる気にもなるだろう。
しかし現実には、夏目父は「いーんじゃないの?部屋なんかどーでも。そんなことよりさー、今日呑みに行かないの?」と言うようなユルイ人だし、あたしと一緒に暮らしたいと思ってくれているのはどうやらカツオ姫だけのようだ。
だから今までは、期限も決めず、大きな目標も掲げず、週刊SPA!に書いてあるように、「「自分に掟を科さない」のが掟」くらいのスタンスで、ゆるーくゆーっくり片付けていられた。
ともすれば、「今より散らからなければヨシとしよう」と思うこともあるし、時には「片付けんのやめようかな」と思うことすらある。
しかし。




そんな悠長なことを言っていられない事態が発生した。




・・・・・と、だいぶ前置きが長くなりましたがお知らせがあります。
あの。









こ の ブ ロ グ が 本 に な り ま す 。









テレビ東京の『 うぇぶたま 』という番組でこのブログをとりあげて貰った話は前に書いたんですが、この件に関わっている人の中にかなり仕事の早いタイプの人がいると思われ、OAから1ヶ月も経っていないというのに、書籍化が決まりました。発売時期も決まりました。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








仕 事 が 早 い に も 程 が あ る 。








『 うぇぶたま 』のOA以降ずっと、書籍化に関するコメントを頂いてもあたしはかなり、テンション低めというか、「まあどうなるか判んないですから」というようなコメントを返していた。
というのも。
「社に持ち帰って検討した結果、害虫ブログはちょっと・・・・という話になりまして」とかいう結果になって、結局のところ汚部屋ブログを本当に本にしてしまう出版社はないだろうと思っていたからで、つまり、「検討はすれど実現はしない話」だと思っていた。
ところが。
あたしが呑んだくれている間にも話は進んでいたようで。
その結果、あたしが仕事人として勝手に、もちろん一方的に憧れて尊敬している方がこのブログを本にしてくれようとしていることが判り、あたしのテンションは一気にドーン!と上がった。



第1回書籍化打合せのために訪れたテレビ東京のオフィス受付であたしにニッコリ微笑みかけてくれていたのは。














ピ カ チ ュ ウ だ っ た 。








そしてその後通された会議室に現れたのは、扶桑社の田中陽子さん。
あの大ベストセラー、『 東京タワー 』の編集をした方である。
大好きなリリー・フランキーの、あの宝箱みたいな本を編集した人が、汚部屋本を作ってくれるというのだ。
「落ち着け」というほうが無理な話である。




(手ぇ洗ってから読むことに決めている)



「ひゃ、100回読みました!」




(おでんくんを描いて貰う気満々だったのに、いざ自分の番になったら
緊張し過ぎて、口が勝手に「リ、リリーくん・・・・」と言っていた)



「サ、サ、サイン会にも行きました!」
・・・・という具合に、打合せの最中あたしは、隙を見つけては「一(いち)リリー・フランキーファン」となってひとりテンションを上げながら田中さんに話し掛け、本題である自分のブログの書籍化の話になると、「うーーーん」と唸って黙り込むという、かなりウザい上に超役立たずな女と化した。



でも。
それでも。



こ の ブ ロ グ が 本 に な る こ と が 決 ま り ま し た 。



扶桑社から夏あたりに発売されます。



それまでの間にあたしがやらなくてはいけないことは、麻雀でもなく、夏目父と一緒にDVDを観て号泣することでもなく、もちろん、同僚・吉田と居酒屋で呑みながら個々に鼻毛を抜き始め、「どっちの鼻毛が長いか?」を競い合うことでもない。この間は吉田の圧勝)
あたしがすべきことはただひとつ。



部 屋 を 片 付 け 続 け る こ と 。



もう、「やーめた」とか言っていられない。
が、がんばらなくちゃ!
き、気合い入れて片付けなくちゃ!
・・・・とその前に。




(打合せ終了後、オッサンの聖地・新橋の居酒屋にて)




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
気合い入れ過ぎて軽く二日酔いになるアホっぷりですが、これから徐々に、片付けもブログの更新も今よりペースアップしていく予定です。
このゆるーいブログが変貌する様を是非見届けてください。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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 それから。
 『お部屋をキレイにするブログ』のカナさんが無事退院することを心から願っています。
 それと。
 害虫専門雑誌編集の方がいらっしゃったら是非、「第1回・チキチキ!害虫と共生する女たち座談会」を企画してください。適任者がいます。
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前回の記事に、「春はもうすぐ☆」みたいな、「ステキだわ吉田☆」みたいな、「コラ!早くヤレ!」みたいなコメントがダーーーーっと並んでますけども。





な ん に も ね ー か ら 。





コメントをくれた方々のほっぺをペシペシ叩いて、「しっかりしろ!目ぇ覚ませ!寝たら死ぬぞ!」と言って歩きたい気分です。
しかし。
もはや手遅れな方もいらっしゃるようで。
その手遅れな方が書いてくださったコメントにはまだまだ続きがあるようで、とうとうご自身のブログで配役まで考え出しやがりました。
現在彼女の脳内で進行している企画は以下の通り。


 ・夏目・夏目父・T社のS氏(誰!)の配役決定
 ・主婦ブロガーの配役も3名ほど決まる
 ・苦悩の末、吉田役、暫定決定
 ・予算や役者のバランスを熟考
 ・吉田役、変更
 ・が。旦那様にダメ出しを食らい、再度変更
 ・一度決めた夏目の女友達の配役がしっくり来ないため旦那様と話し合う
 ・潔癖症のマンション住人(誰!)はオカマキャラ ←今ここ


いやー、笑ったー。
元々すげー面白い文章を書く方なんだけど、今回のは、配役は迷えど文章に迷いがないところが笑える。
というわけで、iccyoさんのブログ『 いっちょ やってみっか!を是非是非見てみてください。
配役を提案してみるのもアリだと思います。

それにしても。
配役考えるの、楽しそうだなー。
iccyoさん役や青ポットさん役は誰かなー。
・・・・と。
ドラマ化の話なんぞ全くないにも関わらず、なんとなーく考えてしまっているあたしの脳みそもだいぶイカレたかも☆
あっ、そうだそうだ、iccyoさん。




(あたしの好きな)北 村 一 輝 は 何 役 で す か ?




・・・・と、ここまでは脳内メディア化の話でしたが、以下はリアルメディア情報。
先日行なわれた、『 片付けられない女たち 座談会 』の記事が掲載される雑誌がいよいよ発売されます。
掲載されるのは。

明日・2007/3/27(火)発売週刊SPA!

