BOOK INFOMATION
朝7時半に起きて布団を干し、天気良さそうだから洗濯するか!と思い洗面所へ行こうとした時、廊下で起きぬけの夏目父と遭遇した。
あたしが洗面所のドアノブに手をかけると、夏目父が寝ぼけた声で言う。
「あ、洗濯機側の電球、切れてるよ」

それが何か?
くらい言っていいような気もするが、あたしがどう言ったところで夏目父が電球を交換することはない。
だから、近所のスーパーマーケットの開店を待って電球を買いに行き、あたしが交換。

その時、ようやく目が覚めたらしい夏目父は自堕落番長と一緒にベランダに出ていた。
で、また呟く。
「水がないや」
南側のベランダにある鉢植えの土がカラカラになってるっつうことなのだが、
蛇 口 を ひ ね れ ば 水 が 出 ま す よ 。
とあたしが言ったところで、やっぱり夏目父は水やりをしない。
10回に1回くらいはやるのだが、9回はしない。
本来ならば、あたしが買ってきたわけでも育ててるわけでもない草や木がどうなろうとどーってことはないハズだが、虫嫌いなのに草花を育てるのが好きな夏目父は、家にある植木が枯れたらまた買ってくるし、虫を見つけようものなら、たとえそれが蟻でも、ベランダには一切出なくなるわけで、結局はあたしが世話をすることになっている。
案の定昨日も夏目父は、水やりせず、フラフラとどこかに出かけていった。
朝干した布団もイイカンジになったし、洗った布団カバーはあっつう間に乾いたので、昼前に全てとりこんだ。

(こんな柄の敷布団を使ってる女に婚期は無い気がする)
で。
台所からせっせと水を運び、植木鉢にジャバジャバ遣った後、天気も良かったからか、3ヶ月放置していたことに着手した。
ところで。
ブログを読んでいる人からだけでなく、職場の同僚や友人や親戚からまでも、我が家は親子仲が良いと思われているのだが、確かに大喧嘩することはないが、かといってべったりくっついているわけでもないから、「仲が良い」というのとは少し違う気もしている。
親子に限らず、大人が、人からアレコレ指図されたりダメ出しをされたり求めていないのに意見されたりすることを心地良く思うハズもなく、だから夏目父とあたしは長いことかけ、相手のしたことに意見も文句も言わないようになり、無駄に衝突しなくなった。
人間関係において、「褒める」とか「感謝の気持ちを口にする」というのがヨシとされているが、普段返事をするのも億劫なあたしは、日常生活で親にこれをやられたらきっと鬱陶しくてたまらないだろう。
そもそも、電球の交換も水遣りも、あたしがやったところで親に褒めて欲しいとか感謝して欲しいとは微塵も思っちゃいない。
文句を言われなきゃそれでいいのだ。(バカボンのパパ風)
だから。
自分の部屋以外の掃除やメンテは概ね、親がいない時にすることにしている。
まあ、夏目父が居る時にやったとしても、多分何も言われないんだろうが、角煮の時みたいにノリノリで手を出されでもしたらまたメンドクサイ。
だから夏目父が出かけたのを見計らって着手したのだが、思いがけず今回は、まるであたしを監視するように、別の、毛深い男が辺りをウロつきやがった。

(土に鼻をつけてニオイを嗅ぐ自堕落番長)
設置はすぐに完了。

フェンスと物干し竿がシルバーだから、竿かけもシルバーのを買ったけど、

これがもし、ブロンズとかだったら目障りだったろうなあ。・・・・なんてことを考えているうちに、ビビっときた。
で、近所のホームセンターに出かけた。
買ってきたものはコレ。

(未だタバコ部屋としてしか機能していない4畳半で撮影)
いつも洗濯物を干しているのは南側にあるデカいベランダで、そっちはだいぶ離れた場所からでないと、ベランダで何をしているのかが見えないようになっている。
が、あたしがタバコを吸うために日に何度も出ている、北側の、4畳半の部屋にある小さいベランダは、細い私道を挟んだ向かいの家々がウチのマンションより高い場所に建っているせいで、あたしがベランダに出ると向こうの家の中が丸見えだ。
上から下は見えても、案外、下から上は見えないものだろうと思う。
でも、たとえば向かいの家が洗濯物を干している時、マンションのベランダで仁王立ちになっている人が見えたら、気になるだろう。
だから、「ベランダのフェンスに目隠しをしよう」と、半年も前に思いついたのだが、ネットでアレコレ探しても、黒いのとか青いのとか茶色いのとかしか見つけられず、それじゃなーんか、却って目立つような気がして買えなかった。
ところがつい最近、近所のホームセンターに番長のメシを買いに行った時のこと、薄いグレーのコレを見つけた。
でも、出来ればベランダのフェンス全部に目隠しをしたいと思っていたから、サイズが微妙で買えなかったのだった。
まず、買ってきた2つのうち1つを、ベランダの端から貼った。

やっぱ、黒とか茶よりは違和感ないな。
本当なら、アルミパンチのパネルを張り巡らしたいけれど、

とっとと目隠ししてしまわないと、いつまで経っても4畳半が機能しない気がするので、暫くはコレでヨシとしよう。
さて。
問題は、残った箇所。

買ってきたのは、横が180センチなのだが、1枚張って残った箇所は140センチ弱。
つまり、そのままでは長すぎる。
つうわけで。
細くて長いストロー状のモノを40センチ分、切り離すことにした。

(スダレと同じ作り)
編んである糸を切り、140センチ分のところで結び直すこと14回。
最初から最後まで、何が興味深いのか、

この位置で微動だにしない自堕落番長がすげー邪魔だった。
が、ヤツを手で払いのけながら作業を続け、ようやく、140センチの目隠しが完成。

外したフレームをはめ直し、「次はあっちの部屋っすね」とでも言いたげに移動した番長に先導され、4畳半へ。

何しろあたしのやることだから、「短くし過ぎてたりして」と不安を抱きつつ張ってみるも、奇跡的にピッタリ。

(これを奇跡と思うあたしがオカシイという自覚はある)
やっぱ4日も休みが続くと、いくらあたしでも、何か生産的なことをしたくなるんだなあとしみじみ思う。
2年くらい前までは、休みになれば打って呑んで寝て、起きて食って打って呑んで寝て、を繰り返すだけだったろうに。
少しだけだけど、休日の過ごし方が変わったなあ、あたし。

(翌5/4は終日飲酒)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
初日頑張ったから、残りの3日は呑んだくれてもヨシとするか・・・・。
(するな)
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