BOOK INFOMATION
今年のメインイベントで完全燃焼した後だからか、
「年賀状さえ書けば今年も終わりだな・・・・」くらい腑抜けているのだが、ふと、メインイベントでSuper Vocalist が言っていた「ゆっくり走り続ける」という言葉を思い出して我に返り、日に30回くらい気合いを入れ直すことでようやく人並みに生活が出来ている。
長く社会人をやっていると、毎日同じ景色だけを見ているような気になり、自分の人生がやけに単調でつまらないものに思えてくることがたびたびある。
波乱万丈を望んでいないどころか、むしろ、平凡を渇望しているというのに、単調な日々は何故か時々焦燥感を生み、終いには腹の奥のほうでドス黒い感情を育てたりもする。
自分の大切な人には優しくしたいのに、小さなことで大きくイラついたりして。
そんな自分を戒めてくれるのは、あたしの場合、本を読むことだったりライブに行くことだったりして、いい本を読んだりいい映画を観たりライブを思い切り楽しんだ後は、いつもより少しだけ優しくなれる気がしている。

さて。
次に着手すべきダンボールがどれなのかは一目瞭然だが、その側面には、こんな呪いの言葉が書かれていた。

(バンダナとヒモを発見)

(×=ヒモ、○=ブラのストラップ)

窓から少し離れた場所にあったからか、土埃ではなくただの埃がてんこもりなダンボールを引き出すと、側面にはまた、中に何が入っているのかが書かれていた。
つうかまあ、大昔に自分で書いたんだろうけど。

(せめてこのくらいで、字の下手度がストップしてくれたらよかったのに)
小学校?しかも5年?
前の前の前の前の前の家に住んでた頃のじゃないか。
じゃあこのダンボールのまた奥に6年のがあったりして?
つうか、中学校のはどうした。
あたしの記憶によれば、3年間ちゃんと通ったハズだぞ。
・・・・と、頭ン中をクエスチョンマークでいっぱいにしながら開梱してみた。

パっと見、小学校時代のものは見当たらない。

(ソプラノリコーダーって中学では使わないんだっけ?)

(アルトリコーダーって中学?高校?)
ひとつひとつ出していったところで、小・中・高の卒業証書や、中学2年の途中から高校卒業まで酷使してヨレヨレになった学生カバンはあったものの、小学校時代のものはやっぱり見当たらない。

(そういえば、自分のこのカバンが大好きだった)

(でも、勉強する気が全くなさそうな薄さ)
唯一それらしいのは、やけに昭和なケースに入ったソロバンくらい。

(ケースから出してみる気は微塵もない)
そしてその下からは、高校時代のノートが2冊と、幼稚園の頃、親に買って貰いそれはもう夢中になって読んでいた絵本がわんさか出てきた。
一番好きだったのは、 『 だるまちゃんとてんぐちゃん』 。
あまりに有名な本なので説明の必要もないだろうが、敢えて書くと。
友達の「てんぐちゃん」が持っているうちわや帽子や下駄を欲しがる「だるまちゃん」が、お父さんの「だるまどん」にそれをねだるたび、「だるまどん」は物凄くたくさんの種類の物を用意してくれるのだけれど、「だるまちゃん」はいまいちピンとこない。
で、結局は、自分で工夫して、「てんぐちゃん」の持っているものによく似たうちわや帽子や下駄を手に入れていくという話。
小さい頃は多分、「だるまどん」が用意してくれる物の豊富さに興奮していたのだろうけど、ある程度の歳になってから読み返すと、「てんぐちゃん」のリアクションが目に付くようになった。
「だるまちゃん」はたとえば、「てんぐちゃん」の履いている高下駄を真似て、妹が使っていたままごとのまな板を下駄代わりにするのだが、それを見た「てんぐちゃん」はもちろん「何それ、しょぼ!」なんて言わない。
「いちいち俺の真似すんじゃねえよ」とも言わない。
もちろん、「真似したな?はい、500円」とも言わない。
いつでも、「いいものをみつけたねー」とか「すてきだね」と褒めて、「だるまちゃん」と一緒に喜んでいるのだ。
どんだけ心が広いんだよ、てんぐちゃん!!!!
子供向けの絵本だから当り前といえばそれまでだが、青かった頃のあたしは、若さゆえの苛立ちがあるたびにこれを読んで、「てんぐちゃん、すげえ・・・・」とタメイキをついたものだった。
苛立ちの種類は変わっても、狭くなった自分の心を広げる方法は、昔から変わってないらしい。
結局、小学校時代の教科書やノートは見つからず、絵本と卒業証書以外は全部捨てることにした。

