BOOK INFOMATION

単行本 『 片付けられない女魂 』 は、Amazonマーケットプレイスで購入できます。
片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)



今更敢えて書くようなことでは全然ないけれど、あたしは、片付けができないだけでなく掃除もできない。
これがたとえば、よその片付けブログで時々目にするように、「やり始めたらとことん綺麗にしないと気が済まないタチだから着手するのには気合いが要る」というのなら救いようがあるような気がするのだが、あたしは、5メートル四方の部屋を直径1メートルの円形に掃除しただけで満足する性格だというのに着手しないもんだから救いようがない。
というわけで、GL団子を取り終えて数日経っても4畳半はこの状態だった。




(変化ナシ)



が。
既に大工な友人には、石膏ボードとGL団子の処分をお願いしたい旨を話してあったので、頼むのが遅くなればそれだけチンタラやっていたことばバレてしまい、「何ヶ月かかってんだよ」とスゴまれちまう。
いや、それよりも。
大工な友人が「今日か?明日か?来週か?」と待っているかもしれないと思ったら、やる気はないのに気が急いて、結局GL団子を剥がすのと同じように、平日の朝に少しずつ、ゴミを分別して袋に詰めることにした。




(壁紙・石膏ボード・GL団子で分けてみたが根拠はない)



ある程度デカいブツを袋に投げ入れるだけで3日。
その後、「細かい破片を集めるのには掃除機を持ってくればいいのか?でも、掃除機の紙パックにたまった破片を袋に移し替えんのメンドくさくね?つうか、掃除機本体がすげー汚れそう」と、ぼんやり迷うこと数日。
ようやく、南側のベランダにホウキとチリ取りがあったことを思い出した。



ところで。
以前どこかで書いたか話したかしたような記憶もあるのだが、汚部屋を片付け始めてからのあたしは、それまでより少しだけ起床時間が早くなった。
早く起きるよう意識したわけではないし、アラームは昔から意味不明な時間にセットしっぱなしだし、だから、早く起きるようになった理由は、



歳のせい?



くらいしか思い当たらないのだが、とにかく片付け始める前よりも1時間近く早く起きるようになった。
ただ、朝が1時間増えたからといって何をするわけでもなく、変わったことといえば、それまで1面とスポーツ面と三面記事しか読めていなかった朝刊を隅々まで読めるようになったくらい。
それが無駄な時間だと思っていたわけでは決してないのだが、たとえばオシャレな朝食をとってみるとか、



ぐりんぐりんの縦ロールに巻いてみるとか




(上司に殴られます)



なんなら盛ってみるとか、




(当方アラフォーです)



その1時間でなんかこう、「よぉーぅし!今日も頑張るぞー」っつう気になれることが出来ないものか?とも思っていた。
が、4畳半の壁を壊し始めて気が付いた。
どうやらあたしは、さえずる小鳥に餌をやったりバラの花びらを浮かべたお風呂で身体を撫でたりしているよりも、4畳半で粉塵まみれになりながら着実に前に進んでいることを実感したあとに荒々しくシャワーを浴びることで、その日の鋭気が満たせる仕様らしい。
実際、4畳半の壁を壊し始めてからというもの、朝の作業が少し楽しみになっているせいか寝起きがすこぶる良く、会社に行って柳沢に勢いよく話しかけられてもスルーできる余裕ができた。
つまり。



柳沢の話し相手になる余裕はまだない。
(その気も皆無)



南側のベランダで使っているホウキで細かい破片を掃き集めてはそれらをじっと見つめ、15年前に使っていた・・・・かどうかも定かではない錆びたピンや、




(こんな小せぇモンはいちいち覚えちゃいねえ)



20年前、電気工事の人が石膏ボードと断熱材の隙間に切り落としていったらしいコードや、




(ハナから落とすもの、と決めてかかっていたと思われ)



多分、今回あたしが馬鹿力を出している最中にうっかりどこからか抜いてしまった太い釘などを見つけ、それらを取り除くという作業を続けた。




(抜いた自覚は皆無。が、抜いて間もない風味)



壁を壊す時に取り外したコンセントプレートのベースは捨てずにおいたほうがいいかと少し迷ったが、






ネジの錆を見たら取っておく気が薄れ、






最寄りのホームセンターで代替品が買えることが確認できたので、サイズをメモって捨てることにした。



つうわけで、1ヶ月半近く4畳半に散らばっていた建設系廃棄物の掃除が完了した。




(この先絨毯も剥がす予定なので細かな破片は気にしない)



勿論、先はまだまだ長いのだが、ゆっくりでも着実に前に進んでいる実感を得られているうちは飽きずに続けていけそうな気がしている。
今は。(危険)



さて、休日。
剥がした石膏ボードとGL団子を入れた、推定重量25キロの袋を持って4階から1階まで降り、車に積んで大工な友人の職場へ向かった。
友人が不在でも引き受けて貰えることになっていたのだが、残念ながら大工な友人は事務所にいやがった。

「よろしくお願いします」と言いながらあたしが2つの袋を差し出すと、大工な友人はそれを受け取り、唸った。

「あ?」
「お前、これ重くねえの?」
「お、重かったよ」
「にしては、すげー軽そうに持ってたぞ、今」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

