BOOK INFOMATION
ある日のノック。
「コンコン」
「・・・・ドア開けてから口で言って何の意味が」
「あのさ、 『 生茶 』 じゃなくて 『 濃い味 』 がいいんだけど」


「知ってます」
「じゃあなんで 『 生茶 』 ?」
「安かったから。しかもあたしが飲もうと思って買ったんです」
「ふうん。ま、なくなったから」
「そうですか」
またある日のノック。
「コンコン」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「このジャスミン茶、ネットだと安い?」

「○○(近所のスーパーマーケット)よりは安いかもしれない」
「じゃあ、箱で買っといてもいいよね」
「誰が」
「うちの娘が」
「いい娘さんですなあ」
「育て方がよかったんで」
「お母さんのね」
(シカトして)「ま、なくなったから」
「そうですか」
またある日のノック。
「コンコン」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ねえ、これって1リットルしかないの?」

「ううん。500mlもあるよ」

「じゃあなんで1リットル?」
「割安だから」
「でも1リットルだと、炭酸抜ける気がしない?」
「あたしが飲むために買ってるんだからいいんです」
「へー。ま、なくなったから」
「そうですか」
またある日のノック。
「どうして 『 濃い味 』 がないの?」
「買っ・・・・」
「あっ!」
「え?」
「コンコン」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「で、どうして?」
「買ってきてないからです」
「でも 『 生茶 』 はあるよ」
「この間、2本買ってきてたんだもの」
「ふうん。ま、なくなったから」
「そうですか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
何があるとか何がないとか、あれがいいとかこれがいいとか、何を言ってもいいけどね、夏目父。
空のペットボトル持ってあたしの部屋にきて、
それを置いていくのはやめてくれ。

(1週間でどんだけ飲むんだ)
台所にペットボトル入れるとこあるの、知ってんだろーが。
あ、それとね。
1本くらい、潰してみんかい。

(ある感情のせいで必要以上に潰してしまう娘の図)

(ある感情のせいで必要以上に潰してしまう娘の図)
つうか。
あたしの分、残しといてくれないかぃ?
コテコテの汚部屋に住んでいるのに、職場の自分の席は常に片付いている、という人を自分以外に見たことがない。
というか、仕事関係の人の家に遊びに行ったことがないに等しいから、たとえば今一緒に働いている人たちの部屋が片付いているのかどうかを知らない。
勤務年数が短いのなら散らかすほうが難しいが、あたしのように、大きく異動することもなく同じ会社に5年も10年も15年も勤めている場合は、よほど神経質にならない限り、雑然として当たり前というような気もするし、実際うちの会社に長く勤めている人の席は概ねそうだ。
なのに、あたしの机周りは日に日に整然としていっている。
頑張って片付けているわけでは決してないし、綺麗じゃないと仕事に集中できないというわけでもない。
良く言えば「片付けるのが習慣になっている」ということなのかもしれないが、本当の理由はそんな立派なモンじゃ全然ない。
あたしの席が片付いている理由は、「直属上司が超短気で、しかも、怒るとすげーコワイ人だ」ということに起因する。
たとえば一番簡単なところで、「A社の見積書」と上司が呟いてからあたしがそれを手渡すまで、30秒かかってはいけない。
あたし以外が相手だと上司はもう少し気長に待っている気がするから、もしかすると上司は、その人が出来る最短時間だけ待つことにしているのかもしれない。
とにかく、上司があたしに求める仕事のレスポンスタイムはどんどん短くなっていて、それに応えるには机周りも頭の中も常に整理されている必要がある、というだけの話だ。
上司がキレキャラじゃなかったら、あたしは会社の席を散らかし放題にしていたと思うが、幸か不幸か過去の上司は揃いも揃って、あたしが慌てたりモタつくのを嫌うタイプ。
今の上司ほど気が短い人はいなかったが。
そんな上司の下で働いているから極力自分の席には私物を置かないようにしているのだが、唯一、デスク脇にあるキャビネットの奥に長年溜め込んでいた私物がある。
使うか使わないかと訊かれれば使わないし、使いようもない。
大事なことを書き込んでいるわけでもないどころか、書き込む習慣自体ない。
じゃあなんで取っておいてるの?と訊かれたら返答に困る。
「これだけ揃ってるとなーんか捨てられないんだよねえ。つうかカワイイし」というのが正直なところだが、 自席のキャビネットに何を入れていようがツッコむ人などいないわけで、誰にも訊かれないもんだからなんとなく溜め込んでしまっていた。