古いダンボール2つを開けてみたところで、とっておきたいと思えるのはこれだけ。

20年近く前、今の家に越してきた頃のあたしが「取っておこう」と思った物の多くを捨ててしまったことになるけれど、今回充分懐かしんだからもういいや。
つうか。
ダンボールには「小学校」「教科書とノート」って書いてあったのに、結局入ってなかったなあ・・・・。
なんてことを考えながら絵本をひとつひとつ読んでみた。
するとようやく、小学生時代のものが現れた。
コスメマニアな友人が傍にいたせいで、モノグサなあたしも毎日化粧を落とすようになったのだが、毎日やってはいるものの、「メンドクセ」と思う気持ちは変わらない。
泥酔して帰宅した時は化粧を落とすことなんて考えずに眠れるからいいのだが(いいのか?)、中途半端に呑んだり麻雀でケツのケバまで毟られた日は、家に帰って着替えるのがやっとなのに、頭の片隅では「化粧落とさないと・・・・」と思っているから始末が悪い。
真っ直ぐ帰宅した時だって、布団の上にどっかと座り暫くぼーっとTVを見るのが常だから、化粧を落とすためにわざわざ重い腰を上げる気は毛頭ないわけで。
そんなあたしが毎日化粧を落とすには、布団の上に座ってぼーっとしながら出来る方法を選ぶ以外ない。
で、これまで一番自分に合ってると思っていたのが、シートタイプのメイク落としだった。




(メイク落とし難民なので全部試した)
が、これ。
簡単なのはいいけれど、なかなか好みに合うのが見つけられない。
落ちがイイものだと概ね手がベトついて、結局は手を洗いに重い腰を上げるハメになる。
手がベトつかないものは、落ちがイマイチか、落ちがまあまあなものは何かが強すぎてメイクを落とした後に顔が突っ張る。
それに、どれもこれも、シート1枚が大きすぎる。
コットンくらいの大きさのものがあればいいけれど、基本、うちの近くのドラッグストアで買いたいから、コアなブランドでは困る。
つまりあたしの好みは。
ドラッグストアで売っていて、手がベトつかず落ちが良く、布団の上で使った後はそのまま眠れるもの。らしい。
これは、手持ちのコットンに含ませて拭き取るだけ。
メイクの落ちはすこぶるよく、アイメイクもするっと落ちる。
化粧水も兼ねているので、拭き取った後も肌が適度に潤っているし、W洗顔も不要。
水ベースだから手がベトつかず、手を洗いに行く必要もないからそのまま寝ちゃってOK。
しかも。
かなりシツコイけれど、蓋を取るのすらメンドウなあたしが大好きなポンプ式ボトルときた!!!! ←これが一番嬉しい
いやー。
サイバーバズに登録してからというもの、自分では買わないようなコスメを試す機会が増えてはいるけれど、まさかこれほど自分の生活と性格(=モノグサ)に合ったモノに出会えるとは思ってもみなかったよ。
ちなみに。
それまであたしが使っていたメイク落としは、シートタイプでオイル入りのもの。
使った後の手のベタ付きが気になるけれど、落ちには満足していた。
が。
ものは試し、いつものようにメイクを落とした後にこのクレンジングローションで顔を撫でてみた。
すると。

(比較のため、未使用コットンと並べてみた)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
今までシートタイプのメイク落としに使った金がいくらだったか?なんて
考えないことにしましょう。そうしましょう。
「この間、テレビで「キター!」の人が言ってたんだけど」(アクション付きで)
「ああ、山本ナントカって人?」
「ううん。ホンモノのほう」
「織田裕二ね」
「そそそ。その人が生徒に言ってたんだけど」
「月9か」
「うん。「学校の先生は生徒より勉強ができない」って。ほんと?」
「キミの担任の先生はキミよりも勉強ができるよ」
「そうだよね。先生は何でも知ってるもん。丸つけもすごく早いんだよ」
「ほう」
「パっと見て、すぐ○か×かわかるんだよ」
「月9って、高校生の話なんだっけ?」
「うん」
「じゃあ、数学を教えてる先生は、生徒がやってる英語のテストで大して高得点は取れないとかいう話でしょ」
「そう!あのね、「キター!」の人がね」(アクション付きで)
「織田裕二」
「織田裕二って人がね」(アクション付きで)
「・・・・・・・・・・」
「生徒と同じテストをやってみたら、生徒より点数が悪かったの」
「なるほど」
「それって、学校の先生は生徒より勉強ができないってことになるの?」
「先生自身がそれを「勉強ができない」ってことにしてたんならそうでしょうなあ」
「えー」
「でも、学校の先生が生徒だった頃は出来てたんだよ」
「え!そうなの!?」
「そうです」
「じゃあやっぱり、学校の先生は勉強ができる?」
「少なくとも、先生が教えてくれる科目は、生徒より、教えてくれる先生のほうが物凄くできる」
「そうだよね!」
「っていうか、キミ」
「はい」
「10時まで起きてられるようになったんだ」
「ううん。ビデオ」
「そうか」
夜9時15分になると睡眠スイッチが入るため、未だに9時台のドラマをオンタイムで見られない小学5年の姪は、録画していたドラマの中で織田裕二扮する先生が言った、「学校の先生は生徒より勉強ができない」という話がショックだったらしい。
憎たらしい世代になればドラマのセリフを使って先生の揚げ足を取るヤツもいそうだなあと思いつつ、でもあたしが高校生だった頃に先生を見て、「コイツはあたしより勉強が出来ない」なんて思ったことは無かった。と思う。
でも、高校時代って、感覚的には7~80年くらい前のことだから(戦前生まれか)、イマイチはっきり覚えてない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いやホントはつい最近、自分の高校時代を、これでもかっっっ!っつうくらいに思い出したばかりだ。