というやり取りを聞いていた、56歳だという職人さんが「どれどれ」とやってきて、大工な友人が持っていた袋を持ち上げた。

「おお」
「そんな、騒ぐほど重くはないですよね?」
「まあ、俺らは重いモン持つのは慣れてるけどね」
「ねえ」
「でもまあ」
「ええ」




 お 嬢 さ ん が 持 っ た ら 重 か っ た で し ょ う ? 」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





イ ヤ な モ ン 思 い 出 す か ら 、 そ の 呼 び 方 は 勘 弁 。





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 ライフスタイルカテゴリのブログは現在3位!ありがとうございまーす。


「え、もう?野球見てから行こうよ」
「それだと、野球見ながら酒呑めないじゃないの」
「1本呑んで昼寝して、酒が醒めてからいけばいいじゃない」
「なんで1本ぽっち」
「どんだけ呑むつもりでいるわけ?」
「酒呑みながら野球見て勝利の余韻に浸りながら爆睡して、夜のスポーツニュースの頃に起きてまた呑むつもりでいます」
「・・・・親の知らぬ間に、うちの娘がオヤジになっ・・・・」
(無視して)「さあ、行くよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



3連休にある用事が墓参りだけ、というのは未婚女子として如何なものかと思うが、予定を入れようとするといつもなぜだかどぉーしてだか諭吉を失うハメになるため、この3連休は大人しくしていようと決めていた。




(春ですなあ)



早い時間に墓参りへ行き、寄り道せずに家に戻り、その後はWBCを見ながら予定通り過ごす。
つまり、



泥 酔 し て 爆 睡 し て 泥 酔 し た 。



休日とか連休だからといって片付けする気にならないのはそれが未だに優先順位が低いからだろうが、新聞やダンボールだけは、以前の自分では考えられないくらいマメに捨てるようになった。
つうわけで、翌日は朝から資源ゴミを纏めて捨てに行く。




(この量でも、4階から1階まで1回で運ぶ。力持ちで良かった)



そしていよいよ、2週間見て見ぬフリをしていた封書を開封することにした。






・・・・と、余計な郵便物で隠し見て見ぬフリをしていたのは、






2月に受検した漢字検定3級(中学卒業程度の漢字力)の合否通知である。
「背ける」と「高原冷食」(違うぞ)という漢字が書けなかったことに項垂れていたのだが、合否通知を開封してみてないもんだからやっぱり気になって仕方ない。
ちなみに。
一緒に受検して、試験後、うなだれるあたしを慰めてくれた小学5年の姪は、6級(小学5年修了程度の漢字力)に合格したそうだ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





ますます開封したくねえ。
(叔母としての、米粒ほどのプライド)



・・・・と引っ張るほど大層な試験でないのは百も承知だが、仕事絡みの資格試験とは違い、「いい歳した大人なら判って当たり前」ということが判らないのはやっぱり凹むわけで。
なんとなーくどんよりしながら恐る恐る開封した。




(中学卒業程度の漢字力はあるらしい)



つうわけで、無事合格。
が、問題は合否ではなく得点。
姪があたしに叔母の威厳を感じているかどうかは甚だ疑問だが、得点で負けるわけにはいかないのだ。
ちなみに、 姪は200点満点の188点だったらしいから、189点以上であることをマジ祈りして、得点を確認した。




(120問中9問も間違えたアラフォー)






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






ま、ま、まだ見てないことにしましょう。そうしましょう。





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町内会の呼びかけで数ヶ月に1回行われている、近所の河原のゴミ拾いに参加した。
今のマンションに越してきた当時のあたしは、この手の行事を心底メンドくせと思っていたのだが(こら)、ここ数年で自然に参加するようになった。

そうじゃなくても大人だけで暮らしていると、子どもを介した繋がりがない分、入ってこない情報がかなりある。
たとえば、あたしが普通に暮らしていると、「スーパーマーケットAのレジにいるS君は、ポイントカードにマイバッグポイントを加算し忘れることが多いからレシートを確認しなくちゃダメよ」とか「Bストアでこの間、レギュラーコーヒーにあり得ないくらい安い値段がついていたのは、セールのチラシの印刷をミスったからなんですって!」みたいな話を聞ける機会は皆無だし、近隣の不審者情報などは、就学児童の親に教えてもらうまで知らずにいることのほうが多い。
俺ルール満載のメンドウな近所付き合いは未だに御免だが、大人になってからマメに参加するようになったこのゴミ拾いで不快な思いをしたことはなく、個人を名指しで叩くような会話を耳にしたこともない。
だから気軽に参加できるし、気軽に不参加も表明できる。
ただ。
今回のゴミ拾いは様子が違った。
何故なら、我が家の話題が中心だったからである。



きっかけは、マンション管理組合の理事長が回覧してくれた、夏目家でリフォームを開始するという告知文だった。
ゴミ拾いにはマンションの住人以外も参加しているのだが、マンション住人が「そういえば夏目さん、自分で部屋をリフォームしてるんですって?」とあたしに話したことからひとしきり近隣住民も交えてリフォーム話が盛り上がり、やがてリフォームとは関係ない質問大会が始まってしまったのだった。