(2002~2008年までの計7冊。って、あれ?1冊足りね)
(某片付けブログで話題になっている)生保会社の卓上カレンダーである。

自分がここの保険に加入していないため、毎年知り合いのオッサンに「くれ」とせがんで貰い続けること7年。

リボン猫で、

しかも、非売品。

す、捨てらんねえ・・・・。
が、これほど使い回しが効かないモノもないわけで。
これがたとえば、7年間、その日の出来事を四文字熟語で書き込み続けているとか、職場にいるステキ男子と目が合った回数をハートマークで書き込んでいるとかなら、取っておく意味もありそうな気はする。
でも。
あたしがそんな乙女チックなことするわけねーし。
つーか、職場にステキ男子、いねーし。
それより何より、そんなアラフォー、痛々しいし。
つーか、職場にステキ男子、いねーし。
それより何より、そんなアラフォー、痛々しいし。
もちろんこれまでは、どうこうする必要はなかった。
が、最近コレを入れていた引き出しに共用のPC周辺機器も入れることになり、上司や同僚の目に留まるようになってしまったから、さあ大変。
いや、大変つうより、超メンドクセぇことになってしまった。
口火を切ったのは他でもない上司。
「なんで古いカレンダーなんか取っておいてるわけ?」
「・・・・なんとなく」
「キティだからか?」
「まあ」
「キティだからって、古いカレンダー取っておいたってしょーがねーだろ」
・・・・そう、それは言われなくても判ってんだけどね。
「でもカワイイし」
「は?」
「え?」
「お前今、カワイイって言ったか?」
「・・・・言いましたが何か」
最近つくづく感じるのだが。
「カワイイから捨てらんない」という感覚は、男性にはなかなか理解して貰えない。
あ、いや、違う。
あたしが何かを見て「カワイイ」と言うと、職場の男性は必ず聞き返す。
ちなみに。
最近あたしが「カワイイ」と声に出したのは、ネットで見つけたとある動物の写真なのだが、この時は周囲から、
「 「 美 味 そ う 」 の 間 違 い じ ゃ ね ? 」
と散々言われた。
・・・・食うかよ。
そんな職場で、「カワイイから捨てらんね」とあたしが言うのはどうやら禁句だったようで、日々入りまくるしょーもないツッコミを回避すべく、ひとまず家に持ち帰ることにした。
捨てたってちーっとも困らないのは判っている。
が、片付け始めてからあたしは、これほど捨てるのを躊躇したことはない。
パソコンデスクの上に置いて時々手にとって眺めては、捨てるか捨てないかを自分に問う日々が続いた。
とてもぼんやりと、でも頻繁に。
で。
家に持ち帰って10日が過ぎた頃、「捨てたくなるまで取っておこう」と思うに至った。
これまでも度々書いているが、「要る」「要らない」とか「使う」「使わない」で括れないモノはたくさんある。
あたしは必要最低限のモノだけで暮らしていこうなんて思っちゃいないせいか、「取っておいたところで使いようがない」と思っても、なーんとなく捨てられないモノがいくつかある。
それらに埋もれ、ゴミ屋敷のような汚部屋に逆戻りする気はもちろんない。
でも、横20センチ×縦10.5センチ、厚さわずか3.5センチのモノくらいどうにでもなるハズで、

(あれ?やっぱ7冊ある)
あたしにとってこれは、要るとか要らないとか、使えるとか使えないとかいうレベルで括れないモノ。
「もう使えないけどカワイイから捨てらんね」でいいじゃないか。
これらが活躍する場はもうないけれど、時々眺めてはニンマリする、そんな使い方があってもいいじゃないか。
片付けることに頓着し過ぎると、捨てることが正しくて、捨てないことが間違いかのように思えてきてしまうけれど、こういうモノじゃなく、癒しにすらならないようなあたしにとって本当の不用品から捨てればいい。
透明のケースは捨てようかと思った。
でも、これから先何年続くか判らないが、ひと手間をかけるのが億劫で、結局仕舞うべきところに仕舞えない自分が容易に想像できるから、ひとまずはこのままで取っておくことにした。
が。
活躍することはもうないと思い込んでいたこのケースを再利用する時が、突然、意外な形でやってきた。

(今年のもカワイイ)
ん?

