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BOOK INFOMATION

単行本 『 片付けられない女魂 』 は、Amazonマーケットプレイスで購入できます。
片付けられない女魂     Amazon
(扶桑社 / 全503頁 / 書き下ろしアリ)



用足しに出掛けた足でガススタに行き灯油を買って、その後、特売している近所のスーパーマーケットで、ここぞとばかり食料品を買いこんで帰宅した。
車から荷物を下ろしたら、両手両腕両脇の下を使ってその全部を持ち、階段で4階へ。




(重そうなモンだけ抜粋。この他に財布入りトートバッグ&本4冊)



あたしの腕力と体力は、「どんだけ荷物があっても、駐車場から部屋までを一往復で済ませたい」というモノグサな性格が直らない限り、衰えることはない気がする。
買ってきた物を収めるべきところに収め終えたが、充実感のわりにはまだまだ握力も腕力も有り余っていた。
なので、捨てることに決めた手紙と葉書を手でビリビリすることにした。




(封書だけで約160通)



貰った手紙を破って捨てるという行為は、普通なら心中複雑になりそうなモノなのだが、今のあたしにとって手紙をくれたほぼ全員が「知らない人」なわけで、だから、躊躇することなくジャンジャンビリビリできた。
が。
最後の最後、残すはハガキ4枚だ!というところで手が止まってしまった。
疲れたわけではなく、とてもとても不思議なハガキを見つけてしまったのが理由だ。

















( 『 熱愛一家・LOVE 』 で石野真子の旦那になる“長谷川さん”)




(もしくは、『 ウルトラマン80 』 )




(う、うん)




(ワインを飲みほして・・・・?で?その後は?)




(想いが詰まった歌なのですね)



つうか。



俺 、 こ の 人 が 好 き だ っ た ん で し ょ ー か 。
(知るか)





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 この時期最も勢いがあるのは確実にPサマ。


会社帰りにスーパーマーケットに寄り、我が家の冷蔵庫の必需品である納豆を買って家に帰った。
リビングへ行くと、夏目父はつまらなそうな声で「おかえり」と言い、疲れてるのか機嫌が悪いのかどちらかだろうなと思いながら「ただいま」と言った後で冷蔵庫を開け、買ってきた納豆を入れた。

って、いきなり余談だが。
近所のスーパーマーケットで仕事帰りに食料品・・・・というか納豆を買うことが多いのだが、いつも行く店でもいよいよレジ袋が有料になったというのに、計画性のないあたしは6回連続でエコバッグを持って行くのを忘れていて、その結果、毎回納豆だけを手に持って家まで帰るハメになっている。
2パックで98円の納豆を持って帰るために5円のレジ袋を買う虚しさを考えれば、シールを貼って貰い納豆パックを手に帰宅することなどワケないのだが、そのマヌケな姿を、よりにもよって会社の人に見られたからさあ大変。
目撃談があたしの直属上司の耳に届いた頃には、



夏目は、納豆を手掴みで食いながら飲食街を徘徊していたらしい。



なんつう、オモシロ話に変換されていた。



「お、お前、なんで家に着くまで我慢できないんだ?」
「・・・・・・・・・・」 ←真に受けんなよ、と思っている部下
「どうせなら、おにぎりにすりゃあ良かっただろう」
「・・・・・・・・・・」 ←裸の大将かよ、と思っている部下
「タレも何も入れないでそのまま?」
「・・・・・・・・・・」 ←それを訊いてどうするよ、と思っている部下
「それにしても何で納豆を食っちまうかなあ」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「 誰 が 食 う ん じ ゃ 、 ボ ケ 」
(註:部下が上司に言った言葉です)



「違うの!そうじゃないの!」と言って歩くのがメンドウなのでこの手の話は概ね放置しているのだが、とりあえず近いうち、諸悪の根源である目撃者の柳沢をボッコボコにしてやるつもりだ。



