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片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)



ネットやケータイに加えてkindleiPadが普及しつつある今、新聞や書籍などの紙媒体不要論を目や耳にする機会が増えてきた。
紙媒体が完全になくなることは暫くないとは思うが、これを単なる流行だとも捉えてないし、実際紙はどんどん少なくなるのだろうし、もしも好きな作家の新作が電子書籍としてしか読めないのならあたしは迷わずそれを買うけれど、そうなっていないから、今のところあたしはまだ、新聞も小説も紙で読んでいる。
場所をとらないとか読みたい時にすぐ買えるとか、電子書籍の良さはたくさんあるだろうが、紙ならではの良さもたくさんあると思っている。
でも、これだけは声を大にして言いたい。



うちの郵便受けにチラシを入れても、10ヶ月は見ないですよぉー、と。






かつては、DMやポスティングを企画する側だったこともあるし、大昔にはポスティングのアルバイトをしたこともあるのだが、でも、その頃からすでに、常に、「ポスティングにどれだけの効果があるんですの?」と疑問を抱いていた。
だから尚更、広告媒体が多様化し、企業だけでなく家庭でのペーパーレス化が進んでる今、なんで「チラシをポスティング」なわけ?と思うのだ。
近所のクリーニング屋とか飲食店とかなら解る。
あと、ピザ屋も許そう。
あたしが「なんだかなあ」と思うのはそういうのじゃなくて、ターゲットを絞らずにポスティングしている感が見てとれる一流企業のチラシやダイレクトメール、フリーペーパーの類である。

仕事を終えて家に帰ってきて郵便受けを開けた時、まるで紙ゴミを突っ込んだかのようにグシャっとなったそれらが入っていたら疲労感が増す。
仕方なくそれらを持って、思いつく限りの暴言を頭の中で吐きつつ、大事な郵便物だけを抜きながら階段を上り家に入る。
で。



靴 箱 の 上 に ド サ っ と 置 い て 放 置 、 と 。






……って長々と書いてみて解った。
最後まで不満を溜めつつやった仕事はクオリティが低い、ってのと同じように、文句ばっか言ってから整理しないんだな、俺。

まあとにかく。
いよいよ、いつ何時ズサーっとなってもおかしくない高さになってきたので、これ以上の汚玄関化を阻止すべく整理に着手した。

基本的にこの山の中にあるのはチラシやダイレクトメールやフリーペーパーばかりで、たとえば自動車税の納付書みたいな期限のあるものや、待ちに待っていたものは開封済みなので、数冊ある、Amazonや楽天ブックスで買ったのに開封してない本を除けば、あとは山ごとドサっと捨てても全く困らないハズである。




(山のてっぺんは、「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作)
ふがいない僕は空を見た
(泣けるんだ、これが)



それらを抜いて山ごと裏返してみた。






本当ならこれをこのままゴミ袋にツッコんでしまいたいのだが、如何せんわが街には「分別」という素敵なルールがあるため、これを、資源ゴミ・包装用プラスチックゴミ・その他のゴミの3つに分ける必要がある。



…………………………。





分 別 メ ン ド ク セ 。



……なんて、4年前から全く進歩していないことを思いつつ、渋々、分別を始めた。




(秋かー。秋刀魚たくさん食べたなー)




(冬かー。カキ。あん肝。たらの白子。年中食べたいんですけど)


(忘年麻雀大会で例年通り大敗)


(新春麻雀大会で例年通り大敗)


(すっごく欲しかったのに、TVで「40代の男性に大人気」と言ってて即萎えた)


(決算時期が憎い)



……と、結局、チラシやダイレクトの中身までガッツリ見ながら分別していたところ、ようやく、探し求めていたイイモノを見つけた。




(うひょひょひょ!)



が。
これを開封すると、全てを放り投げ、財布だけを持って家を飛び出したくなるのがわかっているから、はやる気持ちをぐっと抑えて、最もメンドくさい分別に取り掛かった。






電話会社からの請求書である。
よその街のことは知らないが、我が街でこの封筒をざっくり分別しようとすると、こういうことになる。




(上=封筒の裏は資源ゴミ、下=封筒の表は燃やせるゴミ)



正確には、宛名窓のフィルムを綺麗に剥がせばそれだけが燃やせるゴミで、他は資源ゴミになるのだが、超メンドクセと思いながらやっているせいでいつもかなり手こずるので、ここまでやれば良しとすることにした。(元来、雑)
っていうか。
固定電話で通話をしなくなって久しいから、送ってこなくていいんだけどなー。







…………………………。



@ビリングを申し込めば問題解決、と。
(NTT西日本のサービス 『 Myビリング 』 はコチラだそうです)



クレジットカードの請求明細書や宛先の入った封筒は、セキュリティスタンプをコロコロした後、資源ゴミへ。








始めてみれば30分程度で終わったので、大した手間ではないってことは百も承知なのだが、3分だろうと3秒だろうと、メンドくさいモンはメンドくさいのだ。




(100点じゃないざっくりとした分別でもメンドウに変わりはない)



で、いよいよ、最後にとっておいたお楽しみを開封する時がきた。




(うひょひょひょひょひょ!)



「無料券在中」とスタンプが押された茶封筒の中には、我が家にポスティングされた広告の中で、唯一あたしが有効活用できるものが入っているハズである。
高価なものでは全然ない。
でも、たとえ10ヶ月に1度でもいいから、確実にニーズがあるこれが入っていてくれるのなら、他のチラシやDMやフリーペーパーの分別だって苦にならないと断言できる。
あたしにとっては、そのくらい嬉しいものなのだ。
さあ行くぞ。




い ざ 開 封 !











………………あれ?





無 料 券 、 入 っ て ね ー し 。





…………………………。






(さようなら)




(……はっ!)




(もしや、チラシのどこかに無料券がくっついてる……?!)




(やっぱねえし)



10ヶ月も積み続け放置していたものを処分したのだから気分がスッキリしてもいいようなものだが、唯一の心のよりどころであった雀荘のゲーム無料券が入っていないと判り、心身ともにどっと疲れた。
が。
我が家の玄関に置いてあったゴミがこれで片付いたわけではなかった。
放置していた期間はチラシより短いものの、チラシとは比べ物にならないくらい邪魔で厄介なブツがまだあったのである。



(まだ続く)





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