第2特集が「ゴミ屋敷女」で、みかこさんとあたし以外にも汚部屋住人な女子が登場します。

ちなみに、週刊SPA!のサイトに載っている次号予告には


 
[特集2]
美人でも部屋は…… あ然 ゴミ屋敷女の[汚部屋]拝見

40個の食器は使い切るまで洗わない、鉢植えはすべて”白カビ培養器”etc.
外見は美女!なのにゴミと共生し、平然と彼氏を招く女たちの日常



とあります。
「40個の食器は使い切るまで洗わない」というのはみかこさんのコトです。
そして。
「外見は美女!なのにゴミと共生し、平然と彼氏を招く女たちの日常」というのは勿論、



あ た し の こ と で は あ り ま せ ん 。



あたし達は既に座談会の原稿を読ませてもらったんですが、短いながらも各々のキャラやあっけらかんとした座談会の様子が判る内容になっています。
そして。
あたしがどーしてもレポートに書きたかったけど、絶対記事として取り上げられるであろうことに気づき、泣く泣くブログに書くのをやめたみかこさんのオモシロ汚部屋エピソードが載っています。
キーワードは、「スーちゃん」と「ホルムアルデヒド」。

というわけで。




明日発売の週刊SPA!を是非ともご覧あれ。




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 3/26 13:30現在 第8位の虫博士が、久しぶりに記事をアップしています。
 「10大ニュースの6番目は、万が一の時のためにそのままにしといた方が良かったんじゃ・・・・?」なんてことは、思っても言っちゃダメです。



昨日の夜のこと。
出張中の同僚・吉田から電話が入った。
出張から戻ってきたが会社には戻らないから、近くのドトールに来てくれと言う。
「渡したい物がある」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
前もって言っておくと。
「会社の人には内緒で☆」というような色っぽい話では、ない。



仕事を終えてドトールに行くと、あたしを見つけた吉田が手招きしていた。
コーヒーを買わずに吉田の前に座ると、拍子抜けしたような顏で吉田が話し出した。



「なんだ。今日呑みかよ」
「うん。呑み」
「会社のヤツとだろ」
「工藤さんと一条と。一緒に行く?」
「行かね。俺、工藤と一条と一緒に呑みたいわけじゃないもん」
「サシが良かったんだね」
「まあね」



(念のためもう一度。色 っ ぽ い 展 開 に は な り ま せ ん )



「で、何をくれるの?」
「あ。そうそう」
そう言って、吉田がカバンの中から取り出したのは。







 






女友達や会社の後輩に勧められ、『お部屋をキレイにするブログ』のカナさんも「コレを見ると夏目さんと想いを共有できそうな気がします」と言ってくれた、『 働きマン 』。
既にマンガ喫茶で読んだけど、仕事欲が減退した時や、仕事が原因で精神的にキテる時にこれを読めば、「さーて、あたしも仕事がんばるかー」という気になれそう、と思っていたもの。
「買ってみようかなー」と思ったけど、「でもなー。こうやってモノが増えるんだよなー」と思ったのでマン喫へ行き、しかし、マン喫で読んだ後も「買おうかなー。でもなー」と思っていたもの。

そんなあたしの葛藤(・・・・という程大げさなモノでもないが)を全く知らないハズの吉田が、何故かあたしに『働きマン 』をくれるらしい。

「ところでどーしてあたしに?」と思っていたら、吉田は「ホワイトデー」と言い、「で、なんで『働きマン 』をチョイスしたわけ?」と思っていたら、吉田は「好きそうだなあと思って」と言う。



(シツコイですが。色 っ ぽ い 展 開 に は な り ま せ ん )



「本の整理を始めたところなのにぃー」とは思わなかった。
「買わないためにマン喫で読んだのにぃー」とも思わなかった。
というか。
語弊があるのを承知で書くと。
「片付けているから」「モノを増やさないようにしてるから」なんていう理由で、親しい友人や家族の想いを「迷惑」と思ってしまうくらいなら、そうしなければ部屋が片付かないというのであれば、あたしは一生汚部屋住まいでいい。



目の前に置かれた3冊のコミックを見つめ、「吉田ってば、あたしに「老けたな」って言ったクセに、出張中もホワイトデーのこと気になってたんだなぁ。「アイツには何がいいのかなあ?」って考えて買ってくれたんだなあ」と、ニヤけてしまうのを我慢していたら、吉田が語りだした。





「読んだことあった?」
「うん。ちょっとだけ」 ←ほんとはマン喫でガッツリ読んだ
「そっか。読んだくせに気づかねーのか
「何を?」





このあたりから、風向きが怪しくなった。






吉田は語る。
「その主人公の女、仕事してる時は確かに、女を忘れてるんだけどさ」


・・・・・・・・・・あ・・・・あぁ・・・・。
もういいよ、吉田。
お前の言いたいことは判った。


「でも、彼氏と別れて泣いたりさ、そういう部分はまだあるわけよ」


・・・・う、うん。つーか吉田。もう判ったから。


「お前はさ、そういうの、ナイだろ。もうすっかりナイだろ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





黙りやがんねーかな、この男。





しかし吉田は続ける。
「ま、この主人公とお前じゃ、歳も違うけどさ。でもお前、28歳くらいの時でも、もうそんなだったよな?」


・・・・「そんな」って「どんな」だよ・・・・。


「男と別れてもどーってことなさそうで。男と別れたことより麻雀で負けたことのほうが精神的ダメージがデカくて」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「つーかお前は昔から、部屋で寝転がって新聞読みながらケツ掻いてそうだったもんな」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ここでようやくあたしは口を開いた。










「 掻 い て ま す が 何 か 」






(「しかもこんな汚部屋でな」とは言えなかった)



吉田は、「やっぱりな」という顔をしたものの動じることもなく、目の前にあったコーヒーを飲み干すと立ち上がり、「あ。あともう1つあったんだ」と言ってKIOSKの袋をテーブルに乗せた。









「え!これ、くれるの!?いいの?いいの?すげー!チー鱈がいっぱいだー!嬉しいー!」と、我を忘れて興奮しまくるあたしを残し、吉田は立ち去・・・・ればいいものを、最後にまたひとこと言いやがった。



「じゃあな。呑み過ぎんなよ、オッサン




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もちろん夕べは悪酔いした。
吉田のせいで悪酔いした。
つうか、吉田。




説 教 す る な ら 呼 び 出 す な 。




そうだ。
前回の記事に書いた夏目父の非協力的な態度について、母親にお伺いを立ててきました。




母親は、「とーちゃんを当てにするお前がバカだ」と言っていたような気がしました・・・・。





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両親が本を読んでいる姿を見て育った。
母親は、アルバイトをして貯めたお金を握り締め走って買いに行ったという、新潮社の『世界文学全集』(全50巻)を何度も何度も繰り返し読んでいた。
その中でも特に『 レ・ミゼラブル 』が好きで、読み終わるたびに決まって、「何回読んでも飽きないんだよね」と言っていた。









(定価は1冊290円)



夏目父は雑読で、山岡荘八の『 徳川家康 』を大人買いしてきたかと思えば、次は本棚の奥にあるサリンジャーやエンデを引っ張り出して読み耽り、



次は何だ?と見ていると、



ガクやチロを見て号泣していたりする。

動物モノに特別弱いというわけではない。
何しろ夏目父は、映画 『 ハンニバル 』のクライマックスシーンでも号泣するのだ。
つまり、弱いのは「動物モノ」ではなく、「涙腺」もしくは「オツム」ということになる。




(映画館で涙する夏目父が、ある意味レクター博士より怖かった)