閑話休題。
あたしが、買ってきた納豆を冷蔵庫に入れるのを見た夏目父は立ち上がり、「ごはん食べよう」と言った。
なんだ。
疲れてたんでも機嫌悪かったんでもなく、腹減ってただけかよ。
そんな夏目父のことはさておき、翌日が紙ゴミの回収日だったことを思い出したので、あたしはメシより先に新聞やダンボールを束ねてしまうことにした。




(紙類の回収日が月1から月3に増えたというのに、結局月1しか捨ててない)



次いで、瓶・缶・ペットボトルの回収日も翌日だったことを思い出し、翌朝バタバタしないよう、夜のうちにマンションの1階に捨てに行った。




(マンションで、前夜捨ててOKとされているのはこの類だけ)



よぉーぅし、これで準備万端だ。
しかしあれだなあ。
ちゃーんと、決められた曜日に決められたモンを捨てられるようになったなあ。
うっかりしまくってた日々が嘘みたい。
今なら、カレンダーにゴミの日を書き込む人の気持ちが判るもんなあ。
1年くらい前は判んなかったのになあ。
でもなんか最近、「ゴミの日」に囚われてる気もするよ。
毎日が何かのゴミの日だから、いつも「捨て忘れませんように」って思いながら生きてる気がする。
いかんいかん。
ゴミを捨てることなんて生活のほんの一部じゃん。
うっかり忘れたところで気にしない図太さも必要だぞ。絶対に。



なんてことを思いながらマンションの階段を上がり、玄関を開けた。
すると。
あたしの部屋から今まさに出ようとしてる夏目父と鉢合わせになった。

「なに?」
「捨て方わかんないのがあったから、パソコンのとこに置いといた」
「ほう」
「要らないのに、あれ」



そう言うと夏目父はリビングへ戻って行った。
何の捨て方が判らないのか判らないが、わざわざあたしの部屋に持ってこなくてもいいのに。
いつもみたいにリビングのテーブルに置いといてくれれば捨てるのに。
そう思いながら部屋に入り、真っ先にパソコンデスクを見た。




(なるほど)



納豆についてくる辛子か。
確かに、あたしもコレは要らねえと思うぞ。
いや、納豆に辛子入れるのはいいんだけど、この小せぇ袋はいただけない。
ちょーっと勢いつけちゃうと手につくしさー、プラゴミマークがついてるけどちゃんと洗わないとプラゴミで出せないしさー、でも小さすぎて洗う気しねえしさー。
だから結局いつも、チューブの辛子使っちゃうんだよねえ。
でも。
だからってわざわざあたしの部屋に持ってくる意味が判んねえなあ・・・・。
なんてことを思いながら辛子の袋をアップで撮ろうと思ったその時、目測を誤ったのか、指先で辛子の袋を弾いてしまった。
で、絶句した。




(疲れ目か?)







(ゴシゴシゴシゴシ・・・・)








(疲れ目だったら良かったのに)













・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



これをわざわざあたしの部屋に持ってきたのは、「さっきお前が冷蔵庫に入れた2パックの納豆、2つとも食いました♪」っつう報告か?
そんな報告いらねえんだけど。
つうか。



食 う な 。 い や マ ジ で 。





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 密かに未だ増え続けているアスリート。着手していないのはだあれ?(俺)


どうしても50秒の壁を破ることができない。




(指の腹の皮が薄くなってきているのに飽きる気配がない。困った)



ルービックキューブが煮詰まってきたからか、4畳半にあった「すごくいろいろ」な物が入っているダンボールの中身を片付ける気になった。
が、ほんとシツコイけれど、ルービックキューブ以外は全く、面白いものが入ってない。




(貼ってあるシールはリボン猫のもの)



小学生の頃か?それとも中学か?
なんともキュートな缶ペンケースが出てきた。
4つも。



(スヌーピーのは誰かに貰った気がするが、誰だか覚えていない)


(この手の絵や色は未だに好み。でも使わねえ)