結論から言えば、このダンボール箱の中には高校3年生のあたしが詰まっていた。
今の家に越してきた時に使ったダンボールを取っておいて、ご丁寧に、ベッドの下に入るよう高さを縮めて。

狭い4畳半の部屋でそれなりに工夫して暮らしていた若かりし頃の自分を垣間見てなんとも複雑な気分になったが、その中からは、様々な想いがブっ飛ぶほどキョーレツな物が出てきた。

高校3年の頃の教科書と、試験の答案用紙だった。
こういうものがまだ実家に残っている人は案外多い気がするし(夏目感覚)、教科書が出てきたところで全く驚きはしないが、ブっ飛んだのはそのチョイスだ。
あたしの記憶が正しければ。
高校生のあたしは、数学だけは大得意、英語と理科系は中くらい、でも、国語と社会は周囲の誰からも呆れられるほど成績が悪かった。
現代文も古文も漢文も、地理も日本史も世界史も、何かが憑いてるんじゃと思うほどの出来なさっぷりで、先生だけじゃなくクラスメイトにまで心配される程。
数年前の同級会では、高校卒業以来会ったこともなかった、名前も覚えていないような、そもそもクラスメイトだったかどうかも判らないオッサン(つっても同級生)があたしの顔を見るやいなや、「青森県の特産物は?」と訊いてきた。
「・・・・り、りんご」
「ああ、判るようになったんだ」
「高校生のあたしは判らなかったんでしょうか?」
「あれは衝撃的だったなあ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←面と向かっては言われたくない話だと気付いた
「3年の秋くらいだっけ。夏目さん、放課後にやってた地理の強化講習に出てたでしょう?」
「はあ」 ←覚えてない
「で、阪神工業地帯に関する問題の答えに、「みかん」って書いてたんだよね」
「はあ」 ←覚えてない
「俺が答案用紙集める係だったんだけど、工業の問いの答えで「みかん」はあり得ないだろうと思ってて」
「はあ」 ←「あり得ないのか」と思っている
「この人は大丈夫か?と思ってたら、入試直前模試ん時」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←おなかいっぱい
「青森県に関する問題だったと思うけど、そこにも「みかん」って書いてて」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←堪忍どすー堪忍どすー
「判んないとこはとりあえず「みかん」って書く人なんだと思ってたら」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←どんな人だ
「模試が終わった後で隣の席の男に夏目さんが」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←最悪だー最悪だー
「「みかんの問題だらけだったよねっ」って嬉しそうに言ってたんだよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
おうこら、オッサン。
お前のその記憶、いくら払えば消してくれる?
お前のその記憶、いくら払えば消してくれる?
・・・・という出来事があったくらい、高校生のあたしは頭が悪くて勘も鈍かった。(長い)
そして。
4畳半にあった一つ目のダンボールには、どうすればそんなド阿呆が出来上がるかが判るシロモノが入っていた。

好きだった数学や理科に関するものは、お姉ちゃんや先輩から教科書や問題集を貰ってまで問題を解いていた。
なのに。
大の苦手だった社会科に関するものは、
地 図 帳 の み 。

(市区町村名とか、全然違うんだろうなーと思いつつ、開く気は起きない)
勉 強 し た 痕 跡 が 全 く な い っ て ど う い う こ と だ 、 受 験 生 。

(市区町村名とか、全然違うんだろうなーと思いつつ、開く気は起きない)
勉 強 し た 痕 跡 が 全 く な い っ て ど う い う こ と だ 、 受 験 生 。
地図帳の下にあったノートのほとんどは数学のもので、苦手な社会科のノートもあるにはあるが、2ページくらいしか使ってないのに終わっている。

つまり、一番集中してやらないといけないハズの社会科の勉強を全くせずに入試に挑んだらしい。
それが証拠に、入試直前講習総合テストの世界史の点数はコレ。

(空欄多すぎ。どんだけチンプンカンプンだったんだか)
その補習後のテストの点数はコレ。

(3点上がった!)
こんな点数しか取れないのに、よくもまあ、社会科の試験を受けて大学に入ろうとしたモンだ・・・・。
チャレンジャー過ぎる。

(「おめでとう」より先に「何かの手違いかもしれん」と先生に言われたシロモノ)
あたしの高校の頃の記憶は、部活のことと、入試間際に先生達が必死で勉強を教えてくれたことで埋め尽くされている。
自分が勉強した記憶はほとんど無いのに、先生達の一生懸命な姿と困った顔はよく覚えている。
出来が悪く、打ってもさっぱり響かない生徒に最低限のことを教える大変さは、当時は全く判らなかった。
すげえなあ、先生って。(何を今更)
しかし、あたしがブっ飛んだチョイスはこういう物ではない。
それは、テストの回答用紙の間から、ポロっと出てきた。

(選択・・・・?)