誤解を恐れずに言えばあたしは、実生活で個人的な質問に答えることがかなり苦手なのだが、「昔から、度々お見かけしてはいるんですけど・・・・」程度のご近所さんがあたし個人や我が家に対して疑問を抱いていたなんて思ってもみなかったし、初めて聞いたその疑問というのが「なるほど」と思うことばかりで、今回に限っては答えるのが全く苦にならなかった。
ちなみに、真っ先に訊かれたのは、



「結婚してるの?」



である。
仕事でちょっと知り合った程度の人に訊かれたなら、



「 結 婚 で き て ま せ ん が そ れ が 何 か 」


(ドラマのキャラと違いすぎるジャケ写)



と答えたくなるところだが(カルシウム摂れ)、相手がご近所さんとなれば話はまるっとするっと違ってくる。

今の家に越してきて20年。
ご近所さんと挨拶を交わすようになっても20年。
20年間、挨拶を交わし続けているご近所さんがどこの誰かを知らないなんて、改めて考えると奇妙な話だ。

「結婚してるの?」という問いに、「貰い手がなくて売れ残ってます」と答えると、あたしがこれまでの人生で最もたくさん聞いたであろう、「またまたー」的な社交辞令は一切なく、ひとりくらい言ってくれてもよくね?と心の中でツッコんでも一切なく、それどころか、「やっぱり!なんとなくそうじゃないかとは思ってたんだけどねー」「私も私もー」というリアクションだらけ。
・・・・やっぱりってどういうことスか。

続いて、毎朝同じ時間に家を出る日が続いたかと思ったら、平日の昼間に近所のサロンで髪を切っていたりもする我が家の不審者について。

「お父様はお仕事なさってるの?」
「ええ。会社に行ったり、家で仕事したりしてます」
「ああ、それで納得したわ。自由なカンジだとは思ってたのよねー」

・・・・ええ、性格がフリーダムなんで。

他にも、「キャリーバッグで出掛けるのを見かけたんだけど、あの猫ちゃんはオスなの?メスなの?」とか、「そういえば暫く前に、マンションの駐車場の車にボールをぶつけて遊んでた近所の子どもを叱ったのって夏目さん?」などなど、日常的に交流があれば纏めて訊く必要がないことを次々と訊かれ、「オスです」「ああ、子どもが震え上がるような怖い声で叱っちゃいました」(実話)などと答え続けた。



んー。
若い頃はほんっとこういうのを鬱陶しいと思ってたんだけどなー。
最近は、「家族構成を知っといて貰えれば、たとえば火事になった時、「あ!夏目さんがいない!逃げ遅れてるかも!」「何人?」「二人!自由人と娘さん!」って気づいて貰えるし」とか考えちゃうんだよなー。
・・・・って、これが歳をとるってことなのか。そうなのか。



と、ここまでは質問される側だったのだが、実はあたしにも、マンション住人を含めたご近所さんに訊きたいことがあった。
シツコイと言われようがいくら大丈夫と言われてもどーしても気になってしまう、GL団子除去作業であたしが発している騒音について、である。



結論から言えば、階下のお宅を含むマンションの住人は、1回か2回は、コレなのかなあ?っつう音を聞いたことがあるものの、「騒音」らしい音はほとんど耳にしたことがないと言う。
が、特別防音性に優れているわけでもないうちのマンションでそれはあり得ないので、すげー気を遣われてるんじゃないかと思い更にツッコんで訊いてみると、どうやら、あたしがGL団子取りをしていた時間帯(朝8時~出掛ける直前まで)は、他所の家も朝の支度をしている最中なわけで、「よそんちからする音なんぞ気にしてる場合じゃない」ということらしい。
最も迷惑をかけているであろう階下の奥さんにいたっては、朝8時から9時までは、洗濯機を回しながら台所で食器を洗い、それが終わると掃除機をかける 『 すてきな奥様タイム 』 だそうで、「夏目さん、まだ着手してないのかと思ってたの」と言う。
よ、よかったよう。



多大な迷惑をかけていなかったことに安堵し、河原のゴミがなくなったことでスッキリもし、気分爽快で帰宅したあたしはまっすぐリビングへ行くと、異常に虫嫌いなため「河原を歩くことさえ無理」と言い切ってこれまでただの一度もゴミ拾いに参加したことのない夏目父に声をかけた。



「あのさ、下の家の奥さんがさ」
「あ゛ーーーーーー!着替えてー!手ぇ洗ってー!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



アラフォーにもなってこんなことを言われてるあたしもあたしだが、河原に行った娘=虫まみれくらいに思っている夏目父もどうかと思う。
が、ゴネても仕方がないので、言われた通り部屋に戻り着替えて、洗面所で手を洗い再度リビングへ。

「あのね、下の家の奥さんもゴミ拾いにきてたから、うるさくないかって訊いてみたの」
「ほう」
「そしたら、洗濯機回して掃除機かけてる時間帯だから全然気にならなかったって!」
「へー」
「一応挨拶はしたけど、いつもずっと気になってたからすげースッキリしたよー」
「へー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
リアクションが薄いのが気になるが、つまり夏目父は4畳半のリフォームにはほとんど興味がないってことなんだろう。
そういえば、あたしがテンション上げて腰袋を買った経緯を話した時だって、「いっそのこと地下足袋も買っちゃえば?」くらいしか反応がなかったし。