そんな両親を見て育ったあたしは、夏目父に輪をかけた超雑読で、しかも、収納を全く気にしていないもんだから、ピンとくればポンと本を買ってしまうし、ピンとこなくても買ってしまうし、時には表紙に一目惚れしてコミックを大人買いしたりもする。
人から本を貰うことも多い。
でも、片付けも捨ても収納もしないもんだから、本は部屋中のいたるところに溜まる一方で、「これじゃ本棚を買っても収まりきらないよなあ。なんとかしないとなあ」と、片付け始めた当初からぼんやり思っていた。
で。
これまたぼんやりと、「売りたいなあ」とも思っていた。
状態の悪い本は捨てるのも惜しくないが、状態がいいにも関わらずこれから先もずっと読まないであろう本は、「売りたいなあ」と思っていた。
「ヤフオクかな。でもヤフオクじゃ出品するのがメンドウだからアマゾンかな。売れたらー、ひつじ屋さんみたいに、『売れました。アマゾン編』っていうタイトルで記事を書きたいなあ」と、ぼんやり思っていた。



自 分 の 性 格 そ っ ち の け で 。



モノグサで大雑把で腰の重いあたしが1冊ずつ本を売るなんて無理だ、と気づいたのは、片付け始めて半年も経ってからだった。
具体的には、先週の木曜日あたりだった。
・・・・遅いっつーの。遅すぎるっつーの。

さて。
ヤフオクもアマゾンも無理だ!と見切りをつけることができたので、 イーブックオフの 『 らくらく買い取り 』を利用してみることにした。
コミックや文庫や単行本30冊以上をダンボールにまとめ、ネットで買い取り申し込みをすれば、家までクロネコヤマトのお兄ちゃんが引き取りに来てくれるというところがイイ。
自分で宅急便取扱店に持ち込む、「コンビニコース」もあるらしいが、何せ我が家はエレベーターのないマンションの4階。
粗大ゴミの時みたいにのように、4階から1階の駐車場まで、全身の筋肉をプルプルさせながら、本が入ったダンボール箱を運ぶだなんて、考えただけで気が遠くなる。
そりゃあ引き取りに来てもらったほうがいいだろう。
それに。
ウチに来る、クロネコヤマトのお兄ちゃん。



ち ょ っ と か っ ち ょ イ イ し 。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
こ、この不埒な動機が良くなかったのか、あたしの決断の先には意外な落とし穴が待っていたのだが、それに気付くのは随分後になる。




さて。
決断したらあとは行動あるのみ!






魔境付近に積み上げていた、片付けている最中に発掘した「手放す本」をせっせとダンボールに詰めて行こう。

まずはコミック。






永遠の野原 』は今でも大好きだけど、人に貸した1巻~6巻までが返ってこなかったため、読み返すたびに、「あれ。この2人ってどうやって出会ったんだっけ?」と、軽くフラストレーションが溜まる代物。
1巻~6巻までを再び買ってしまう前に、7巻~14巻までを処分しよう。






これにいたっては、買った記憶もなけりゃ読んだ記憶もない。
ということは、嫁にいった姉のモノである可能性が高いのだが、多分本人も存在を忘れていただろうから、そぉーっと処分処分。


次は語学モノ。




(ところで香取慎吾って、ベラベラになったんだろうか)



何事にも熱しやすい女友達が「英会話熱が冷めたから」という理由であたしに送りつけてきた物だけど、こっちは冷める以前に熱してもいないわけで、一度も見ないまま処分することに。
ちなみにこの女友達。
英会話熱が引いた直後、韓国語熱が上がったのだが。






(それにしても、どーしてあたしに寄越す)






これもすぐ冷めたらしい。





他にも、自分で買った文庫や単行本や、





(二度と再び読み返さない自信がある)



知人から、「近い将来、絶対役に立つから」と断言され、「よぉーぅし。その時になったらガッツリ読むぞー!」と息巻いて譲り受けたはいいが、






それから10年も経つのにその時が来ないどころか、この10年間で「その時」が来る気配すらもなかったので、結局一度も開くことのなかった法律本など、計30冊をダンボールに詰め、隙間に丸めた新聞紙を入れた。




ポケットティッシュを詰めてやろうかと思ったけど我慢した)



これでよし!と。



本を詰め終えた昨日の夕方、いよいよパソコンに向かい、イーブックオフで買取依頼の手続きを始める。


集荷方法は「ご自宅コース(ご自宅まで集荷)」を選んでー、集荷希望日は明日にしてー、集荷時間帯はー、えーっとぉー、うぅーんとぉー。

 ・時間指定なし
 ・午前中
 ・12:00~14:00
 ・14:00~16:00
 ・16:00~18:00
 ・18:00~21:00

ううーん。
平日はどの時間帯も無理そうだなぁ。
休みの日なら居るにはいるけど、でもなぁ。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
とっ、とっ、とっ、とーちゃんに頼んでみるか・・・・。




嫌な予感はあったものの、リビングへ行き、ソファーの肘掛に頭を乗せ、腹の上に猫を乗せ、あたしのCDを聴きながらあたしの本を読んでいる夏目父に声をかけた。



(合わない)



「お願いがあります」 ←こういう時だけ「ですます」調
きけるお願いときけないお願い、どちらのお願いでしょうか?」 ←同


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんかもう、この一言を聞いただけで疲労感が襲ってきたけれど、ミラクルを期待して話を続ける。


「・・・・カンタンなことです」
「それは俺にとってもカンタンなこと?」
「・・・・・・・・う、うん」
「はい。何でしょーか」


・・・・ぉ。
一応、話だけは聞いてくれるようだ。

宅急便の人が荷物を引き取りにきたら玄関のドアを開けて荷物を渡す。

日中ずっと家にいる夏目父にして欲しいことはこれだけだ。
「きけないお願い」ではないハズだ。
普通の人ならば。




しかし夏目父は、あたしの話を聞くと、案の定 ゴ ネ 始 め や が っ た 。




「で、その、重い荷物はどこに置いていくの?」
「玄関」
「ふうん」
「・・・・・・・・・・」
「重いんでしょ?」
「ま、まあね」
「それ、玄関の外に置いてちゃダメなのかな?
「じゃ、じゃあ、玄関の外に置いとくから。ピンポンが鳴ったら出てくれるだけでいいよ」
「出なくちゃいけないんだ?」
「送り状の控え、受け取らなくちゃいけないでしょ」
新聞受けに入れてくれればいいのにね
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



つまり夏目父は、重い荷物をほんの1メートル移動させるのがイヤなだけじゃなく、玄関先に出ることすらイヤなのだ。

「どーして?」と思う人もいるだろう。
あたしもそう思う。
でも。
夏目父に「どーして?」と訊いてはいけない。
何故なら、こんな答えが返ってくるから。







「 知らない人が来るとなると、緊張して昼寝できねーから 」
(いつ訊いても本当にこう言いやがります)







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







コンポからCDを抜き、本を取り上げて、ついでに猫も取り上げてしまいたい衝動をぐっと抑えて部屋に戻ったあたしは、イーブックオフで買取手続きを済ませ、印刷した買取申込書をダンボールに入れて封をした。




(作業場所は今回も布団の上)