(敢えて家庭科を選択・・・・?)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
一 体 何 を 学 ん だ ん だ 、 あ た し は ! ! ! !
(家庭科力<社会科力)
結局、10点台オンパレードな解答用紙を含み、教科書やノートは全部捨てた。


先はまだまだ長い。
たとえるなら。
風呂から上がった後は必ず、部屋までまっぱで戻ってきている。
バスタオルとパンツを持って風呂場に行くくせに、パンツを履かずに戻ってくる。
こういう頭の悪そうなことをあたしは家で実によくやっているが、いい歳して、親と一緒に住んでいる家をまっぱでウロつくことに、多少は違和感を覚えてもいる。
ただ、風呂からあがってパンツを履いて部屋着なり何なりを着てから部屋に戻ることには、もっと違和感を覚える。
部屋に戻ってからすぐにまたまっぱになってボディジェルを塗るからで、豪邸に住んでいるわけじゃあるまいし、風呂場から部屋までの数メートルのために衣類を身につけるのがどーもメンドクさい。
いや、それより何より。
風呂で濡れた顔を拭かずに部屋まで戻りたいので、服なんか着てる余裕はない。
だから、TVドラマで、2階にある寝室のドレッサーの前でパジャマもしくはネグリジェ姿のすてきな奥様が化粧水をピタピタしている姿を見るにつけ思う。
あたしなら、風呂から寝室までの間に顔が乾いてしまうよ、と。
夏場はいいかもしれないけど季節によっては顔がカッピカピになっちまうよ、と。
顔をびしょびしょに濡らしたまま、まっぱで部屋へと急ぎ、タオルで顔の水滴を拭き取るやいなや荒々しく化粧水をつけるのが常なあたしには、TVドラマの中のすてきな奥様みたいな優雅さは全くない。
そんなあたしがここ1週間ほど使ってみている洗顔料は、『 ametuti(アメツチ) 』 という、9月9日に発売された新しいスキンケアブランドの商品。

(アメツチ ワンダーモイストシリーズ)

ワンダーモイスト ウォッシュ(洗顔料)
&
ワンダーモイスト ローション(化粧水)
基本がモノグサなので、泡立てネットを使って洗顔料を泡立てるのがメンドウだった時期もあるけれど、最近は慣れたせいかそれも苦じゃなくなった。
が、すすぎに時間がかかるものを使うと朝からイラっとする。(カルシウム摂れ)
そんなあたし(=短気)にとってこの洗顔料はかなり使い心地がよかった。
汚れがすっかり取れたのかどうか?は、どんな洗顔料を使ったところで気にしちゃいないのだが(こら)、これは、泡が細かく立って、すすぐとさーっとぬるぬるが取れる。
そういう類の洗顔料は肌が突っ張りそうだが、それも無い。
これを使って顔を洗い、風呂から上がって身体を拭いた後でおそるおそる(オカシイ)顔の水滴をふき取ってみたのだが、心なしかしっとりしてる気さえした。
洗面所の鏡で肌を見てみたり、何度も顔を触ってみたりした後で部屋に戻り、また鏡で顔を見て、イイカンジかもと思いながら化粧水を使ってみた。