朝早くのゴミ拾いを自分で労うべく、冷蔵庫をあけてビールを出した。
すると、それまでテレビを見ていた夏目父が振り返り、ハッキリした口調で言った。

「ところで」
「うん」
「うるさいとかうるさくないとかって、何の話?」
「へ?」
「もしかして、朝ちょくちょく聞こえる、ガンガンって音のこと?」
「うん」

何を今更と思いながら、手にした缶ビールのプルトップを開けた。
すると夏目父が一気にまくしたてた。

「あの騒音、すっごい近くに聞こえるんだけど、一体どこの家からしてる音なんだろうねー。隣かなー。でも、アッチ(北を指差して)から聞こえるんだよねー。毎朝毎朝、何の音だろうって思ってるんだけど、アッチにはよそんチないしねー。マンションの住人が壁を金槌で叩いてるんだとしたら、事前に挨拶あってもいいハズだけど、少なくとも俺は誰からも挨拶されてないからねー。誰だろうねー、あんな騒音出してんの」

そこでようやく、ほんとうにようやく気がついた。



夏目父に何の断りもなく毎日ガンガンやってしまっていたことに。



もちろん、同じ家に住んでいるのだから4畳半であたしが何をしているのかは夏目父も知ってはいて、だから、本気で怒っているわけでは全くない。
が、言われてみれば確かに、「ガンガンやるからよろしくね」というようなことを事前に断ってはいなくて、だから決して大げさな話ではなく、あたしが4畳半で金槌を振り始めて一番驚いたのは夏目父だろう。
よりにもよって一番メンドクサイ近隣住民への挨拶を忘れるなんて・・・・と今更後悔しても遅い。
ここは潔く謝っておきましょう。そうしましょう。


「あ、あの」
「はい、なんでしょう」
「挨拶が遅くなりましたが」
「はい」
「今、4畳半の壁を直しておりまして」
「ほう」
「朝の騒音は私が出しています」
知ってますが
「何にも言わずにガンガンやっちまってごめんなさい」
「いいんですよ。家族ですからそんくらい我慢しますよ」
「いや、マジでゴメン」
「っていうかさあ娘さんよ」
「はい」
「詫びの言葉はいらないからさ」
「はい」



「今手に持ってるビールをくれ。くれたら許す」


(冷蔵庫にあった最後の1本。楽しみにしていた1本。お、俺の1本・・・・)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



世界で一番メンドウな近隣住民に詫びをいれ、ビール1本で許して貰えたんだからヨシとせねば。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



350mlじゃなく500ml缶だったのにな。
(ウルトラケチ娘)



で、翌朝。
世界で一番メンドウな近隣住民に、「始めます」と宣言した後で10分ほど金槌業務。
ようやく、全てのGL団子を剥がし終えた。






本格的に着手してから日々コツコツと剥がし続けること、約1ヶ月。
長いか短いかと言えば、一般的には勿論長いのだろうが、要領よくやろうとも要領よく出来るとも思っちゃいなかったあたしにとっては、「こんなに頑張ったら息切れするんじゃ?」という不安に駆られることがなく、かといって、「いつになったら終わるんだ?」と気持ちが急くこともなくやれた、ちょうどいい時間だった。
まあ、



ベッドよけてりゃもう少し早く出来たかもしれないけどね。






(判ってるのにやらないのが俺)





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 Pサマが、ジャイアン気質だった件。


(この記事は、サイバーバズの商品試用レポートを含んでいます)


前回記事にしたリペアジェルを使い続けて例年の今の時期では考えられないくらい肌の調子が良くなったのだが、そのタイミングで新たに届いたのが、ヘレナ ルビンスタイン から3月20日発売に発売されるパウダリーファンデーション、『 カラー クロン x3 コンパクト 』 。




(リキッドタイプの 『 カラー クロン x3 フルイド 』 も同時発売)



今回試用したのはこのセット。




(スポンジ付きコンパクト+レフィル+ファンデーションブラシ)



ヘレナ ルビンスタイン の商品は、マスカラひとつとってもパッケージが好みなので、持っているだけで随分テンションが上がるのだが、今回の 『 カラー クロン x3 』 のコンパクトは勿論、パウダリーファンデーションの「HR」エンボスだけでもググーっとテンションが上がる。






で、肝心の使い心地は、というと。
粒子が細かいのか、とにかく薄付きで、肌に馴染みやすい。
いつもよりは軽めにつけているつもりでもカバー力は抜群で、自然な仕上がり。
まあここまでは、時間さえかければ同じように仕上げられるファンデーションもある気がするのだが、あたしにとって一番嬉しいのは、化粧崩れがしにくくて、化粧直しも、ブラシを使って短時間で済んでしまうところ。

