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片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)



(汚い画像満載でお送りします)





世界のナベアツほど頻繁ではないが、時々、自分でも呆れるくらい頭が悪くなる。
(欲しくはないがボタンは押してみたい)

ついこの間、ベッド下の写真を撮ろうとした時も、






自分の身体が蛍光灯の明かりを遮り写真が暗くなってしまうのを避けるべく、結構真剣に考えた結果、









バレリーナよろしく脚をあげて、背板を支える始末 。



向こう側じゃなくて左側に開けりゃいいじゃないかと気付いたのは、数日後のことで、






「なんで罰ゲームみたいな開き方しちゃったかなあ」とうっすら後悔しながら、土埃にまみれたベッドの下の片付けに着手した。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「こ、これが4畳半の中で最も汚れてる箇所だから!」と自分で自分に言いきかせたくなるくらい廃屋風味。
「よくもまあコレを、10数年も見ないフリしてこれたものだ」とは自分でも思うが、片付けたり掃除したりする気が無かった自分を責めたところでコトは進まない。
さーてと。
いちいち全部、中身チェックしていくぞー。



最初に手に取ったのは、本らしきものの上に斜めっている筒状の物体。










(手が・・・・手が・・・・)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょーっとつまみあげただけで指が土埃まみれになり、テンションダダ下がり。
過去の経験から、「乱れじゃなく汚れに直面すると激しくテンションが下がるけど、でもすぐに慣れるんだっけ」と判っちゃいるが、土埃で汚れた指を見るとなんでだかうっすら、自分の人生に嫌気がさしてくる。



ただ。
テンションが下がった時こそ、自分のこのブログが意味を成す。
「ここを乗り越えればきっと面白いモノが発掘できるハズ。そしたらそれを写真に撮って、ブログに載せて、みんなでぷぷぷと笑おうじゃないか!」と思えるからこそここまで続けてこられたのだ。
案の定、筒状の物体が当時好きだったアーティストのポスターだと判ると、




(渡辺美里 『 Flower bed 』 )



手の汚れがさほど気にならなくなり、その下にある本らしきモノのカバーを指でびゃーっとやれるまでにテンションが回復した。




(やらんでよろしい)



さて。
今よりずっと多感だった頃に読んでいたであろう本はどんなものだろうか。
期待に胸膨らませ、書店でかけてもらったカバーを捲ると。






バブル期のファッションリーダー本、発掘 。










(十数年後、大奥で瀧山を演じるなんて想像もしていない上目遣いっぷり)


(1989年って!)



これを読んだ記憶もなけりゃ、浅野ゆう子ファッションを手本にした記憶もないが、当時は一世を風靡したんだもの、それはもう楽しく読んだんでしょう。そうでしょう。(棒読みで)

続くはファッション誌。




(スーパーモデルも台無し)




(1989年って!!)



うっすら 『 コム・デ・ギャルソン 』 の文字が見えるからそれを目当てに買ったらしいが、中を見たら確実に土埃が舞うため、そぉーっとそぉーっと、ゴミ袋へ入れた。



約 2 0 年 前 の プ ル タ ブ と 共 に 。










ここで早くも気付いてしまったのだが。
元来雑なあたしはこれまで、それはもう荒々しく部屋を片付けてきたから、少しでも雑に扱うとあっつう間に土埃が舞うようなモノを片付けるのは、どうも肌に合わないらしい。
「土埃を溜めるのはもうやめよう」と固く心に決め(オカシイぞ)、






奥のダンボールに着手すべく、プラスチックの衣装ケースをベランダに出した。









大雨が降って土埃が流されることを大いに期待しつつ。
(天に頼るな。水道使え)








片付け始めてまだ15分くらいしか経っていないのだが、絨毯の元の色が見えたところで一旦中断。
ベランダに出てイップクし、ついでに、思いっきり深呼吸をした。








さ て 、 開 け て み る か 。
















(つづく)





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 ちゃんと夜に飲んでたのに効果が微妙なのは、腰に手ぇ当てて飲んでるせいかもしれません。