そして。












ダンボールを車に積んで、ファミマに持ち込んだ。




マンションの4階から駐車場まで行く間、荷物の重さは気にならなかったが、頭の中にはずっと、ある不等式が浮かんでいた。




昼 寝 > 娘




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
お彼岸にお墓参りにいった時、おかあさんに訊いてこよう。
とーちゃんが昼寝していると思われる時間にイタ電していいかどうか、訊いてこよう。
そうしよう。




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 3/15発行の『 東京IT新聞 』に、人気ブログランキングの「住まい」ランキングが掲載されています。当ブログは5位にランクインしていたよーで、紙面にブログ名が掲載されました。
 「インテリア・雑貨」カテゴリで載るよりは後ろめたさが少なかったです。
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座談会は、みかこさんのHPとあたしのブログにそれぞれが載せた写真と、座談会のために新たに撮影したあたしの汚部屋写真を見ながらアレコレ語る、という具合で始まった。

編集者さんとライターさんがプリントアウトしてきた写真を回し見ながら写真に纏わるエピソードを語ったり、編集者さんやライターさんからの質問に答えたりと、筋道だっているわけでも、無理やり総意の結論を出すわけでもなく、ただつらつらと汚部屋での生活や片付けられないことについて語り続けるという、堅苦しくない構成だった。


みかこさんは以前、「片付けられない女は世の中のゴミ」とまで言われた経験があるし、あたしは今まで誰とも、片付けられないことについて語り合った経験がない。
そういった事情から、ふたりとも最初は静かめに控えめに語っていた気がする。
しかしその雰囲気は、取材する側のAさんが「自分も片付けられない女だ」ということをカミングアウトしてくれたのを機に一変した。
というか。
あたし達のタガが外れた。





みかこさんのHPの、「台所を掃除してみました」に載っている鍋と皿の写真を見て、不思議そうな声でAさん訊く。
「この鍋の中身は何ですか?」
するとみかこさんは、かわいい声でハッキリとキッパリと答える。

豚の角煮を作ったお鍋と、角煮を食べたお皿なんです

角煮?茶色くねーじゃん。つーか真っ白じゃん!なんていうツッコミは一切ない。
それどころかむしろ、Aさんは感心したような口調で言う。
「この状態のお鍋を洗うのがスゴイですよねー。私なら絶対捨てますよ」
その意見にあたしも同調すると、みかこさんはまたアッサリと言う。

私もこれまでに沢山捨ててるの




想像してみて欲しい。
片付けられなかった時のことをサッパリキッパリ話す女の子・みかこさんと、その話に驚くわけでもなく、ガールズトークよろしく、「あるあるー!」「わかるわかるー!」と盛り上がるあたしとAさん。
そして、あたし達3人の話にドン引きしまくり、時間が経つにつれて「もしや自分がマイノリティなのでは・・・・?」という不安に駆られていく、取材する側のもう一人、Bさん。
こんなに面白いシチュエーションというのはなかなかない。



みかこさんが、魚焼きグリルが、洗って使うものだとは知らなかった話をすれば、Aさんは「だから私は家で魚を焼きません」と言い、それに同調したあたしは「魚が食べたくなったら外食よ、外食」と言う。

Aさんとあたしが、「いっそのこと引っ越したい」と言えば、みかこさんは静かに首を横に振り、「引っ越しても変わんないよ・・・・」と寂しげに呟く。
経験者は語る。である。


話はどんどんエスカレートする。
Aさんの究極の理想形は、「ホテル暮らし」だそうだ。
これにはあたしもみかこさんも即座に賛成した。
必要最低限の物の中で暮らしメンテナンスは人がやってくれるという環境であれば部屋をキレイに保てるだろう。というコトなのだが、「掃除や洗濯を誰かにやって貰う」という部分を無駄に掘り下げ始めたため、「あたし達の前世は、召使いがいるようなお金持ちなのかも!セレブなのかも!」と、みかこさんが目を輝かせて語れば、Aさんも「マリーアントワネットとか!」と続く。
あたしに至っては、「わかった!召使いを雇ってくれるような金持ちと結婚すりゃあいいってことだよね!」と、彼氏もいねーくせに言い出す始末。






話したことをひとつひとつを書き出したらキリがないが、とにかく、Aさんとみかこさんの掛け合いが何とも面白くて、あたしはひぃーひぃー言いながら、時には目に涙をためながら笑い続けることになった。






みかこさんも既にレポートで書いていらっしゃるけれど、「片付けられない女」とひと括りにしてみたところで、片付けられない理由や部屋が散らかる原因は人それぞれだ。


みかこさんは、常に片付け続けていたのに片付け方が判らなくて片付けられなくて、悩んで泣いて苦しんでいた。
HPを作ったことを機に片付けられ、今は試行錯誤しつつも、キレイな部屋を維持する努力をしている。
Aさんは、自分の部屋に嫌気がさしているものの、「やるからにはキッチリと!」と思う完璧主義な性格だから、中途半端で終わってしまいそうなタイミングでは手をつけられない。


あたしは・・・・と言えば。


汚部屋での生活は不便だし心の底から安らげないし、不潔だとも、不経済だとも思っている。
一応、こんなあたしでも思ってはいる。
ただ、あたしが人並みの部屋で生活できていたのは、親がせっせと手をかけてくれていた小学校低学年くらいまでのことだから、汚部屋で生活することにすっかり慣れてしまってもいる。
不便なことも、安らげないことも、視界がスッキリしていないことも、「いつものこと」になってしまっている。
多少のストレスは感じているだろうけど、それにも慣れてしまっているから危機感はないし、「片付けられないこと」=「あたしの悩み」では全くない。

日常生活での優先順位は、「仕事が一番、呑み会二番、三四がなくて五に片付け。・・・・いや、やっぱり五番は麻雀で、片付けは六番」と、かなり偏っているし、そもそも、結婚の予定もなく彼氏もいなく、がむしゃらに仕事をするしか能が無い三十路の独身女は、家にいる時間が極端に短いわけで、失業でもしない限りこの順位に変動はないだろう。

まあさすがにあんまりだと思ったからブログを立ち上げて片付け始めてはみたものの、片付けの優先順位が上がったわけではなく、しかも、生まれてこのかたまともに片付けたことがないもんだから、要領が悪すぎてちっともさっぱり捗らない。



こんな風に、突き詰めていくとだいぶタイプの違う「片付けられない女3人」だったけれど、やはり共通していることは沢山あった。



・買ったものを使いこなせない、もしくは、買ったことに満足して使わないこと。
・自分の部屋の行く末に、無謀とも言えるほど壮大な野望があること。



そして。



「 自 分 の 部 屋 が 汚 い 」 と い う 自 覚 が あ る こ と 。




この自覚があるうちはまだ、「このままじゃいけない!」と思い、考え、行動できる可能性が残っている気がする。
というか、これがなくなったら多分終わりだ。
「あたしの部屋ね、すごく居心地がいいの。たまに雪崩が起きるけどね」とか、「紅茶の葉っぱが真っ黒いペースト状になった時の臭いを嗅ぐと妙に落ち着くのよぉ」とか、「魚焼きグリルを洗う・・・・?は?意味わかんねーし」とか言い出したらお終いだろう。