うちの職場は女性が少ないのだが、それ故、化粧直しが出来る場所がトイレしかなく、しかも昼休みの後半はトイレにある、定員2名のデカい鏡の前に少ない女性社員が全員集合してしまう。
そうするとどーしても、化粧直ししたってしなくたって人生に影響がないあたしみたいな女は、若い女性たちにどーぞどーぞとデカい鏡を譲ってしまうのだが、これを使えば、どーぞどーぞと言っている間に化粧直しできてしまいそうなほど、短時間で済んじゃうのだ。



ある程度の歳になると、アレコレチャレンジするのがメンドウで、「使い慣れた化粧品が一番」とか、ともすれば「あたしはこれじゃなくちゃ絶対ダメ」という固定観念に囚われてしまったりもするが、オッサン風味な生活は仕方ないにしても、せっかく女でいるのだから外見を磨くことは忘れずにいたい。
・・・・と、新しい化粧品を使って再認識しただった。(台無し)



ヘレナ ルビンスタインの新ファンデーション「カラー クロンx3」キャンペーンサイト「カラー クロンx3」キャンペーンサイトへ製品情報



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 と〆ておきながら、すぐにオッサン記事をアップしようとしている俺。


(この記事は、サイバーバズの商品試用レポートを含んでいます)


1年で唯一この時期だけ、何を塗っても肌が潤わなくなったのは10年くらい前からで、 どんな高価な美容液を塗っても、「肌の表面に美容液がついた」というだけで浸透している感覚がない。
例年こんな肌状態が1ヶ月ちょい続くのだが、肌の調子が悪いと出勤前にやたら時間がかかってしまい生活リズムが微妙に狂うし、ファンデーションのノリは悪いわ、ガッツリ皺ができそうで笑えないわでは、いつもにも増して人と会うのが億劫になる。

そんな、期間限定カサカサ肌のあたしの元に今回届いたのは、リソウコーポレーションリペアジェル




(左:リペアウォーター、右:リペアジェル



リペアジェルは、約2ヶ月分・32mlで15,750円。
つまり、1ヶ月あたり7,875円のかなりお高めな美容液。(夏目基準)
普段使いするなら安いに越したことはないけれど、あたしが切実に欲しているのは、この時期の自分の肌を確実に潤してくれる、「この1本があれば3月4月もだいじょうぶ!」的なモノなので、効果が実感できれば値段以上の価値があるのだ。




(手前は美容液なので当然プッシュ式。奥のリペアウォーターはスプレー式)



早速、リペアジェルを1プッシュ。




(「あなたはひとりで生きていける人よ」と複数に言われた手相)



あたしがこれまで使った美容液よりはだいぶ粘度が強くて、顔に塗ったカンジはたとえるなら、「粒子の細かいゲンタシン軟膏」。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



判りにくいですね。そうですね。



かためのジェルは肌につけて伸ばすうちに柔らかく滑らかになり(←ここがゲンタシン軟膏っぽい)、取説には1~2プッシュとあったけれども1プッシュでも充分に伸びる。
が、初めて使った時の感想を率直に書けば、「ごくごく普通の美容液」というカンジ。
乾燥し過ぎている肌に美容液が張り付いているだけで、浸透している実感は皆無。
翌朝起きても肌の調子はいつも通り悪く、その日の朝も夜もつけてみたけれど相変わらず。
が、3日目の朝。
洗顔後の肌がなんとなーく違う。
カサカサ感がなくなったわけではないのだけれど、さほど酷くもないような・・・・。
そこで、美容液にリペアウォーターを1プッシュして、




(ひとりで生きていける人なんていねえと思う)



手の平で混ぜてから顔に塗ってみると、3月になってからすっかりご無沙汰していた感覚が蘇ってきた。
肌の奥に水分が浸透してる感があるのである。

ちなみに。
リペアジェルのサイトには、「つけた瞬間あったかい!」と書かれているのだが、あたしは初日も2日目も温かさは微塵も感じなかった。
で、「つうか、あったかくなんねーんだけど」と心の中で毒づいていたのだが(こら)、どうやらダメージが酷かったあたしの肌は、回復し始めるのが人より数日遅かったらしく、3日目にようやく、ぼんやりとした温かさを体感した。
この温かさこそが肌に浸透した証らしいから、やっぱり初日と2日目はちっとも浸透してなかったんだろうなあ・・・・。

使い始めてちょうど1週間。
まだ万全とは言えないが、肌の乾燥はだいぶ解消されているし、化粧のノリもよくなってきている。
まさか10年近く鬱陶しいと思い続けてきた季節にサヨナラできるとは思いもしなかった。
試してみるもんだね、何でも。



デカいことでも小さいことでも、気がかりがひとつ解消されるのはやっぱり気分が良く、なにか新しいことを始めてみようかという気にさえなる。
そう、何か新しいことを。






会社の近くに出来た新しい雀荘に行・・・・いえ何でもありません。







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 つうわけで別ブログも始めます。


壁一面分のGL団子(GLボンドの塊)を取るとなれば尚更、効率のいい剥がし方を会得しなければならない。
が、知識もなけりゃスキルもないけど腕力にだけは自信があるぜ!なあたしにはやっぱりこの方法以外思いつかないので、






