BOOK INFOMATION
この感覚を味わったことのない人にとってはヲタっぽく思えるだろうけど、あたしにとってのライブは、夏祭りに似ている。よーな気がする。
欲しくもないヨーヨーを何百円かかけて釣り上げたり、普段は食べたいとも思っていないリンゴ飴を買う気になったり、「そこでしか得られない物」が売られていると、欲しいとか欲しくないとかいう基準ではなく、なーんとなく、「買わなくちゃ」という気にさせられる。
「買うのが当然」という気になっている。
中でもライブツアーのたびに発売されるTシャツは、必ず買ってしまう。
で、着ることもあるが、着ないで終わるものの方が断然多い。
あたしの好きなアーティストはアンコールに必ずツアーTシャツを着て登場するため、「きゃ!お揃いのTシャツ買わないと☆」なんていう乙女チックなことを思っちゃってる・・・・・・わけではないけれど、ツアーグッズを買い求める乙女たちが炎天下の中で並んでるのを見ると、あたしの目は自然と、「最後尾」というプラカードを持ったお兄ちゃんを探していて、見つかるとなんとなくそこに並んでしまう。
ライブ会場にはそういう空気が充満している。
つまり。
あたしは毎回、
その空気に思いっきり呑まれてる。
彼らのライブに行き始めた18年前(!)はチケットを買うのがやっとで、ライブに行っても何にも買えなかった。
その反動なのか、社会人になって自由に使えるお金が増えた途端、タガが外れたように買い始めたような気がする。
それにしても。
雰囲気に呑まれて買ったTシャツはいったいどれくらいあるんだろうか。

(このおじちゃん、そろそろ夢に出てきそう。つーか誰だ。マジで)
あたしの記憶が正しければ、テレビ左前に重ねてあるダンボールには、ツアーパンフやグッズと一緒に大量のツアーTシャツが入っているハズだ。

(上の引き画像と見比べると、物が増えてるのが判る)
でも、それらを見るにはまず、ダンボールの上にドシャっと乗っている物をよけないといけない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
えーっと・・・・。
よけた物はどこに置きゃあいいのかね。
実はこれが、テレビ脇のスペースの片付けに着手できない理由だった。
いや、テレビ脇だけじゃないか。
部屋を片付けてて手が止まる理由のほとんどはこれだった。
ううーん。
こういうのって、片付けられる人には理解できないんだろうなあ・・・・。
たとえばこういうの。
ダンボールの上にあったのをよけてみたものの、片付けが終わるまで何処に置いといたらいいのかさっぱり判らない。
部屋の床の上に、整列させておくくらいしか思い浮かばない。

(全部貯金箱)
部屋の隅によけちゃったりしたらこれから先何年もそのままになりそうだし、使ってない物だったらとっととダンボールに詰めるなりできるけど、5つのうち1つは日常的に使ってるものだから、そういうわけにもいかない。
ちょーっとその辺に置いておけばいんじゃね?とは思うけど、「ちょーっとその辺」って具体的には何処なんだ?
どこに置くのがベストなんだ?
・・・・と、どれだけ長時間考えようとも、答えがわからない。
というか。
考えているうちに眠くなる。
比喩ではなく、本当に猛烈に睡魔が襲ってくる。
あたしの、こういうことを考える脳細胞は死滅していると思う。
確実に。
他にも。

(歌詞はエロオチ)
既に全部一ヶ所に纏め終わったと思っている物が後からポロリと出てくるだけでいちいち途方に暮れる。
脳の動きも暫く止まり、2時間くらいぼーーーっとした後で片付けるのかと思いきや、歌詞を読んでうっとりしたりする。
CD1枚を片付けるのに何時間かかってんだとは自分でも思うけど、でも、「こんなことやってるから片付けられねえんだな」と、妙に納得してみたり。
あとは、こういうのでも途方に暮れる。

同じサイズだから無意識に一ヶ所に纏めて積み上げちゃってるけれど、改めて見てみると随分いろんな物がごっちゃになってるっていうパターン。

薄いケースに入ってるのがDVD-Rだけならいいのに、薄いケースに入ってるRWやRAMもあるから厄介。
厚いケースも然り。
せめてクリーニングディスクだけは背にそう書いてあって欲しい・・・・なんて、思うだけ無駄なので、いつの日か自分で書こう。そうしよう。
ところで、話はだいぶ逸れるけど。
『 くるポト 』 は、ピカチュウの居る会社に行った時に入手した。
『 ぷよぷよ 』 や 『 テトリス 』 にどっぷりハマったことがあるあたしは、「やったー!『 くるポト 』 ゲットだぜ!」と喜びまくったのだが、その場にいた、TV制作会社のSさんが冗談めかして言った、
「これにハマって片付けが進まなくなったりして」
(笑顔で)
(笑顔で)
という言葉を聞いて我に返り、「片付けが一段落するまでは絶対に手をつけないぞ」と、固く心に誓った。

だから。
あたしの部屋にある 『 くるポト 』 を勝手に開封して勝手にやり始めてどっぷりハマっている夏目父が、いつまでも全面クリアできずに悶々として暮らせばいいと思っている。(鬼娘)
とりあえず、リボン猫ご一行様はテレビの前に移動してもらい、CDみたいな形の物たちを全てビデオラックに収めると、ようやくダンボールのフタが開くようになった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と。
(虫画像でます)

(かなり小さいカツオ姫のお母様)
はいはい、どうも。
(ガムテでプチッ)

(かなり小さいカツオ姫のお母様)
はいはい、どうも。
(ガムテでプチッ)
ヒメカツオブシムシなんぞ、どうでもいい。
卵産みたきゃ勝手に産め。(すっかり慣れた)
さーて、いよいよ開けるぞー!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
早くも普段使いはあんまりできないタイプのTシャツが目に入っちゃったけど深く考えるのはやめて、2つのダンボールに入っているTシャツを出し、1枚ずつ写真を撮ろうと試みた。
が。
半分も撮らないうちに断念した。
だってアホみたいな量だったんだもん。
(ドン引きしてください)








(あたしがこれまで買ったツアーTシャツのごくごく一部)
ふふふふっ。
(ドン引きしてください)








(あたしがこれまで買ったツアーTシャツのごくごく一部)
ふふふふっ。
結局、テレビ脇のダンボールには57枚のTシャツが入っていた。
沢山あるとは思ってたけど、具体的に何枚なのかは数えたことがなかったから結構びっくりしたけど、よくよく考えてみりゃあ、別の場所にもあったんだった。
全部で何枚あるのかなあ。
今後これらをどうするか、売るのか、コレクションとして保管するのかを考えるのは後回しにして、いよいよテレビ脇の収納家具を撤去するべく、中身を取り出しにかかったのだが。

ここには何故か、昭和50年代の遺物がみっしり詰まっていたのだった。(続きます)



汚散部屋を脱出し維持編を経て収納編に突入したステ奥の卵さんも、真剣に考えると眠くなるそうだ。虫ブロガーの共通点発見☆
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