それともうひとつ。
座談会の終盤で、更なる共通点が見つかった。

きっかけはやはりみかこさんだったろうか。
朝、ガバっと起きて布団から出る時に、グシャっと乱れた掛布団をサっと直すかどうか?という話になった。
片付けられない女3人はもちろん「直さない派」で、誰からともなく「ところであれ、どうして直すんだろうね?」などと言い出し、語るにつれ、「直さなくても平気じゃん。つーか、サっとでも直す時間が無駄じゃん」と、間違ったゴールに向かって突き進んでいた、その時。
明らかに戸惑っている様子のBさんが3人の視界に入った。



「Bさん、布団直す?サっとやる?」
「や、やりますよ・・・・」



座談会が始まった頃、あたし達が相手のリアクションを探りながら話していた時のように、何故かBさんは恐る恐る答えた。
すると、ソッコーで「直さない派」からツッコミが入る。



何のために!?
「えーっとぉ・・・・、寝る時にさっと布団に入れるように・・・・」



「あぁ・・・・」
2人から、納得なのか何なのか判らない声が出る中、あたしはBさんに言った。


「あのね。だいじょうぶなんだよ。グシャっとなってても、寝る時にはズルズルーっと布団を引っ張ってね、後は・・・・」
「ああ、足で?」
「そう。グシャっとなってるところ足で直せばいいの


他の2人も続く。


「そうそう!足でササっとね」
「そうだよねー。足でやるよねー。それでいいよねー」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
も、も、もうお判りだろうか。
最後に見つけた、片付けられない女3人の共通点は。









手 ぇ 動 か さ ね ー く せ に 、 足 は 使 う こ と 。









そんなわけで。
「面白そうじゃね?」という軽いノリで参加した座談会は、思っていたよりずっとずっと楽しくて、しかも有意義だった。
普段は考えずに済まそうとしている様々なことを考えるきっかけになったし、みかこさんの話を生で聞いたことにより、「あたしもがんばれば片付けられるかもしれない」という思いが今までよりほんの少し強くなった。

それともうひとつ収穫があった。
1年くらい前からただぼんやりと、使う予定もないし探しもせずにただぼんやりと、「どこに行ったんだろうなあ?再発行したほうが早いかなあ。でも、再発行の手続き、メンドクセーなあ」と思っていたモノを、Aさんが見つけてくれたのだ。



ブツは、座談会用に撮ったこの画像に写っていた。




(汚部屋左手奥にある、姉が使っていた学習机)



この画像をプリントアウトした紙の余白にAさんが、ブツについて書き込んでいたのだ。








← パ ス ポ ー ト で す よ ね ?





















Aさん。
あたしのパスポートを見つけて下さってありがとうございます。
これであたしはいつでも海外旅行に行けます。
これさえあれば、「片付けられない女たち座談会」の世界大会にも参加できますので、機会がありましたらまた是非、お声がけください。

それからBさん。
座談会ではあんなことを言っちゃいましたが、この記事を書いているうちにふと気づきました。



手で出来ることを、わざわざ足でやる必要は全くない。



ということにたった今気づきました。
あたしが自信満々に、まるで生活の知恵でも伝授するかのように話してしまったので、Bさんがあれから毎日、足を使って布団を直しているんじゃないか?と危惧しております。
手でいいんですよね、手で。



そして、みかこさん。
本当にお世話になりました。
楽しかったです。面白かったです。
次は、「片付けられない女たち座談会・世界大会」でお会いしましょう。




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「片付けられないこと」もそうだけど、「自分が何故今のような自分になったのか?」「日頃どんなことを思って暮らしているのか?」みたいなコトを誰かに話す機会は、普通に暮らしていたら滅多にない。
そういう話を、訊かれもしないのに自ら語るのはイタイ気がするし、それ以前に、「アタシが思ってることを誰かに聞いて貰いたいの!」と思ったこともなく、あげくあたしは、プライベートな部分での自己分析を全くしないまま、今に至っているわけで。
相変わらず、自分が何故「片付けられない女」であるかは判らないし、自分の性格に合った片付け方も未だ見出せていない。


土曜日は朝まで仕事をしていた。
いよいよ出発しようと、ハイヒールからブーツに履き替えたのだが、ずっと座っていたせいで浮腫んだのか、はたまた一晩で肥えたのか、左足のブーツのファスナーが一番上まであがらない。
しかしこんなことはしょっちゅうあるので、ブーツのファスナーを3センチくらい開けたままで会社を出たのだが、駅に着いてふと見ると、ストッキングの右膝の内側に穴が開いていた。
左脚の、閉まってないファスナーのギザギザのところでガリっとやったと思われた。
丸2日着っぱなしのスーツはヨレヨレだし、顔も脂ギッシュ☆
会社で歯も磨いたし顔も洗ったけれど、徹夜明けの身体というのは、何をしようがスッキリしない。
こんな時のため、いつでもバッグの中には小型のアイロンが入っているし、替えのストッキングも入っている。
よし。
新幹線のトイレでストッキング履き替えて、別のどこかでスカートと上着の背中にちょちょーっとアイロンかければいいや。
そう思い、とにかく新幹線に乗り込んだ。
・・・・までは良かったのだが。
座席に座った途端あたしは爆睡し、隣の席の人に起こされて目を覚ますとそこはもう東京だった。
アイロンをかけるのはもちろん、ストッキングを履き替える時間も気力もないまま、あたしはみかこさんと会うことになった。
なんか、ヨレヨレでデロデロな姿で会うことになったのだった。



というわけで。
「片付けられない女たち」というテーマの座談会に出席してきた。
参加者は、雑誌の編集担当者さんとライターさん、『 片付けられない人のための掃除術 』のみかこさんとあたしの、計4名。

ネットで知り合った人とナマで会うのは初めての経験だったにも関わらず、特に緊張もせず、かといって舞い上がることもなく、「コンタクト入れンの忘れたなぁ。見えねえなあ」と思いながら待ち合わせ場所へ行くと、ほどなくして、事前に教えて貰っていた服装の女性が現れた。


ブログを読んでいると、それを書いている人の姿を頭の中でイメージしがち。
あたしの中のみかこさんは、「物静かでおっとりしてる若奥様」だった。
書く文章が落ち着いていて丁寧だからかなあ。
で、実際は?というと。
見た目は、まつげが長くて目がパッチリと大きくて、ひじょーに可愛らしい女の子。
うん。女の子。
話す声も話し方も女の子らしくて、そのあたりからもう、あたしとは全然違う。
まあ。



歳 も 全 然 違 う ん だ け ど ね ☆



みかこさんが「座談会の前にランチでも」と言ってくれていたので、イタリアンのランチビュッフェをやっているお店に入った。
ちなみに、待ち合わせ場所もお店もみかこさんにチョイスして貰ったのだけれど、初対面で食の好みが判らない相手と食事をする場所を決めるのは大変だと思い、あたしは事前にみかこさん宛にこんなメールを送った。

> 食べ物の好き嫌いはありません。
> オシャレなお店じゃなくとも、
> 吉野家でもドトールでもマックでもOKです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「いくら何でも、若いお嬢さん相手に吉野家はねぇだろ・・・・」と思ったのは、イタリアンのお店に入って暫く経った時のこと。