性懲りもなく、「薄くて硬い板状の何か」を探すことにした。
ちなみに。
GL団子を10個剥がしたこの段階での残りは、見えるのだけでも17個。






「1個取るのに15分かかるとすると、17個取り終わるのにノンストップでも255分かかるわけで。255分ってことは4時間15分?これが20分だと・・・・?」なんて、気が遠くなる計算なんかしないしない。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





5時間40分もかかるじゃねえか、このやろう。
(暗算魔の性)



それはそうと、「薄くて硬い板状の何か」と思ったところで、一般家庭の中にそれはあるものなのだろうか。
エアコンの穴のフタが使えないと判ったあたしが次に考えたのは、ホームセンターに行って硬い材質の板を買ってくることだった。
というのも、自分んちに、傷がついても割れてしまっても惜しくない板があるかどうかが思いつかなかったのである。
が、ホームセンターに行って丸一日潰した直後でもある。
「どうしてもホームセンターかじゃないとダメか?近所のスーパーマーケットには売ってなさそうか?つうか、家にはねえのか?本当に」と、自問自答を続けること数十秒。(短いよ)
夏のあの日に解体した家具の一部を捨てずに取っておいていたことを思い出した。






8畳の部屋にあった収納家具を馬鹿力で壊したときのこと。
そのほとんどは電動丸ノコで切り刻み捨ててしまったのだが、



棚板とブックエンド代わりの仕切りだけは、何かに使えそうな気がして取っておいたのだった。
というわけで。
仕切り板のうちの1枚をノコギリで切り、真っ二つにならないうちに、具体的には、半分くらいまでギコギコやったところでメンドくさくなって素手で割り、




(素手で割れるものが金槌に負けないのか?とかは一切考えていない)


(上のあと8センチ、どうして我慢できないんだ)



半分に切った板を、




(脚立を使い、一番高い位置のにチャレンジ)



金槌の下にあてて、








金槌の握り部分を、渾身の力を込めて下に引っ張るっ!・・・・が、要領が掴めてないのに一番デカいGL団子に挑むのは無謀と気付き、1番の団子でリトライ!
すると。



半 分 だ け 剥 が れ た 。




(右下。釘抜きの形通りの跡がつくのは、夏目基準で無問題)



が、闇雲にガンガン金槌を振るうよりは静かで断熱材へのダメージも少ないし、何よりも、あたしにとって、腕力さえあれば何とかなるこの方法に勝るそれはない気がした。
実際、平日の朝ほんの5分か10分作業しただけなのに、それ以前の苦労は何だったのかっつうくらいあっけなく、10個半のGL団子が剥がせてしまった。




(コツが掴めたよ!ママン)



この方法にしてようやく、GL団子剥がしの終わりが見えてきた。
が、この先はいよいよ、



ベッドを撤去しないと無理っぽい。




(こうなる前に何故やらない?)



つうか。
ここの掃除だけを業者に頼むってのは、




(これは酷い)




無 し だ よ な 、 そ う だ よ な 。
(自己暗示)





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 啓蟄過ぎましたね、蟲師。


近隣住民に挨拶を済ませたからといって、いつでもデカい音を出してもいいよという許可が得られたわけでは勿論ない。
でも、金属のバールを金槌で叩く音を聞き続けることや手にビリビリと振動が伝わり続けることにはあたし自身が耐えられそうになかったから、たとえば、休日の日中に集中してやろうという気にもなれなかった。
かといって平日にあたしが帰宅するのは良い子が寝ている時間だから、4畳半で作業するとなれば平日の朝くらいしか時間がないわけで。
だから、4畳半でGLボンドを取る作業は、「朝8時から出掛ける直前までの数十分間に、気が向いたらやりましょう」くらいのゆるさで始まった。
GLボンドを剥がす道具を見つけた日は試しに1つだけ取ってみて、その翌朝に2つ取り、そのまた翌朝は何もしないという、やる気があるんだかないんだか判らないくらいの超スローペースで。








それにしても。
柔かい断熱材にガッチリくっついた硬い塊を取るのは、思った以上にメンドくさい。
いや、最初はメンドウなのが普通だと思っていたから何とも思わなかったのだが、雨漏りした箇所の右側にブ厚い木製の板があるのを見つけ、






それにくっついているGLボンドが断熱材上のそれとは比較にならないくらいラクに剥がせてしまったから、急に断熱材が邪魔くさく思えてきた。




(6個取るのにかかった時間は10分弱)


(断熱材の上のを4つ取るのにかかった時間は多分30分以上)



い、いかん。
あたしがメンドクセと思い始めたら、マジでヤバイ。
早急に何かいい方法を見つけないと、このまま1年放置とか3年放置とか15年放置とかしてしまいそうだ。(あるあるー)

で、少し真剣に考えてみた結果、断熱材を傷つけないように恐る恐るやるこたぁねえんじゃないかと思うに至った。
つうか。
普通に考えれば、断熱材(発砲プラスチック)に傷をつけることなくGLボンド(雑なコンクリ並みの硬さ)を剥がすのは不可能なわけで、だったら、断熱材に入る亀裂が最小限に留まるよう、なんつうかこう、一発でバキっと取る方法を考えるべきじゃないのか。




(こんなにいっぱい亀裂を入れることなく剥がす方法を思案)



常日頃から上司に「シワが1本もない」と言われているあたしのちっちぇー脳みそで考えてみたところ・・・・って!
ちょっと今気づいちゃったんだけど!



