BOOK INFOMATION

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片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)



「4畳半に置いた捨てるものの中に、タワシがあったよ」
「ああ」
「買ったの?」
「覚えてないんだよなあ」
「そうか」
「○○(近所のスーパーマーケット)で買ったような気もするんだけど」
「ほう」
「何のために買ったのかは覚えてない」
「なるほど」
「鍋でも磨こうと思ったんだろうか?」
「・・・・あり得ん」
「じゃあアレか。関口店長の店でゲームやって、最後、観客に「ターワーシ!ターワーシ!」って言われながらダーツしたらド真ん中か」
「全体的にいろいろ間違ってる。つうか、「タワシ!タワシ!」って、どんだけ根性悪い観客集めたTV番組よ」
「台所に置いとけばいいのか」
「置いといて何すんの?」
「コンロを掃除する時に使うとか」
「え?掃除するの?」
「俺?しないよー
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



や れ よ 。



結局、夏目父の部屋にタワシがあった理由は判らずじまい。
で、一般家庭ではあり得ないほど何も入っていないシンク下の収納にタワシを放り込み、4畳半にあるゴミ捨ての続きに着手した。
夏目父の部屋から出たゴミは、ものの10分くらいで袋に詰め終え、ベッドの上に残ったもののうち、大事に大事に温め続けていたブツを捨てることにした。



片付け始める前から憧れていて、片付け始めてからもずっと夢に描いていたことがある。
どんなにオシャレな部屋を見ても心が動かなかったのに、でもそれを見た途端、大げさに言えば一筋の光を見たような気になったし、何年かかってもいいから、自分の手でひとつひとつ片付けていこうという気にもなれた。
これまで、メンドウはたとえ借金をしてでも金で解決したがったあたしが、部屋を片付けることに関してはそれをせずに今に至っているのは、片付け始める前に読んだブログの影響だ。間違いなく。



読めば読むほど好きになる、『 お部屋をキレイにするブログ 』 のカナさんが2年半以上前に書いていた、「タネ明かし」というエントリー。
片付けられる人や収納上手な人には、あたしがこのエントリーを読んでどうしてそんなに衝撃を受けたのか判らないだろうし、あたしも巧くは言えない。
要らないダンボールを使って同様の物を作ったとか、ホームセンターで板を買ってきて収納できるテーブルを作ったとかならこんなに興奮しなかっただろう。
「ダンボール箱は極力捨てましょう」と謳っている人が多い中、カナさんは、本当に不要な箱は捨てていて、自分の生活を省みて「とっておいたほうがいい」と判断したダンボールは有効活用出来ていて、見栄えもとてもいい
一見簡単そうにも思えるけれど、あたしにとっては全然簡単じゃない。
カナさん、この活用方法を思いついた時や、部屋をイメージしながら布を選んでいる時、すげー楽しかったに違いない。
完成した時は、すげー嬉しかったに違いない。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





あたしもこういうことが出来るようになりたいなあ。







(中はカラ)



確固たる決意の元に取っておいたわけではないが、親がファンヒーターを買ってくれた日にすぐに頭に浮かんだのが、カナさんのあのエントリーだった。
ところが。
1年半も潰さず持ち続けていたのに、このダンボールの使い道がさっぱり思いつかない。
で、この間ようやく気付いた。

「あれ?カナさんは、引っ越しする可能性があることを考えたからファンヒーターのダンボールを捨てずに取っておくことにしたんじゃなかったっけ?
だから発泡スチロールの緩衝材ごととっておいたんじゃなかったっけ?
(という話が、カナさんのブログのどこかに書いてあります)
おいおいちょっと待て。
あたしには引っ越しの予定はないじゃないか!
しかも、8畳の部屋の押し入れに、ファンヒーターを仕舞う場所まで確保済じゃないか!
つまり、だ。
このダンボールって、あたしにとっては要らない物じゃないか!!!!!」

つうことに、1年半も経ってからようやく気がついた。



とはいえ。
こういうことに1年半も気付かない自分のアホ具合にはいい加減慣れたし、片付けの手際は悪いけれど、それが自分のやり方なんだと自覚できるようにもなったから、またカナさんのブログを読み返してみれば、今のあたしがビビっとくる、別の「やってみたいこと」が出てくるだろう。
だから。



さようなら、ファンヒーターのダンボール。






(パタン・・・・)








それにしても。






これは、土埃を取り除いただけで使えるんだろうか。






買い替えるのはたやすいけれど、親に買ってもらったこのベッドにあたしは2年くらいしか寝ていない。
だから捨てるのは、このベッドを再生させて実際寝てみて、「やっぱダメだわ」と諦めた時にしたい。

背板の布を張り替えればなんとかなるんだろうか。



つうか、このベッドってどんな造りなんだっけ?



布が張り替えられる物なのかどうかを確かめるためにあたしは、今の家に越してきた時以来、具体的には約20年ぶりに、パイプベッドの背板を持ち上げてみた。
するとそこは、想像もしていなかった光景が広がっていた。










(手前にあるグレーのは、プラスチックの収納ケース)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






(荷造りご無用0123な箱)





こ 、 こ 、 こ ん に ち は 、 2 0 年 前 の ダ ン ボ ー ル っ !
(半泣きで)



・・・・って。
開けるの、超怖ぇーよ。




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 今日もかわいいバブ男くん。