(手前が夏目。奥がみかこさん)



(彩り豊かで野菜たっぷりなみかこさんのプレート)



(炭水化物と肉しか食わねえぞ!という気概が見てとれる夏目プレート)



・・・・・・こ、こういうのって性格出るんだよね。



みかこさんは、虫博士・ゴマ塩大将・男脳・悪徳業者などの異名をとる青ポットさん主催の『 脱出!万年ダイエッター 』という企画に参加中。
参加すべき重量なのに参加してないあたしと比べると、食べる量が全然違う。
みかこさんは、最初のプレートの次は可愛らしい量のリゾットを食べていたのに、あたしはというと。






最初のプレートで確実に1人前以上の量のペペロンチーノを食べたくせに、また、トマトソースのパスタをてんこ盛り。
脇には、最初に食べて気に入った、豆と鶏肉のマリネをこんもりと。






あたしが、「こういうのなら、いくらでも食べられるなあ」と呟くと、みかこさんが、カワイイ声でカワイイ口調で言った。


「私はもう、結構おなかいっぱい♪」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ダイエット以前に、胃のキャパが完全に違う気がした・・・・。
っていうか。
なんつーんだろ。
とにかく、言うことも所作振る舞いもやたら女の子っぽくてカワイイのだ。
やっぱり、職場で「女装癖のあるオッサン」と呼ばれているあたしとは全然違う。
そしてそれは、デザートのプレートを持ってきた時で確定した。




(手前が女装癖のあるオッサン、奥の女の子は飲み物を取りに行ってます)



(甘すぎなくて美味しかった。30個は食べられた)



・・・・やっぱキャパの違いだな。
ちなみに、みかこさん。
この後、アイスコーヒーの上に、キレイに丸く取ったバニラアイスクリームを乗せて戻ってきた。
で。
ケーキの横にコーヒーフロートのグラスを乗せて写真を撮っていたのだが、そのセンスがまたカワイイ。(みかこさんのブログにその写真がアップされてます)
「カワイイ、カワイイ」を連発してるけど、ほんとにその様子は女の子そのもので、一緒にいてホンワカした気分になった。



しかし。
あたしがランチ中に抱いていたみかこさんのイメージは、座談会中にガラガラと音を立てて崩れ去った。





みかこさんってば、すげー面白い人だったのだ。
しかも。
自分の面白さには全く気づいていないご様子。
だから尚更おかしくて、あたしは座談会で、腹筋がおかしくなるくらい笑うハメになったのだ。
(つづく)





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 この順位を見るたびに、カワイイ雑貨画像を載せなくてはいけない衝動に駆られますが、虫博士が上位にいるので心強いです。
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既にご存知の方もいらっしゃるよーですが。
明日(3/10)、「素敵な大人の女たち」というテーマで、・・・・いや、違ったかな?
恋愛の達人☆」みたいなテーマだったかな?
な、なんだったっけな・・・・。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






片付けられない女たち」というテーマだったような気もしますが、まあそんなテーマの座談会に、『 片付けられない人のための掃除術 』や『 専業主婦みかこの家計正常化計画 』などなど複数の人気サイトを運営していらっしゃるみかこさんと出席してきます。
かつて片付けられない女だったみかこさんと、片付けられない女・現役バリバリ(死語)のあたしとで「片付けられない体験談」を語り、それが雑誌の記事になるらしいです。
#経緯はみかこさんのブログをご覧あれ。






で。
なにやら楽しいコトになりそうでワクワクしまくっているせいか、要らぬアイディアが次から次へと浮かんできてひじょーに困っている。
一番困っているのが。
「顔やお名前など身元がわかる部分はいっさい伏せます」と言われているのにも関わらず、「覆面座談会チックに黒い布でも被ったらいいんじゃね?」とか、「いや、やっぱ女子だからカワイイお面をつければいんじゃね?」とか、




「ズラだけでもいいかな」とか。


 
(左:夏目 右:みかこさん)


あげく、かぶりモノをネットで探しているうちにこんなものを見つけて、




思わず「買い物かごに入れる」ボタンを押しそうになったり。
つまりあたしは。
日がな一日、かぶりモノのことばかりを考えている。

今、「この女、アホじゃね?」と思った方。
奇遇ですね。
あたしも同じコトを思ってました。



で、夕べ。
その『かぶりモノ座談会』(全然違う)で使うための写真を撮っていた時のこと。
すげーいい物を見つけちゃいました☆











(このキャラが判らない人はスルーしてください)



うはは、うははー。
あたしがタコ星人で、みかこさんがonちゃんかなー。
でもなー。
タコ星人は鼻まで見えそうだなー。
じゃあやっぱ、こっちかなー。

















(2005年に『 水曜どうでしょう祭 』会場で購入)













やっぱ、これをみかこさんに・・・・。(こら)




まあこんな風に、要らないアイディアを次々思い浮かべてはニヤニヤしてしまうほど、明日が楽しみでなりません。
どんな雰囲気の座談会になるのか予想もつきませんが、どんなものであろうとも、思いっきり楽しんできたいと思っています!




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 そういえば、コレ↑にまつわる告知もあるんですが、それはまた次回。
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前回の記事のコメント欄に、『うぇぶたま』を見た方から報告を頂いております。
あたしは『うぇぶたま』が見られない土地に住んでいるので、その報告がひじょーに嬉しくて、まるでもう、放送を見たかのような気になってるんですけども。
制作会社の方から教えて貰った情報と、リリココさん・りおさん・ぐう太さんかのこさんのコメントを照らし合わせると、どうやら汚部屋ブームが来るわけでも、








こういう商品が出るわけでもなさそうです。
かといって、具体的なことはまだ何も決まっていないんですけど。
視聴できない地域にお住まいの方はコチラをご覧頂ければ何が起きたのか判ると思います。
テレビ東京以外にも下記の放送予定がありますので、視聴できる地域にお住まいの方は是非見てみてくださいませ。




FCT (福島中央テレビ) 2007年03月15日(水) 24時56分~
TVQ
(ティー・ヴィー・キュー九州放送)
2007年03月19日(月) 24時53分~
KNB (北日本放送) 2007年03月29日(木) 25時55分~
TVA (テレビ愛知) 2007年04月04日(水) 24時58分~
NKT (日本海テレビ) 2007年04月09日(月) 26時01分~
テレビ東京 2007年03月02日(金) 25時30分~




ちなみに。
『うぇぶたま』でカエルや雪崩や高野豆腐が映し出されている頃、あたしは泥酔していた。
だってほれ、あたしが住んでるところじゃ『うぇぶたま』の放送ないからね。
家で2ちゃんの実況板をリロードしまくろうかとも思ったけれど、フラストレーション溜まりそうだったんで、友人に録画を頼んであたしはガッツリ呑み。
どのくらいガッツリかと言うと、具体的には、18時に呑み始め、家に帰ってきたのは推定午前6時。
うん。
ガッツリ呑み過ぎ。
ところが。
踏んだのか殴ったのか何かを思って意図的にセットしたのか、帰宅して2時間しか経っていない午前8時にけたたましい音で目覚し時計が鳴り響き、全然酒が抜けていない・・・・というかまだ充分酔ってるっつうのに起床するハメになった。
で。
何せフツーに酔ってるもんで、そのまま寝りゃあいいものを、虫博士がおっしゃるところの「酔拳」で資源ゴミを出したらしい・・・・。