(油性で落書き。しかもプラケースが筆跡で窪んでいる。
後に上司の仕業と判明。
犯人曰く、「これもカワイイって言うかと思ったんです・・・・」)
あー、良かったあああああー。
ケースまで捨てちゃわないでほんとに良かったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
な ん て 思 え る か 、 ボ ケ 。
な ん て 思 え る か 、 ボ ケ 。
他人に迷惑がかからない類のことはとことん手を抜いて暮らしているあたしだが、それをしなくても誰にも迷惑がかからないけれど、「やらない」という選択肢がないっつうことがいくつかある。
そのひとつが、正月飾りを焼納すること。
最近じゃ玄関にかける正月飾りを複数年使う人までいるらしいが、燃え盛る火の中にそれをポーンと投げ入れないと正月気分から抜け出せない夏目父とあたしは、お正月飾りをメラメラと燃やさなければ働く意欲が戻らない。
つまり、正月飾りを焼納しないと食い扶持を稼ぐ意欲すら湧かないダメ親子なので、毎年ふたりで、近所の神社に行くことにしている。
が、9割くらいは神社の境内に出る屋台目当てである。
ちなみに。
一般的には佐義長(さぎちょう)と呼ばれるらしい小正月のこの行事は、環境に配慮して廃れた街も多いらしい。
でも、あたしが住む街では、やっていない神社はないんじゃないか?と思うほど、現役バリバリ(死後)の行事だ。
今回燃え盛る火に放り込んだものは、お正月飾りと、

(「来年こそはフックを隠そう」と毎年思っている)
去年の初詣で買った、商売繁盛の御札。

(ダメ社長 会社の景気は神頼み ←初詠み)
以前軽く揉めて以来、火の中にブツを投げ入れるのは夏目父にやらせてあげているが、ヤツには一日も早く、「それぇーぃ!」と言わないで投げ込めるようになって欲しい。

(特別、だからな)
それから暫し、門松の竹が弾ける音におののいたりしつつ、自分たちが投げ入れた正月飾りと御札が燃えるのをボーっと見て、十分身体が暖まってから参拝者の行列最後尾に並んだ。
「何をお願いしようかなあ」と呟きながら夏目父が小銭入れを覗く。
あたしは、「家内安全と商売繁盛でしょう」と言いながら賽銭を手に持った。
「お賽銭、いくらにすんの?」 ←毎年訊く親
「・・・・教えね」 ←毎年ぶっきらぼうな娘
「いくらよ?」 ←毎年シツコイ親
「・・・・教えねえっつうの」 ←毎年短気な娘

(りょ、りょ、りょ、良縁成就祈願じゃないもん!もん! ←コイツ、いい歳です)
初詣は例年より混んでいたらしいが、この日はどちらかと言えば例年より空いていた気がする。
いつもは小一時間並ぶというのに30分ほどで順番がきた。
で、例年通り、「いいことがありますよーに」と大雑把にお願いした。
さて。
最後は、毎年恒例のおみくじ、である。
過去ログを読んでいない人のためにざっと書くと、一昨年までは10年連続「小吉」で、去年は「末吉」。
最も縁遠い「待人」の欄には、「小吉」だった10年間は「来ますが遅くなります」という、ツッコミどころ満載なことが書いてあり、去年は「時間をかけて選ぶことです、時が人を運ぶでしょう」という、どこからツッコめばいいのか判らないことが書いてあった。
さーて、今年はどんなことが書いてあるんでしょ。
小吉は10年続いたから、末吉も10年続くのか?
それとも、今年は凶とか?
・・・・と、悪いほうを期待しながら(オカシイ)ひいたおみくじを開いてみると、そこには、見慣れた文字が並んでいた。

(へ?)
・・・・つまらん。
おみくじに笑いを求めるのは間違ってるんだろうが、でもつまらん。
つうかこれじゃ、あの欄に何と書かれているのかが想像できてしまうじゃないか。
もう何年も前から巫女さんは、「同じ「小吉」でも、中に書かれていることはいろいろなんですよ」と言ってくれるのだけれど、あたしの場合、小吉の時は100%アレだもの、つまんねえよ。
となれば、真っ先に見るべきは勝負運だ。
勝負、勝負・・・・と。

『 勝 負 自 分 に 勝 つ 努 力 を 。 』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
信念を貫いても曲げても、麻雀に負けてる気ぃするんですが。
ああなんか、今年も勝てる気しねえ。
・・・・って言ってる時点で明らかに自分に負けてるけど。
結びつける前に、一応あの欄も見てみるか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
やっぱやめとくか。
と、ウジウジするのは5秒で飽きたので、待人の欄を見てみた。
薄 目 で 。
(実話)

(ショックを和らげる方法が薄目ってのもどうよ)
(実話)

(ショックを和らげる方法が薄目ってのもどうよ)
が。
薄目なのに想定していた文じゃないことが判ってしまい、思わず二度見した。

(へ?)