最近気付いたことだけど。
あたしの場合、最も捨て易いのは多分、小学生から中学生の頃の物だ。
というのも。
小学校に入学してから中学を卒業するまであたしは、尋常じゃないくらい転校しまくり、普通の人の10倍くらい出会いがあった。
それ故に、人との関係は浅く思い出は少なく、つまり、当時学校で使っていた類の物にまつわる思い出も薄い。
大切な友達や家族との思い出が詰まった物を捨てるのは、自分の心が荒んでしまったようで気が引けるのだが、小・中学の9年間であたしが覚えているのは、家族のことと、放課後に、当時友達だったであろう人達と遊んだことだけ。
忘れたいようなことがあったわけでもないのに、あたしの記憶はどんどん、この9年間から薄らいでいっている。






ああそういえば、天体観測にハマってたことあったっけ。
でも、学校の先生にハンコを貰ってたってことは、理科の授業の一環?
それとも、天文学クラブなんかに入ってた?
ああ、さっぱり覚えてねえ。






ああ、これは覚えてる!
確か、前の学校では裁縫箱を注文する前だったのに、次の学校に行ったらみんなが裁縫箱持ってて、追加注文は出来ないとか言われて、町の小さな手芸店に行ったら、みんなが持ってるのは売ってなくて、取り寄せに1ヶ月以上かかるって言われて、お母さんがブチキレたんだった。
万事が万事こんな具合で、忘れていいほうの記憶は鮮明なのに、同級生の名前などはちっともさっぱり。
なので、転校する時クラスメイトから貰った寄せ書きを見ても、



誰の顔も思い浮かばないという、サイテーっぷり。






(ほんの一部。もっとすげーいっぱいある)



ちなみに。
小学校低学年の頃に一度だけ母親に「転校したくない」と言ったことがあるのだが、ウチの母親は、「じゃあ転勤のないお父さんがいる家の子になればいいんじゃない?養子縁組して貰って。隣の山本さんにでも頼んであげる?」と真顔で言う人だったものだから、「ようしえんぐみってよくわかんないけど!でも!荷造りが間に合わなかったらひとりだけ置いてかれちゃう!」と焦った記憶は鮮明に残っている。



子供相手に大人な答えしないでよ、お母さん。



そして、「すごくいろいろ」なダンボールの中からは、そんな母親の大人げないっぷりを思い出す品が出てきた。






中身はコレ。




(TVゲーム世代のみなさん。これはおはじきという玩具です)



あたしは野生児だったので普段は外でばかり遊んでいたのだが、たとえば台風がきていて外に出られない時など、ごくたまに気が向けば、うちの母親はこの手の遊び相手になってくれた。
トランプだったこともあるし、オセロだったこともあるが、一番よく覚えているのはこのおはじき。



問題は、透明なガラスに混じって2つだけある、白いおはじき。






パティ&ジミーが特別好きだったわけではないが、あたしは、普通のと違うこのおはじきを取りたかった。
が、うちの母親は、あたしが欲しがっているのを知っていてわざとパティ&ジミーから取る、ひじょーに大人げない人だった。
他の遊びでも然り。
というかウチは両親とも、子供と一緒にゲームをしても絶対手加減しないうえに、「お前、弱いからつまんね」と言ってやめる人だったのだが、ある程度の年齢を越えると、わざと負けてくれる大人と遊ぶのがつまらなくなるわけで、常に真剣勝負な大人とやる遊びは、何でも楽しかった。
ただ、今思えば。



麻雀で負け癖がついたのは親のせいな気もする。
(いい歳こいて親のせいにするな)



まあそんな思い出付きのおはじきは取っておくことにして、他、高校時代に使っていた絵の具や、






(高ぇ)


(塗装の下で錆びてまーす)



ダンボールに書いてあった「のり大×2」など、




(こういう糊、使わなくなったなあ)



結局、「すごくいろいろ」なダンボールの中身は、裁縫箱とルービックキューブとおはじき以外、全て捨てた。
で、次は、前回捨てたピアニカの下にあったブツに着手する。
が。
捨てられないモンばっかが続々出てきた。




(2、3巻のみ。他は夏目父の部屋にある)


(1,000回読んだ! 『 ふかふかウサギ / 香山彬子 』


(100回読んだ!)