この画像は酔拳しながら撮ったものではなく、2月の資源ゴミの日に撮ったもの。
ウチのあたりの資源ゴミ回収は月に1回で、その日に雨が降ったなら翌週に順延というシステム。
ところが2月は2週続けて雨が降ったため、資源ゴミ回収は中止だった。
ということは。
今月は単純に考えて、この倍の量があったハズ。
いや違うか。
この画像には整理して捨てることにした雑誌も何束か入ってるから、多く見積もってこの1.5倍くらいだったのかな。



以下、娘の酔拳を全て見ていた夏目父に聞いた話を纏めると。



朝8時に起きた時点では多分まっぱだったであろうあたしは、しっかり部屋着を着てリビングに行き、夏目父に言ったそうだ。



「 今日が新聞の日じゃなかったら2,000円あげる 」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
う、うん。
意味わかんないね。
酔ってるからね。

ただ、口調は意外とハッキリしてたらしい。
でも、「2,000円あげる」と言われたところで、夏目父は新聞の日(=資源ゴミ回収の日)がいつなのか知りやしないわけで。
というか。
そんな意味不明なことを言っちゃうくらい娘が酔ってるんだから夏目父も止めりゃあいいものを、「オモシロそう」という理由で放置することに決めたらしい。
つーかさ、とーちゃん。









た ま に は お 前 が や れ ば い ん じ ゃ ね ?
(推定返答:「重いからいや」)









さて。
放し飼い状態になった酔っ払いのあたしは、陽気に鼻歌を歌いながら、束ねた新聞を持ってマンションの4階から1階の集積所まで往復をし始めたのだが。
玄関に新聞紙を積み上げていたにも関わらず、何故か4階に戻ってくる度にわざわざリビングに入っていき、夏目父の目の前に立って、ある歌のワンフレーズを声高らかに歌い、歌い終わるとリビングを出、新聞を持って集積所まで行く、というのを繰り返していたらしいのだ。
おかげで夏目父はそのフレーズを覚えてしまった。
で。
4回目あたりからはあたしと一緒に歌ってくれていたらしい。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ど、どんな歌よ、それ?」
「え?覚えてないの?」
「キモチワルくなったあたりからは覚えてるけど、歌ったのは覚えてない」
「キモチワルくなったんだ?」
「うん」
「ふうん」
「で、どんな歌?」
「タイトルは知らないよ」
「そのフレーズ、覚えてる?歌ってみて」



あたしがそう言うと夏目父は立ち上がり、両足を肩幅に開くと手をぐぅに握って下ろし真っ直ぐ前を見た。



「何だ、その格好」
「なんでだか毎回、このスタイルで歌ってたよ」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。










(今回のマウス画は破壊力に欠ける ←夏目基準)







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そうか。

で。
肝心の、あたしが何度も歌ってた歌のフレーズは?と言うと。







♪ ごめんなさーい うまぁーれぇつーきのーてーんきでっ ♪
(このフレーズのみを延々歌ってたらしい)



(歌詞はこちらから)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
た、た、多分、酔っ払ってる自分が居た堪れなかったんだねっ。

ちなみに。
新聞を運び終えるあたりにはすっかり喉が嗄れ、「頭イタイ」を連発していたらしい。
聞けば聞くほどつくづく思う。






手 伝 え よ 、 と ー ち ゃ ん 。






新聞を運び終えたあたしは、部屋に入って布団の上に倒れこみ(このあたりからは記憶アリ)、そのまま夕方まで爆睡した。

翌日曜日は、午後から夏目父の会社に行く用事ができたので、ついでに、この間書類整理をしている時にボロボロ出てきてしまった5年より前の書類を、あるべき場所に収めることにした。
ちなみに。
書類整理をした時にあたしがインデックスを5年分作ったのは、5年くらい前に一度、書類を整理した覚えがあるからだった。
年度毎に分けた書類をダンボールに纏めて夏目父の会社の倉庫に収めた記憶が微かにある。
具体的に何年度分までやったのか?は覚えていなかったのだが、部屋から出てきた平成13年度の書類が少量だったってことは、やっぱり13年度までは纏めたんだろう。

というわけで。
最近出てきた平成13年度分より前の書類を持って夏目父の会社へ行き、以前まとめたダンボールを開けて、全ての書類をあるべき場所に収める、という作業がやりたかったのだが、それをやるにはひとつ問題があった。
というのも。
目につく書類を全て纏め終わった後も、部屋の至るところから古ーい領収書がポロポロ出てくるのだ。

とりあえず、見つけた分だけを置きに行けばいいのかもしれない。
でも。
それはそれで後々メンドクサイ。

というわけで。
出かける前に急遽、部屋にある昔の書類をちょーっと探してみることにしたのだが、案の定、ビデオテープ用ラックや、積み重なった本と本の間から、それはもう面白いくらいに領収書が出てきやがる。
ちょっとのつもりで始めたことが思いのほか大捜索となり、部屋中のいろんなものをひっくり返すハメになったのだが、それを1時間程続けると書類の発見頻度が落ちてきたため、区切りのいいところで大捜索を終了し、古い書類を全て持って夏目父の会社へ行った。




(箱に字、書いてんじゃねえかよ)



古い書類が入っているダンボールを引っ張り出し、該当する箇所に書類を差し込んだり貼り付ける作業を開始。
全てを収め終えたのは3時間後だった。



長年気にかかっていたハズなのに見て見ぬフリを続けていたことが、あたしには沢山ある。
そういうことを確実に1つずつ、自分のペースで続けることに意義があると信じているけれど、「やったー!片付けたー!」という達成感と共に、軽い自己嫌悪に苛まれたりもする。
自分を責めずに前向きに!と思っているのに、ふと気がつけば、「5年も10年もほっとくなよ」とか「毎日やってりゃ、こんな大仕事にはならねーだろ」とか、自分にダメ出しをしてしまっている。
でも。
その度に思い出すのだ。





いっぱい労働したら「私って天才!!」ぐらいの勢いで自分を褒め称えていいですよね~。
そうでもしないと、1回頑張った時点でへとへとですもん。
私はケーキとかお惣菜コーナーのローストビーフとか、ご褒美を買って食べてました。
ちょっとずつ頑張ってくださいね!





これはブログを始めて間もない頃、『 お部屋をキレイにするブログ 』のカナさんが書いてくれたコメントだ。

そうだよ。
いっぱい労働したら自分を褒め称えていいんだよ。

そうとなれば、ブツは決まってる。
アレだ。
アレを買って帰ろう!