(えええええええええ?)
『 待 人 心 が 通 じ る 人 が 来 ま す 。 』
く、来るんだ・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
今更そんなのメンドク・・・・いえ、何でもありません。
(こら)
築20年だもの、一軒家だろうとマンションだろうとアチコチにガタがくるのは当然だろうし、それをメンテしながら住むのが普通なんだと判っちゃいるが、でもやっぱり、メンテ要員が自分しかいないとなると、小さいことから大きいことまで全てがメンドくさい。
プロに依頼するにしても、業者選定から作業終了までのやり取りが億劫で仕方ない。
が。
その「プロ」が知り合いだと、急に敷居が低くなる。
玄関の鍵の穴がガタガタし始めたのは、1年半くらい前じゃないかと思う。
入居から3年後に一度、鍵を交換しているけれど、それから既に17年経っているわけで。
ただ、鍵がオカシクなったのが経年によるものなのか、スペアキーを元に作ったスペアキーを使っているせいなのか、 鍵穴の中が錆びたのか、原因はよく判らない。
ただとにかく、鍵穴に鍵を差すのも抜くのもすんなりいかなくなり、引っ掛からないよう探りながら鍵を差し、右に左に微調整しながらでないと抜けない。
シリンダーを見てみると、外側にはだいぶ錆が浮いていた。


これじゃ内部がイカれてても全然不思議じゃないが、同じマンションの他所の家のシリンダーを見てみると、うちのより錆が目立つ物が多いのに、シリンダーを替えてる家はほとんどない。
なんでだ。(知らね)
まあ、よそんちのことは兎も角、我が家の鍵がイカレてることは確かなわけで、17年ぶりに玄関の鍵を交換しようと思い立った。
さて。
普段のあたしならこれをプロに頼もうとは思わないのだが、去年12月半ばのこと、かれこれ8年ほど前から知っているご近所さんの職業が鍵屋さんだと偶然知ったので、その人に頼んでみた。
ちなみにこの鍵屋さんは姪の同級生のお父さんなのだが、あたしが鍵屋さんと知り合ったのはその縁ではなく、近所の雀荘でだった。
雀荘で知り合ったオヤジ共は揃いも揃って胡散臭いのだが、その中で唯一あたしが信用している人がこの鍵屋さんである。
だってこの鍵屋さん、
麻 雀 ス キ ル が あ た し と 同 レ ベ ル な ん だ も の 。
(「同病相憐れむ」的発想か)
(「同病相憐れむ」的発想か)
あたしからふんだくった金だけで生活してんじゃね?というオヤジ達の中で唯一、定職がありそうな人だとは思っていたのだが、まさか鍵屋さんだったとは。
というわけで。
12月半ば、一緒に卓を囲んでいる最中にその人の職業が鍵屋さんだと判ったので、早速シリンダーの交換をオーダーしてみた。
夏目「リーチ。つうか、○○さんが鍵屋だなんて知らなかったよ」 ←4面待ち
鍵屋「ポン。つっても俺はまだ修行中。オヤジが師匠」
夏目「あのさ、うちの玄関の鍵、交換して」
鍵屋「空き巣でも入った?」
夏目「ううん。なんか鍵穴に鍵がすんなり入んないの」
鍵屋「じゃあシリンダーだけ交換すればOKでしょ。自分でやってみなよ」
夏目「やってくれねえのかよ」 ←ツモ切り
鍵屋「ポン。だって簡単だし。で、今の鍵はどんなヤツ?」
夏目「ギザギザの。何百円かで、キーンってスペア作れるヤツ」
鍵屋「ピッキングに強いヤツに替えたほうがいいかもね」
夏目「ほう」
鍵屋「鍵は美和ロック?」
夏目「そう」
鍵屋「じゃあ、後で型番教えて。それに合うシリンダー教えるから」
夏目「了解」 ←ツモ切り
鍵屋「あ」
夏目「ん?」
「 ロ ン ! 」
(もちろん鍵屋が)
(もちろん鍵屋が)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
コ イ ツ に 工 賃 ま で 取 ら れ て な る も の か 。
つうわけで、後日鍵屋に教えて貰った複数のシリンダーの中から代替シリンダーを決め、早速ネットで購入。
我が家の鍵は、MIWAロックのLDSPなる型。