あまりの汚さに捨てたくなったが、思い出深い本の2冊や3冊・・・・や30冊くらい(多い)、キレイにしてちゃんと取っておきましょう。そうしましょう。



本の向こうには、久々に鼻の奥がツーンとなるブツがあった。






親戚の家にしょっちゅう預けられていたという話は以前書いたが、これはあたしが3歳の頃、長いこと母親の実家に預けられていた時に祖父が作ってくれた机だ。
ただの箱だけど、でも机。
で。
あたしはこの赤い机に向かって毎日、父と母と姉に手紙を書いていた。
3歳児にまともな手紙が書けたとは思えないが、祖父が用意してくれた紙に絵らしきものや文字らしきものを描いては、祖父と一緒にポストへ投函しに行くのが日課だった。らしい。
これも親戚の間では「いじらしかった」「不憫だった」と涙混じりで語られるエピソードなのだが、当の本人は、優しいおじいちゃんとの暮らしが楽しくて仕方なかったに違いない。




(こざっぱり)




(燃やせるゴミも燃えないゴミも一緒でOKなのが有り難い我が街)




(が、これらを入れた45リットルのゴミ袋は1枚40円)



さてと。
残るはゴミ袋の右にある、魔物入りダンボールのみっ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







「魔物に取り憑かれて、3連休が台無しになる」に54,027円。
(連休前は金持ちです)







いや、違う。







「連休最終日の午後、雀荘に行き、有り金全部擦る」に27円。
(100円未満の金が金じゃなくなる世界)





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 オドレイ・ピコーさん、ブっ飛ばしすぎです。






(タバコの空き箱は3分別、と)






(外のフィルムはプラゴミで、ヘナヘナな紙は燃やせるゴミ、箱は雑紙ね)

「箱は潰さないで広げるんだよ」

(まーじーでぇー!
それ、超メンドくせぇんだけど!
つうかなんで開くの。
広げたって潰したって紙は紙だろーが)

「開いてくださいって(ゴミ出しマニュアルに)書いてあるの」

(そうかー。まあ、やるからにはちゃんとしたいけどさー)






(・・・・って、やっぱ超メンドクセ。
この箱、複雑過ぎて、そのうち、イラっとしてビリっとやってイラっとしてグシャってやっちゃって、燃やせるゴミで捨てちまいそう。
つうか、箱に残ってた葉っぱ、すげー散らかるじゃねえの)

「ねえねえ!いいこと思いついたんだけど!その葉っぱを瓶に溜めたらいいんじゃない?瓶がいっぱいになったら自分でタバコを作ればいいんじゃない?」

(・・・・箱を開くだけでメンドウだっつうの。
やりたかったらお前がやれよ。
でも吸うのはもちろんあたしだから、「巻きが甘い!」とか「スカスカだ!」「今度のは詰まり過ぎ!」とかいうクレームも言いまくるぞ?
お前の叔母ちゃんはそういうヤツだぞ?
情け容赦ないヤツだぞ?)

「・・・・やらないね」

(おうよ)



(トイレットペーパーの芯も雑紙だってさ)






(芯の無いヤツもあるけど、あれ、最後のあたりイラっとするんだよなー)

「それも潰さないで広げるんだって」

(なぁーにぃー?
これこそ意味わかんねーよ。
このままピタっと潰したほうが小さく纏まってイイカンジだろーが)

「開いてくださいって(ゴミ出しマニュアルに)書いてあるの」






(あー、やってらんねー。
正しい分別、出来る気がしねー)

「ねえねえ、夏目ちゃん」
「ん?」 ←初発声
「もしかして夏目ちゃん、これまでちゃんと分別してなかったの?」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







「 や 、 や っ て た よ 」
(大嘘。しかもバレてる)