おチビちゃん」ってもしかして脳みそのサイズか?
(いいから忘れろ)



兎も角、そのちっちぇー脳みそで考えてみた理想形は以下の通り。
まず。
バールの平らな部分をGLボンドの一ヶ所に、金槌で打ち込む。






それを抜いて、出来た隙間に、金槌の釘抜き部分を差し込む。








最初から金槌の釘抜き部分を差し込めば、平らなのを打ち込む手間が省けるが、それだと断熱材に深めに刺さってしまう可能性が高いから、この手間は惜しまずに。

で、だ。
金槌のアタマの下に薄くて硬い板状の何かを当てて、取っ手部分をぐっと下におろせば、テコの働きでGLボンドがバコッ!っと剥がれる、と。









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





巧くいかね、に66,209円。
(大金持ちです!)



んー。
でもこれが巧くいけば、1個のGLボンドを剥がすために断熱材につく亀裂は1つで済むんだよなあ。
まあ、とりあえずやってみましょう。そうしましょう。



ちなみに。
4畳半の壁紙を剥がしてすぐあたしの頭に浮かんだ数々の疑問のほとんどは、ネットで検索したりホームセンターで資材をじっくり見ているうちに次々と解決していったのだが、最後までぼんやり迷っていたのが石膏ボードの張り替え範囲である。
最初は、いくらかでも狭い範囲だけを張り替えるほうが作業的に楽な気がしていたのだが、石膏ボードを剥がしていくと、






この範囲だけじゃ済まないことが判り、でも、1面全部のGLボンドを剥がすのは難儀だろうから上のほうだけ張り替えようという、ひじょーにぼんやりとした結論に至っていた。






断熱材と石膏ボードとの隙間にボードやボンドの欠片が入っちゃったのは気にしないことにして(大雑把)、エアコンの穴の上くらいまで石膏ボードを剥がせば、カビったところはなくなるでしょ。
そう、エアコンの穴の上くらいね。






が。
これを見たあたしは瞬時に思いついてしまった。



このフタこそが、「薄くて硬くて板状の何か」じゃね?と。




(プラ製のもあるらしいが我が家のは金属製)



が。
実際にこのフタを使って理想形を実践してみるも意外と強度がなくて、 思いっきり力を入れたらフタがぐにゃりと曲がってしまいそう。
テコの原理で言うところの支点を補助する役目は務まりそうにない。
で。
これを使うのは早々に諦め、金槌を持つ手を緩めた途端、事件は起きた。
断熱材に押し付けていたフタを押さえていた手まで緩めてしまったのである。
そして。
滑り落ちたフタは、断熱材と石膏ボードの隙間へと消えた。




(おーい)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
フタがなくてもひとつも困らないし、穴が気になるのなら丸く切ったダンボールでも貼っとけばいんじゃね?とは思ったのだが、懐中電灯で照らして隙間を覗いてみると、意外にもフタは、かなり上のほうのGLボンドに引っかかっているっぽい。
で、石膏ボードを更に剥がしてみると、わりとすぐにフタの端が現れた。






上のほうに引っかかってくれて良かったー。
これが下までいっちゃってたら、石膏ボード全部剥がさなくちゃいけなかったもんねー。
・・・・と心底安堵してフタに手を伸ばした。
が。



指 で 突 付 い て し ま い 、 フ タ 、 再 度 落 下 。





つまり。





壁 一 面 、 総 張 り 替 え 決 定 。











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





嘘 だ と 言 っ て よ ! ジ ョ ー 。
(どうなる、ラブシャ




(次回、 「 夏目、GLボンド剥がしのコツを掴む! 」 に続く)





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 お雛様登場率、高し!


出るところは出て引っ込むところは引っ込んで、脚は細くてまっすぐだし、鎖骨がとても美しい。
高給取りで仕事をバリバリこなし、美人だから冷たそうに見られもするけれど話してみると意外にも柔らかい。
・・・・っつう女友達がいた。
いた、と過去形にするとまるで今は友達じゃないみたいだが、彼女は今あたしが最も頻繁に会う親友だ。
じゃあ何故過去形なのかと言うと。
仕事の部分や美人だというところは変わっちゃいないのだが、ここ数年で彼女はどーんと太ったのだ。
これまで引っ込んでいたところはことごとく出っ張ってきて、あたしが彼女と出会ってから十数年うっとり眺め続けてきた鎖骨は失踪中である。
若かりし頃も体重が増えたことはあったらしいのだが、その気になればすぐに減らせた。
でも、40歳前後になってから増えた分が減らせないらしい。
ちなみにこの女、我が街の中心部で偶然すれ違ったあたしを、



「 お デ ブ さ ん ♪ 」



と呼び止めた前科があるのだが、ここ数年は攻守が逆転している。

そんなアラフォー2人はしょっちゅう一緒に酒を呑み、互いに独身だというのに浮いた話は全くせず、仕事や家族や銭の話ばかりしているのだが、でも時々、「あ、今すげー女っぽい会話してんなあ」と思うこともある。
1ヶ月半前にもそんな会話をした。