ねじ込み式のものなので、フロントカバーを外したら、

(アーマープレートという名前らしい。つうか、これも錆てんのね)
シリンダーを留めているネジを緩めると、古いシリンダーを外せるようになるらしい。

で、古いのを回転させながら外したら、

新しいシリンダーをねじ込んでねじ込んで、ロゴが真上にくる位置で止めたら、はい、おしまい。

(ぴかー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんであたしは1年半も放置してたんだっけ?と拍子抜けするくらい簡単に出来てしまった。
写真を撮りながらでも10分くらいしかかからなかったから、プロならば、シリンダーの選定をして交換して微調整もして、代金払って確認のサインまでしても同じくらいの時間で済むんだろうなあ。
さて。
シリンダーに同梱されている鍵は標準で計3本。
これまでは、夏目父とあたしが1本ずつ持っていて、もう1本を義兄に持ってもらっていたから、これからも3本あれば間に合うハズ。

(17年間、回り続けたシリンダー)

(新しい鍵に付け替えたが、アラフォーでこのキーホルダーはどうよ?と今更気付く)
新しい鍵を渡すと夏目父はすぐさま、長年使っている自分のキーホルダーにそれをつけた。
で、昨夜のこと。
義兄宅に行ったので、新しい鍵を渡して言った。
「玄関の鍵を交換しました」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「何か問題でも?」
「・・・・あるよ。大問題だよ」
「何がでしょーか」
「なんで俺がこんなモン持たなくちゃいけねえのさ」
「カワイイでしょう」
「可愛さとか、いらないから。それに邪魔だし。チャリンチャリンうるさいし」
「鈴は取ってもいいよ」
「鈴だけ?」
「うん」
「全部取りたいんだけ・・・・」
許 さ ん 。
自分が、一旦怠け始めるといつまでも怠け続けられるヤツだということをイヤっつうくらい知っているから、GWや年末年始休暇の最終日はいつも、ほんの少しだけ不安になる。
このご時世だからあたしが勤めている会社だってなまはげよろしく、「働かねーヤツはいねがー。怠けてるヤツはいねがー」と従業員の仕事ぶりには目を光らせているだろうし、


それより何より、いい歳こいて、仕事始めの日に遅刻なんてしたくない。
人としてどうかと思うし(、上司に口きいて貰えなさそうだし)。
・・・・と、1月4日夜はニュースを見ながら、翌朝ちゃんと起きることが出来るかどうかをうっすら心配していたのだが、「長いこと会社勤めをしているんだもの、そうそう寝坊なんてするハズねえよ」と思い直し、普段と変わらない時間に寝た。
で、普段と変わらない時間に起きた。
(ネタとしてつまらん)
(ネタとしてつまらん)
が、9日間もダラダラしていたせいかいつもの生活リズムが掴めず、会社に着いたのは始業ベルが鳴る1分前。
仕事始めの日から、額に汗を浮かべて「ギリギリセーフ!!!」とか思ってるアラフォーもどうかと思うが、遅刻から始まるよりはいいっつうことにしましょう。そうしましょう。
ちなみに、9日も連続して会社を休んだのは、2003~2004年の年末年始休暇以来、5年ぶりらしい。
が、会社では休みボケもせずいつも通りに仕事をして、いつも通り帰宅した。
問題は、家のことだった。
月曜日、燃やせるゴミを捨て忘れ、

(14日熟成の生ゴミ入り)
火曜日、プラゴミを捨て忘れ、

(年末年始はいつもの5倍くらいゴミが出る)
水曜日は、笑えるくらい大量だった瓶(焼酎)・缶(ビール)・ペットボトル(炭酸)の写真を撮り忘れ、今朝は今朝で、月曜日に捨て忘れた燃やせるゴミを捨て忘れる始末。

(17日熟成の生ゴミ入り)
せっかくゴミ捨てが習慣になりつつあったのに、たった9日ダラけただけで元に戻ってしまうなんて・・・・と、自分で自分にガッカリしていた今朝9時半、あたしより更に酷いヤツからのメールを受信した。
「会社に行くの忘れてました。今日は休んじゃおうかと思ってます」
(註:この人は超小企業の経営者です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
真 面 目 に 働 け 、 夏 目 父 。
(註:この人は超小企業の経営者です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
真 面 目 に 働 け 、 夏 目 父 。
| HOME |