ゴミを前に黙り込み、心の中が「メンドクセ」でいっぱいになっている叔母に根気強く分別の手ほどきをする小学5年の姪を見ていたら、大人のあたしがブーたれてばかりじゃいけないような気にもなるが、とにかくメンドクサイ。
つうわけで。
そんな分別の手間を極力減らすべく、とうとうあたしも、巷で流行りのブツを購入した。




(住所っぽい文字を並べることを思いついた人は、天才だ)


(ローラー式なので、びょーっと一気に消せるところが購入の決め手)



こうして、あたしがまともな分別をし始めたのが2008年9月30日。
すると案の定、我が家から出るリサイクル出来ない有料ゴミが激減した。(夏目家基準)




(日常的に出たゴミ、23日分。
卵の殻から異臭が漂ってきそうなので、スカスカだけど捨てた)





(一番小さい指定ゴミ袋をフルにするには、多分2ヶ月かかる)



分別してない頃は、週に2回、スーパーマーケットで貰う中くらいの袋1つ分のゴミを捨てていたから、まさに激減。
是非我が街には、2リットルくらいのゴミ袋を作ってもらいたい。



さて。
あたしが分別に精を出している間も夏目父は、分別とかリサイクルとかエコとか節約とか、気を遣うとか手伝うとか気前がいいとか、納豆が2パックしかなかったら娘に1パック残しておくとかいうこととは違う世界で生きていた。
ただ、ゴミを手に、頻繁に分別の仕方を調べているあたしの姿を見て、状況を把握はした様子。
で。
分別しなくちゃいけなさそうな怪しいゴミはゴミ箱に入れず、リビングのテーブルの上に放置し、娘が分別するのを待つことに決めたらしい。



お う こ ら 。 中 途 半 端 な こ と す る ん じ ゃ ね え よ 。



・・・・とはもちろん思うが、それを言ったからといって夏目父が良い方向に変わることはない。
それに。
もし夏目父が分別をし始めたら、あたしは朝から晩まで、「ねえ、これは何ゴミ?」と訊かれまくることになるだろう。
それを思えば、分別してくれないほうがずっとずっとありがたい。

で、昨夜のこと。
リビングへ行くと、テーブルの上に、宛名が書かれた郵便物が複数置かれていたので、部屋からコロコロスタンプを持ってきて宛名を消した。




(びょーっと何往復もしたくなるのをぐっと我慢)



それを見ていた夏目父が口を開く。

「楽しそうだね、それ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ほんとは物凄く楽しいのだが、それを言ってしまったら、結露取りの時みたいになってしまう。
だから。



「そうでもないよ」と答えておいた。
(ケチな娘)



「ふうん」

頼む!言葉通りに受け取ってくれ!
と祈りながらコロコロをし続けていると、夏目父は、少し声のトーンを上げて続けた。

「分別は無理だけど(何故!)、ゴミを少なくする努力はしてるんだ」

嘘つけ!とぐぅで殴り飛ばすのと、甲高い声で笑い飛ばすの、どちらにしようかを考えていると、そんな娘の気持ちに気付かない夏目父は、更に続けた。



「TV見て泣いて鼻水が出た時にさ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
イラっとしますぅーイラっとしますぅー。



しょーもない話の香りがプンプンして
全部聞く前からイラっとしますー。



コロコロを動かす手を止めた。
が、夏目父は喋るのを止めてくれない。



「トイレに行くことにしたんだ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



あたしは夏目父のプロなので、この言葉を聞いた時点で先が判ってしまった。
が。
夏目父はあたしのプロではないので、娘の腹の奥のマグマが沸々と湧いてきていることに気付かない。
だから先を言いやがった。





「ティッシュじゃなくてトイレットペーパーで鼻かんでジャーっと流せば、
ティッシュのゴミが減るもんね」









(ティッシュのゴミが減る=ティッシュが減らねえ)







テ ィ ッ シ ュ を 使 え 、 こ の う す ら と ん か ち 。





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 また増えた!