(デザインは清楚な乙女風味)
シツコイけれど、プッシュ式の化粧水を長く使っていたせいで、やっぱりあたしは蓋付きの化粧水がイマイチ巧く使いこなせない。
ただ、この化粧水自体はスグレモノ。(夏目基準)
顔に化粧水をつけた後、手にベタベタが残るのがどーもダメで、そういうタイプの化粧水を使い始めると、手についた化粧水を根こそぎ洗い流したくなって朝っぱらからそれに時間がかかってしまうのだが、これは手にベタベタが残らない。
で、顔の表面にもベタベタが残らない。
なのに肌はちゃーんと潤っている。 ←これ重要
風呂上り、顔の水滴を拭き取った後に、「わ、乾燥し始めてる!」という感覚さえ無ければ、あたしだってバスローブくらいは着られるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
バスローブ、持ってないけど。
夏場は暑くて無理だけど。
つうか。
ま っ ぱ さ い こ ー ! だ け ど 。
バスローブ、持ってないけど。
夏場は暑くて無理だけど。
つうか。
ま っ ぱ さ い こ ー ! だ け ど 。
コスメマニアな友人の肌を見て、「「興味ないし」とか調子ぶっこいてないで、肌の手入れをちゃんとしよ」と思ってからというもの、コテコテの汚部屋で暮らしながらもスキンケアはするようになった。
で、思った。
結局のところ何をやろうが、MAXは現状維持なんだ、と。
もちろん、効果的なケアをすれば今より肌の状態は良くなるけれど、それを続けたからといって、どんどん若返るハズもなく。
長いスパンで考えると、自分で出来るケアの限界は、スキンケアの必要性に気付いた時くらいの肌の状態を維持することだろうなあと思う。
だから、スキンケアの必要性を早く気付くべきなんだとも思う。
実際、コスメマニアな友人の肌年齢は、実年齢よりひと回り以上若い24歳。
だからといってもちろん彼女が24歳に見えるわけじゃないけれど、でも、アラフォーな今でもとても魅力的だ。
偽ることなく、自分自身に胸を張って自信が持てる何かがあれば、人はいつまでも魅力的で居られるのだと、彼女を見ていると強く思う。
で。
せめて、自分の頑張り次第で何とかなることは頑張ってみようと、彼女を見ていると思う。
つうわけで、資生堂 『 コラーゲンアップデート 』 ドリンクタイプ の2回目レポ。
コラーゲンな美容ドリンクは夜飲むもの、というイメージがあったので、全10本は連続して、寝る1時間前に飲んでいたのだが、残念ながら効果を実感することは出来なかった。

旅の後、一緒に旅したコスメマニアの友人と話す機会があり、そのことを落胆気味に報告すると彼女は、「外からのケアのほうが体質に合ってるってこともあるしね」とアッサリ言った。
でも、これからも飲んでしまうと思うよ。
加齢を恐れているわけじゃないけれど、自分に出来ることをせずに老けこみたくはないもの。
あたしがそう言うと彼女は急に楽しそうな声になって言った。
「夏目ちゃんは大丈夫」
「何がよ」
「コラーゲンドリンクより肌に合うものがあるじゃない」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「 ほ ら 、 馬 刺 し ! 」
(天然入り)
(天然入り)
そんなオッサンくさい方法、イヤ。
何がイイって、女子っぽいのがすごくイイ。

(before. キリっとしてていいけどね)

(after. ホンワカにしたかったのだよ)

(before. 高貴な色なんだろうけどね)

(after. 真っ赤と渋いピンクのほうがカワイイじゃないの)
い つ で も か か っ て こ い や !
(おーい。間違ってるぞぉー)
(おーい。間違ってるぞぉー)
(汚い画像満載でお送りします)

自分の身体が蛍光灯の明かりを遮り写真が暗くなってしまうのを避けるべく、結構真剣に考えた結果、

バレリーナよろしく脚をあげて、背板を支える始末 。
向こう側じゃなくて左側に開けりゃいいじゃないかと気付いたのは、数日後のことで、

「なんで罰ゲームみたいな開き方しちゃったかなあ」とうっすら後悔しながら、土埃にまみれたベッドの下の片付けに着手した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「こ、これが4畳半の中で最も汚れてる箇所だから!」と自分で自分に言いきかせたくなるくらい廃屋風味。
「よくもまあコレを、10数年も見ないフリしてこれたものだ」とは自分でも思うが、片付けたり掃除したりする気が無かった自分を責めたところでコトは進まない。
さーてと。
いちいち全部、中身チェックしていくぞー。
最初に手に取ったのは、本らしきものの上に斜めっている筒状の物体。


(手が・・・・手が・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょーっとつまみあげただけで指が土埃まみれになり、テンションダダ下がり。
過去の経験から、「乱れじゃなく汚れに直面すると激しくテンションが下がるけど、でもすぐに慣れるんだっけ」と判っちゃいるが、土埃で汚れた指を見るとなんでだかうっすら、自分の人生に嫌気がさしてくる。
ただ。
テンションが下がった時こそ、自分のこのブログが意味を成す。
「ここを乗り越えればきっと面白いモノが発掘できるハズ。そしたらそれを写真に撮って、ブログに載せて、みんなでぷぷぷと笑おうじゃないか!」と思えるからこそここまで続けてこられたのだ。
案の定、筒状の物体が当時好きだったアーティストのポスターだと判ると、
手の汚れがさほど気にならなくなり、その下にある本らしきモノのカバーを指でびゃーっとやれるまでにテンションが回復した。

(やらんでよろしい)
さて。
今よりずっと多感だった頃に読んでいたであろう本はどんなものだろうか。
期待に胸膨らませ、書店でかけてもらったカバーを捲ると。
バブル期のファッションリーダー本、発掘 。

(十数年後、大奥で瀧山を演じるなんて想像もしていない上目遣いっぷり)

(1989年って!)

