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片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)



壁一面分のGL団子(GLボンドの塊)を取るとなれば尚更、効率のいい剥がし方を会得しなければならない。
が、知識もなけりゃスキルもないけど腕力にだけは自信があるぜ!なあたしにはやっぱりこの方法以外思いつかないので、






性懲りもなく、「薄くて硬い板状の何か」を探すことにした。
ちなみに。
GL団子を10個剥がしたこの段階での残りは、見えるのだけでも17個。






「1個取るのに15分かかるとすると、17個取り終わるのにノンストップでも255分かかるわけで。255分ってことは4時間15分?これが20分だと・・・・?」なんて、気が遠くなる計算なんかしないしない。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





5時間40分もかかるじゃねえか、このやろう。
(暗算魔の性)



それはそうと、「薄くて硬い板状の何か」と思ったところで、一般家庭の中にそれはあるものなのだろうか。
エアコンの穴のフタが使えないと判ったあたしが次に考えたのは、ホームセンターに行って硬い材質の板を買ってくることだった。
というのも、自分んちに、傷がついても割れてしまっても惜しくない板があるかどうかが思いつかなかったのである。
が、ホームセンターに行って丸一日潰した直後でもある。
「どうしてもホームセンターかじゃないとダメか?近所のスーパーマーケットには売ってなさそうか?つうか、家にはねえのか?本当に」と、自問自答を続けること数十秒。(短いよ)
夏のあの日に解体した家具の一部を捨てずに取っておいていたことを思い出した。






8畳の部屋にあった収納家具を馬鹿力で壊したときのこと。
そのほとんどは電動丸ノコで切り刻み捨ててしまったのだが、



棚板とブックエンド代わりの仕切りだけは、何かに使えそうな気がして取っておいたのだった。
というわけで。
仕切り板のうちの1枚をノコギリで切り、真っ二つにならないうちに、具体的には、半分くらいまでギコギコやったところでメンドくさくなって素手で割り、




(素手で割れるものが金槌に負けないのか?とかは一切考えていない)


(上のあと8センチ、どうして我慢できないんだ)



半分に切った板を、




(脚立を使い、一番高い位置のにチャレンジ)



金槌の下にあてて、








金槌の握り部分を、渾身の力を込めて下に引っ張るっ!・・・・が、要領が掴めてないのに一番デカいGL団子に挑むのは無謀と気付き、1番の団子でリトライ!
すると。



半 分 だ け 剥 が れ た 。




(右下。釘抜きの形通りの跡がつくのは、夏目基準で無問題)



が、闇雲にガンガン金槌を振るうよりは静かで断熱材へのダメージも少ないし、何よりも、あたしにとって、腕力さえあれば何とかなるこの方法に勝るそれはない気がした。
実際、平日の朝ほんの5分か10分作業しただけなのに、それ以前の苦労は何だったのかっつうくらいあっけなく、10個半のGL団子が剥がせてしまった。




(コツが掴めたよ!ママン)



この方法にしてようやく、GL団子剥がしの終わりが見えてきた。
が、この先はいよいよ、



ベッドを撤去しないと無理っぽい。




(こうなる前に何故やらない?)



つうか。
ここの掃除だけを業者に頼むってのは、




(これは酷い)




無 し だ よ な 、 そ う だ よ な 。
(自己暗示)





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 啓蟄過ぎましたね、蟲師。