(普通サイズのだけどね)



買った時は2つとも一人で食べる気満々だったけど、やっぱり気がひける。
だって、とーちゃんはハーゲンダッツのマカダミアが大好きなのだ。



結局、自首するかのような気分でハーゲンダッツをリビングへ持っていき、夏目父と二人で食べた。
食べる量は半分になったけど、妙に清々しい気分だった。
マカダミアを平らげた夏目父が口を開くまでは。





「 物 足 り ね え な あ ・ ・ ・ ・ 」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



ほんの数分前までは清々しい気分もどこへやら、どんよりした気分であたしは部屋に戻った。
そして。
呆然とした。










(大捜索した結果がコレ。全部片付くのって何年後スかね?)



日曜日の夜は久しぶりに夏目父の部屋で寝た。
いつもなら夏目父のベッドの横に布団を敷いて寝るのに、この日に限ってベッドで寝入ってしまったことに深い理由はない。
うっかりしただけだ。
決して。
ハーゲンダッツの恨みを晴らしたわけではない。





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 啓蟄(けいちつ)である今日この並びになるなんて面白すぎます。
 でも。
 あたしの記憶によると確かこれはインテリア・雑貨のランキングです。
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会社に行けば、インフルエンザと風邪の大流行により欠勤者多数。
年度末進行の仕事が盛りだくさんの中、あたしのように風邪をひく気配すらなく元気に仕事が出来ているのはほんの数人で、例年の3月より確実に一人当りの仕事量が増えている。
そんなわけで連日帰宅は午前様。
疲れた脳を癒すべくアルコールを求めてキッチンへ行き、「ただいま」「おかえり」と言葉を交わすと、そこから夏目父のどんよりした話が始まる。



「すげえ気が滅入ってくるんだよ・・・・。今日はね、バイク事故で内臓にガラスの破片が刺さった人が運ばれてきたんだけど、ガラスを抜くのは巧く出来たのにその後の縫合でしくじっちゃって止血できなかったんだよ・・・・。俺、いったい何人殺しちゃってんだろうなあ・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、おい。
気が滅入るくらいならやめろよ。
つうか。





連日そればかりやってるよーだけど、ちゃんと仕事してんのか?





(「気分はブラックジャックか財前五郎よ」と夏目父)



ゲームの話ほど聞いてて退屈なものはない。
ましてや、ソファーの上であぐらをかき、脚に猫を乗せてゲームをし、しくじると、タメイキ交じりにリモコンを置いて猫を撫で、時には猫をギューっと抱きしめたりしながら、「おとーさんね、また失敗しちゃったの・・・・」と猫に話し掛けてるような男が世界にたった一人しかいない自分の親なんだという、決して覆せない現実に気づいてしまうと、なんというか、こっちまでやる気が削がれる。
しかし、だ。
自分が無気力になる原因を人のせいにしてみたところで、こんな日常が続いたらまた、部屋には物が溢れ、ゴミの山や服の山ができるだけ。
だから今週は、疲れた身体にムチ打って、部屋からゴミを集める作業だけはやってみた。




(今週汚部屋から出たゴミ。成果はこれだけ)



ところで。
汚部屋住人組合員の中で、この質問に即答できる人はいるんだろうか。



「どうして片付けないの?」



実は、先日行なわれた『BLOG@GIRLS』の収録の中、あたしが一番答えに困った質問がコレだった。



全ての行動には理由がある。とは思う。
でもあたしの場合、事を起こす理由は「なんとなく」、事を起こさない理由は「メンドクセ」という場合が多く、ことプライベートにおいては、これ以外の理由がないに等しい。

このブログの最初のエントリーであたしは、サリ・ソルデンの著書 『 片づけられない女たち 』を挙げ、こう書いている。



 
当時話題になったから、この本の存在は知っていたし、「片づけられない女たち」が、『注意欠陥障害(ADD)』の人を指しているのも知っていた。
でもあたしは、自分がADDではないと思っている。
というか。
自分がADDであろうとなかろうと、今はどうでもいい。
なぜなら、「障害があるかどうか?」を見極めるよりも先に、「あたしは部屋を片づけることができるのかどうか?」を見極める必要があると思ってるから。
だって、何を隠そうあたし、ここ10年くらい、「部屋を片づけよう」と思ったことが、1度もないのであるっ!
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ないのであるっ!」なんて妙ちくりんなテンションでブログをスタートしたことは置いといて。
「どうして片付けないのか?どうして片付けられないのか?」っていう肝心なことをじっくり考えもせず今に至っているので、前述の質問をえみり嬢にされて、あたしは答えに詰まった。
しかし、そこはさすが、バラエティー番組に引っ張りだこのえみり嬢。
あたしが黙りこくったのを察知して「疲れてるのかな?」という助け舟を出してくれ、あたしはラッキー!とばかりにその舟に乗り、事なきを得た。
でも。
今週に限れば「疲れているから」という答えは合っているけれど、あたしが今まで部屋を片付けなかった理由は別にあるんだろうと思う。
それが何なのかは、わからないけれど。



彼氏はいるの?」という質問以外に困ったことと言えばこれくらいなもので、他は、以前ブログに書いたようなこと(カエルがいた理由・「小さい頃から片付けられなかったの?」「会社では片付けられるの?」など)を答え、途中えみり嬢の、「昔、こういう部屋に住んでる男と付き合ったことがあって、せっせと片付けてあげてた」なんつー恋愛エピソードも交えつつ、コーナーは終盤へ。

「えみりのツボ」というコーナーで紹介されたため、あたしのブログがえみり嬢と、ゲストであるKABA嬢のツボにハマるのか?が判定された。(結果はコチラ

で。
あたしが心底、「げいのうじんってすげーーー」と思ったのは最後の最後。
KABA嬢が、誰にも思いつかないような、「部屋が片付く名案」を提案してくれた時だった。
それはコーナー全体の話の流れを踏まえての、見事なオチとなった。








「綺麗好きの彼氏を見つければいいのよ!」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
か、か、KABA嬢、すげー。
でもそれ。






片 付 け る よ り 1 0 0 万 倍 難 し い っ つ ー の 。






そんな『BLOG@GIRLS』の放送から約1週間が経った本日。
深夜1時半からテレビ東京の『 うぇぶたま 』で、このブログが紹介されます。
ちなみにこの番組のHPには、こんなことが書かれている。





ネット上に眠る金の卵を発掘!

この番組はインターネットの世界から「金のたまご」を発掘するバラエティ番組です。ネット上の面白いヒト、モノ、ネタを見つけ出し、新しいムーブメントを作ってしまう企画です。

金のたまごを紹介するのはバナナマンのふたり。
リア・ディゾンちゃん、白石みきちゃんに気に入ってもらえるか?
スタジオには各業界の第一線で活躍してるバイヤー陣もいます。
面白いと思ったら、そのまま商品化を検討してもらいます。



うぇぶたま:「どんな番組?」より引用




た、たまご・・・・?
あ、新しいムーブメント・・・・?
しょ、しょ、商品化・・・・?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
多分、あたしの予想では。
「時代は汚部屋だ!」とかいう話になって。






なるものが発売されるんじゃないかと思います。
テレビ東京ならやりそうです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



こ ん な の 売 れ ね 。



というわけで。
本日深夜1時半より、テレビ東京の 『 うぇぶたま 』を是非ともご覧あれ!




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