(十数年後、大奥で瀧山を演じるなんて想像もしていない上目遣いっぷり)

(1989年って!)
これを読んだ記憶もなけりゃ、浅野ゆう子ファッションを手本にした記憶もないが、当時は一世を風靡したんだもの、それはもう楽しく読んだんでしょう。そうでしょう。(棒読みで)
続くはファッション誌。

(スーパーモデルも台無し)

(1989年って!!)
うっすら 『 コム・デ・ギャルソン 』 の文字が見えるからそれを目当てに買ったらしいが、中を見たら確実に土埃が舞うため、そぉーっとそぉーっと、ゴミ袋へ入れた。
約 2 0 年 前 の プ ル タ ブ と 共 に 。


ここで早くも気付いてしまったのだが。
元来雑なあたしはこれまで、それはもう荒々しく部屋を片付けてきたから、少しでも雑に扱うとあっつう間に土埃が舞うようなモノを片付けるのは、どうも肌に合わないらしい。
「土埃を溜めるのはもうやめよう」と固く心に決め(オカシイぞ)、

奥のダンボールに着手すべく、プラスチックの衣装ケースをベランダに出した。

大雨が降って土埃が流されることを大いに期待しつつ。
(天に頼るな。水道使え)

片付け始めてまだ15分くらいしか経っていないのだが、絨毯の元の色が見えたところで一旦中断。
ベランダに出てイップクし、ついでに、思いっきり深呼吸をした。
さ て 、 開 け て み る か 。

(つづく)
旅の荷物が年々少なくなっている。
「旅慣れた」と言えばそれまでだが、デカめのバッグにTシャツとパンツだけを入れて「準備万端!」と思っているあたしの女子力は、加齢と共に急速に確実に低下している。
ということに気付いたので、今回の旅は少ない荷物の中にそっとコレを忍ばせた。

今回の旅に持っていったのは、資生堂 『 コラーゲンアップデート 』 ドリンクタイプ。
これまで、「飲んで潤う」タイプの美容ドリンクは、寝不足で肌がパサパサしているなあと思った時に 『 うるおい美率 』 を飲む程度。
まあ、無駄に寝不足になったり無駄に徹夜したりすることも多いので、やばいと思った時にすぐ飲めるように、箱買いして冷蔵庫にたんまり入れておき、月に10本くらいは飲んでいた。
それを飲んだところで、「わ!なにこの超美肌美人!」と思うほどの効果は無いものの(当たり前です)、飲まない時よりは飲んだ時のほうがパサパサ度も軽いし、回復までの時間も短くて済むなあという印象。
ただ。
決して「安ーい」とは言えない美容ドリンクが普通に美味しいとどうも信用できなくて、飲むたび飲むたび、「不味いほうが効きそうじゃね?」と思ってしまうから、馴染みのある 『 うるおい美率 』 に比べれば、ほんのり漢方っぽい味のするこの 、 『 コラーゲンアップデート 』 のほうが、「肌にいいものを飲んでる感」がある。
で、効果のほどは?というと。
旅最終日の朝、前日午前4時まで喋っていたせいで、寝たんだか寝てないんだか判らない状態のままシャワーを浴びていると、肌のカンジがいつもの寝不足の時とはちょっと違うことに気付いた。
それに加えて、心なしか顔の血色がよく見える。
「やっぱ美容ドリンクって、でろでろに疲れたり睡眠不足な時に飲むべきだなー」と、達成感すら覚えながらバスルームを出た。
「なんか着てから出てきなさい」
あたしより先にシャワーを終え、朝のスキンケアに勤しんでいるコスメマニアの友人に怖い顔で叱られ、仕方なくパンツを履く。
「上も」
また叱られた。
で、仕方なくバスローブを羽織ってから声をかけた。
「なんかあたし、顔色が良くない?」
「あー、ほんとだぁ」 ←まっぱが相手じゃなければとても優しい
「昨日の朝は顔色無かったもんね」
「いつも朝はゾンビみたいな顔色だもんね」 ←時々言い過ぎる
「あと、肌がいつもよりしっとりしてる気ぃする」
「効果テキメンだ!」
「かもなあ」
「やっぱり、鉄分補給は大事ってことだよねー」
「ん?」
「食わず嫌いしてないで、今度あたしも食べてみようかなー」
「あ?」