「基礎代謝が落ちてきてるんだよね」
「そうなの。脂肪が増えたからか身体の表面はいつも冷たいし」
「そういえば、昔はもっと薄着だったよね?」
「そう!真冬でも暖房つけてれば、家では半袖Tシャツ1枚でいられたのよ!」
「・・・・それはそれで変だっつうの」
「ねえ。あたしたち、何をやれば痩せると思う?」
「んー」
「まず運動はダメでしょう?」
「つうか、1粒10万もするけど飲めば必ず3キロ減ります!っていう薬があればいいのに」
「10万って高くないかしら?」
「高いけど確実に痩せんだよ?100パーセント、誰でも必ず3キロ痩せんの」
「そっか」
「20万で6キロ。買う人いそうじゃね?」
「いるいるー」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ダイエット話を「女っぽい」と思っているわけではない。
が、もはやラクして痩せられる年齢ではないというのに、ハナから運動するのが眼中にないところとか、1粒10万で3キロ減とかいう如何わしい話で少しテンションが上がっちゃうあたりが、なんだかとっても女っぽいなあと思う。
いや、そんなことよりも。



激ウマな鶏の竜田揚げと鍋をドカ食いして、「もう食べられない・・・・」くらい満腹な状態でもダイエット話で盛り上がれるから、女友達って素敵。




(親友作。7割はあたしが食べた。すげー美味かった。でもさ)


(だからってお代わりして全部ひとりで食っちゃイカンよ、あたし)



という具合に、気分は万年ダイエッターなのに行動が全く伴っていないあたしの元に先日、一冊の本が届いた。
表に「著者代送」と書かれた出版社の名入り封筒に入っていたのはコレ。






つうわけで。
以前、婦人公論誌上の座談会でお会いした、アラフォー・独身・汚部屋住人仲間である池田暁子さん(以下、いけきょん)の新刊が出ました!
片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術 』 で汚部屋から脱出し、 『 貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術 』 で貯蓄をし、 『 必要なものがスグに!とり出せる整理術! 』 では細かいものまで整理できてしまったいけきょんが、次に挑んだのはダイエット。
その名も、



『 「あと5キロ」をやっつけろ!!池田のダイエット大作戦 』 。






(左:楽天、右:Amazon。どちらでもドカーンとキテます)


(9項目中8項目に心当たりがある俺って・・・・)



これを読んであたしはようやく気付いたよ・・・・。
いい歳こいて、「1粒飲めば確実に3キロ痩せる薬」とか言ってる場合じゃねえよ。
30代半ばあたりから、それまでは考えられないところに肉がつくようになって、その肉が落ちなくなって。
若い頃はちょーっと意識すりゃあ落ちてた体重が、酷い二日酔いで1日飲まず食わずだったとしても100グラムくらいしか減ってなかったりして。
もうさあ、昔の身体とは違うんだよ・・・・。
つまり。



努力しないで痩せる方法考えてたら一生痩せねえ、俺。



ダイエットに限った話ではなく、片付けにも通じる話だけれど。
たとえば、「食事制限?いやいや、美味いモンはたらふく食いたいからあたしには無理。ジムに通うー?そんな時間ねえって。甘いモンを断つって、元々あたし、甘いモン食わねーし」と、自分に合わないダイエット方法を見て難癖つけるのはとーっても簡単だが、いい歳してそんなことばかり言ってるのは痛々しいし、何よりも、どんだけ難癖つけようが痩せやしない。絶対に。
が、実際は心のどこかでうっすらと、「1粒3キロ」みたいな画期的な方法があるかもしれないと思っていたりしたわけで。
が、そんな妄想は金輪際捨てるよ、俺。

つうわけで、前述の女友達へ私信。



フ ラ フ ー プ 買 う か ら 、 俺 。
(「今回こそは!」と思っているが挫折する確率9割のダメ人間)



ちなみにいけきょんは本の中でフラフープ以外に料理もしている。
低カロリーレシピを載せているダイエット本はわんさかあるだろうし、もっと簡単な料理だってあるだろう。
が、恐ろしいことに。
いけきょんのイラスト付きで紹介されているレシピを見ると、料理が全くできないあたしも「作ってみてぇ」と思えちゃうのだ。



いけきょんのイラストと説明が、料理が出来ない人向けかと思うくらい判りやすく書かれていることがあたしをその気にさせた最大の理由であることは間違いないが、それに加えて本の中で何度も、「アレンジせずにレシピ通り作ってみること」と仰っているこの方といけきょんのコンビっぷりが絶妙で、それが料理ってものの敷居を低くしてくれてる気がする。




(ウミウシやナメクジをも食いモンにする有名料理人。激似)



というわけで、いけきょんの新刊 『 「あと5キロ」をやっつけろ!!池田のダイエット大作戦 』 、機会があれば是非見てみてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
にしてもあたし、



フラフープ買っただけで満足しそうじゃね?
(こらこらこら!)





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 カナさんのキリリとした目元に激萌え。