(人生で2番目に美味かったレバ刺しの2皿目)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
同僚の柳沢がうるさい。
席替えをして背中合わせになってからというもの、ことあるごとにあたしに話し掛けてくる。
「ねえねえ、夏目さん夏目さん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←早くも不機嫌MAX
「22日って休む?」
「なんでタメ口」
「あ、すいません。22日休む予定ですか?」
「うん」
「4連休、どこかに行くんですか?」
「お前に何の関係がある」
「無いっちゃ無いですけど。つうか、なんでそんなに冷たいんスか」
「あのね、今あたし、すげー機嫌が悪いの」
「え。なんかあったんスか?」
「お前が話し掛けてっからだよ」
「そんなあ・・・・」
「仕事しろよ」
「あ、ちょっと待って。あの、22日の夜・・・・」
「行かね」
「・・・・まだ何にも言ってないし。じゃあ19・・・・」
「行かね」
「・・・・いつならいいんスか」
「お前とは行かね」
「どうしてー」
「あ゛?どうして?だと?」
「・・・・あっ!いいです、いいですっ!答えなくていいですっ!」(必死)
~ 1分後 ~
「ねえねえ、夏目さん夏目さ・・・・」
「 向 こ う 3 年 話 し 掛 け ん な 」
(地獄の底より低い声で)
(地獄の底より低い声で)
同じ部署で背中合わせの席とはいえ、あたしと柳沢は仕事でさほど接点はなく、もしあたしが柳沢に用があるとすれば180センチ超の身長を生かして高いところにある物を取って貰うことくらいだが、でもそんな時あたしは迷わず上司に頼むから(オカシイ)、つまるところ柳沢とは、ほとんど会話せずに済むハズなのだ。
しかもあたしは誰から見ても「話し掛けやすいタイプ」には程遠く、特にデスクワーク中は「喋んのメンドクセオーラ」をMAXにしているようで、だから、そのオーラをいとも簡単にブチ破る柳沢は同僚達に、「地雷王子」とか「ドM王子」とか呼ばれている。
で、昨日の昼休みのこと。
食事から戻り席で床材のカタログを眺めていると、あたしより少し遅れて戻ってきたドM王子が、それはもう高いテンションで話し掛けてきた。
「夏目さん、家建てんの!?」
「だから何でタメ口」
「あ、すみません。夏目さん、家建てるんですか?」
「違う」
「リフォーム?」
「うん」
「ねえねえ、夏目さん夏目さん。俺に発注してよ」
「柳沢。今度タメ口きいたらエルボーな」
「・・・・俺に発注しませんか?」
「しません。つうか何でお前に」
と、その時。
あたし達の会話を聞いていた上司が、驚くことを口にした。
「 柳 沢 、 元 内 装 屋 だ も ん な 」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
な ん で す と ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
な ん で す と ?
寝癖のようなクシュクシュ頭で無精ヒゲで、ヤル気があるんだか無いんだか、多分無いんだろうなと思える風貌の柳沢が、あたしの中で初めて、僅かに光った。
「内装やってたの?」
「あれ?夏目さんに話したことなかったでしたっけ?」
「話されたのかもしれないけど、お前の話はいつも聞いてなかったからわかんない」
「ひでー」
「柳沢、壁紙貼れんの?」
「できるよ」
「マンションのカーペット、フローリングに張り替えられる?」
「できるできる。だって俺、リフォームもやってたもん」
「そうなんだ!」
「夏目さん、壁紙と床を張り替えたいの?」
「そう。壁紙は決めたんだけど、床材はまだちょっと迷ってて」
「そっかー」
「でも、壁より先に床をやってしまいたくて、だから壁紙の納品は先にして貰ってるの」
「壁と床、違う業者にやってもらうってこと?」
「ううん。どっちも自分でやる」
「え?」
「ん?」
「夏目さん、できるの!?」
「やったことないもん、わかんないよ」
「手伝うよ。つうか俺がやったげる」
「いや、いい」
「なんでー」
「やってくれなくていいけど、判んないことあったら教えて」
「いいよ。っていうか全部やってあげるのにー」
「それはいいの」
「なんでー。工賃取らないよ?」
「そういう問題じゃねえから」
「22日か19日、一緒に麻雀してくれるだけでいいから」
だからあたしは柳沢が嫌いだ。
ほんの数時間であたしから工賃並みの金を巻き上げるから大嫌い。
(大人げない大人)
(大人げない大人)
「夏目さーん、麻雀やろうよー」
「お前とは絶対やんない」
「このあいだみたいに夏目さんから、ダイスーシー・リーチ・一発・ドラ4であがったりしないよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ←麻雀人生で最悪の瞬間を思い出している
「やろうよー」
「いやだ」
「ちょーっとは手加減するからさー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あ 、 柳 沢 。 エ ル ボ ー 1 7 回 な 。
(数えてた)
「4畳半に置いた捨てるものの中に、タワシがあったよ」
「ああ」
「買ったの?」
「覚えてないんだよなあ」
「そうか」
「○○(近所のスーパーマーケット)で買ったような気もするんだけど」
「ほう」
「何のために買ったのかは覚えてない」
「なるほど」
「鍋でも磨こうと思ったんだろうか?」
「・・・・あり得ん」
「じゃあアレか。関口店長の店でゲームやって、最後、観客に「ターワーシ!ターワーシ!」って言われながらダーツしたらド真ん中か」
「全体的にいろいろ間違ってる。つうか、「タワシ!タワシ!」って、どんだけ根性悪い観客集めたTV番組よ」
「台所に置いとけばいいのか」
「置いといて何すんの?」
「コンロを掃除する時に使うとか」
「え?掃除するの?」
「俺?しないよー」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
や れ よ 。
結局、夏目父の部屋にタワシがあった理由は判らずじまい。
で、一般家庭ではあり得ないほど何も入っていないシンク下の収納にタワシを放り込み、4畳半にあるゴミ捨ての続きに着手した。
夏目父の部屋から出たゴミは、ものの10分くらいで袋に詰め終え、ベッドの上に残ったもののうち、大事に大事に温め続けていたブツを捨てることにした。
片付け始める前から憧れていて、片付け始めてからもずっと夢に描いていたことがある。
どんなにオシャレな部屋を見ても心が動かなかったのに、でもそれを見た途端、大げさに言えば一筋の光を見たような気になったし、何年かかってもいいから、自分の手でひとつひとつ片付けていこうという気にもなれた。
これまで、メンドウはたとえ借金をしてでも金で解決したがったあたしが、部屋を片付けることに関してはそれをせずに今に至っているのは、片付け始める前に読んだブログの影響だ。間違いなく。
読めば読むほど好きになる、『 お部屋をキレイにするブログ 』 のカナさんが2年半以上前に書いていた、「タネ明かし」というエントリー。
片付けられる人や収納上手な人には、あたしがこのエントリーを読んでどうしてそんなに衝撃を受けたのか判らないだろうし、あたしも巧くは言えない。
要らないダンボールを使って同様の物を作ったとか、ホームセンターで板を買ってきて収納できるテーブルを作ったとかならこんなに興奮しなかっただろう。
「ダンボール箱は極力捨てましょう」と謳っている人が多い中、カナさんは、本当に不要な箱は捨てていて、自分の生活を省みて「とっておいたほうがいい」と判断したダンボールは有効活用出来ていて、見栄えもとてもいい。
一見簡単そうにも思えるけれど、あたしにとっては全然簡単じゃない。
カナさん、この活用方法を思いついた時や、部屋をイメージしながら布を選んでいる時、すげー楽しかったに違いない。
完成した時は、すげー嬉しかったに違いない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あたしもこういうことが出来るようになりたいなあ。

(中はカラ)

(中はカラ)
確固たる決意の元に取っておいたわけではないが、親がファンヒーターを買ってくれた日にすぐに頭に浮かんだのが、カナさんのあのエントリーだった。
ところが。
1年半も潰さず持ち続けていたのに、このダンボールの使い道がさっぱり思いつかない。
で、この間ようやく気付いた。
「あれ?カナさんは、引っ越しする可能性があることを考えたからファンヒーターのダンボールを捨てずに取っておくことにしたんじゃなかったっけ?
だから発泡スチロールの緩衝材ごととっておいたんじゃなかったっけ?
(という話が、カナさんのブログのどこかに書いてあります)
おいおいちょっと待て。
あたしには引っ越しの予定はないじゃないか!
しかも、8畳の部屋の押し入れに、ファンヒーターを仕舞う場所まで確保済じゃないか!
つまり、だ。
このダンボールって、あたしにとっては要らない物じゃないか!!!!!」
つうことに、1年半も経ってからようやく気がついた。
とはいえ。
こういうことに1年半も気付かない自分のアホ具合にはいい加減慣れたし、片付けの手際は悪いけれど、それが自分のやり方なんだと自覚できるようにもなったから、またカナさんのブログを読み返してみれば、今のあたしがビビっとくる、別の「やってみたいこと」が出てくるだろう。
だから。
さようなら、ファンヒーターのダンボール。

(パタン・・・・)


(パタン・・・・)

それにしても。

これは、土埃を取り除いただけで使えるんだろうか。

買い替えるのはたやすいけれど、親に買ってもらったこのベッドにあたしは2年くらいしか寝ていない。
だから捨てるのは、このベッドを再生させて実際寝てみて、「やっぱダメだわ」と諦めた時にしたい。
背板の布を張り替えればなんとかなるんだろうか。
つうか、このベッドってどんな造りなんだっけ?
布が張り替えられる物なのかどうかを確かめるためにあたしは、今の家に越してきた時以来、具体的には約20年ぶりに、パイプベッドの背板を持ち上げてみた。
するとそこは、想像もしていなかった光景が広がっていた。

(手前にあるグレーのは、プラスチックの収納ケース)
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(荷造りご無用0123な箱)
こ 、 こ 、 こ ん に ち は 、 2 0 年 前 の ダ ン ボ ー ル っ !
(半泣きで)
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