あたしの住む街では10月1日から、リサイクルできない燃やせるゴミと燃えないゴミ、そしてプラゴミの収集・処分が有料になった。
早く言えば従量制で、ゴミを捨てれば捨てるほど金がかかる仕組み。
具体的には、指定ゴミ袋が新しくなり、以前とは比べ物にならないくらいの高値で売られていて、これまではスーパーマーケットの買い物袋やポリバケツで出しても良かった物も、10月からは全て新しい指定ゴミ袋に入れなければ収集して貰えない。
ゴミ袋の売上はゴミ処分やリサイクルの費用に充てられるため値引きは無く、だから、以前は近所のスーパーマーケットの安売りで買っていた指定ゴミ袋が今では、コンビニでもスーパーでもホームセンターでも同じ値段で売られている。

このご時世だから有料化も致し方ないだろうし、「税金で賄え!」と声を荒げるほど稼いでもいないあたしは、「ゴミ袋代をケチって不法投棄する人が増えんじゃね?」くらいのことしか考えていなかったのだが、有料化後用に改定されたゴミ捨てマニュアルを読んでいるうち、ひとつの考えに行き当たった。



実はウチから出る有料ゴミって、物凄く少なくね?



そもそも、料理は全くしないから生ゴミや食材の包装ゴミがない。
コンビニ弁当やカップ麺やレトルト食品を食べることもないからプラ容器のゴミもない。
というか、家で食事を摂ることが少ないから、食に関するゴミはとにかく少ない。
一番多そうなのは、夏目父が一食で2つ食べやがる納豆のパックだけど、発泡スチロール容器は、近所のスーパーマーケットにあるリサイクルBOXに入れればタダ。
他、ビンや缶やペットボトルは今のところ無料で引き取って貰えるし、新聞やチラシやダンボールも無料。
通販で買い物した時の緩衝材は、マンションの隣にある会社が欲しがっているそうで、数ヶ月前から、決まった曜日に纏めて置いておくと持っていってくれるようになった。(仕切りはもちろん、チーム・スーパー専業主婦
DMなどの郵便物も、そのほとんどが雑紙として無料で引き取って貰えるし、細かいことを言えば、親子共々健康なので、鼻風邪や花粉症でティッシュを大量に消費したりもしない。
やっぱり、大人二人で暮らしている一般家庭に比べれば、確実に有料ゴミが少ないハズだ。
ただし、



ち ゃ ん と 分 別 す れ ば 、 の 話 。



今でこそペットボトルのキャップやラベルを剥がして分別するようになったが、ブログを始めて暫く経つまであたしは、そうして捨てるのが本当だということも知らなかった。
新聞や雑誌はかろうじて資源回収の時に出しているものの、ゴミ出しマニュアルにある、「資源回収日に都合が悪い場合は家庭ゴミでも可」の文字に頼り、郵便物などの雑紙は、リサイクルされないほうのゴミとして捨ててしまうことがほとんどだ。
そうやって、ちゃんと分別しないから、ウチのゴミは有料ばっかなんだ。そうなんだ。



ところで。
「ゴミが少ない」で思い出すのが、拙著を紹介して頂いたシンプルライフの達人・金子由紀子さんの著書、 『 モノに振りまわされない!片づけのコツ 』 。



この本の中に、ゴミが少ない女性の話が出てくる。
金子さんはその女性のことを「カッコイイ」と仰っているのだが、ゴミに埋もれて生活していたあたしは今までただの一度も、ゴミが少ない人のことを「カッコイイ」と思ったことがなかった。
でも、そのくだりを読んだ時、とても自然に単純に、「そうか!それはカッコイイことなのか!あの金子さんが言ってんだもん、きっとカッコイイんだよ!そうだ!そうだよ!」と思うことができた。
そして、それはいつしかあたしの中で、「今日もゴミ少ねー。俺ってかっちょいー」と、



自分で自分に酔ってみたい欲へと変化した。
(アホ)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
自分でもだいぶアホだと思うけど、でも、あたしの場合、エコとかリサイクルとかゴミ処理代節約だとかを考えるよりもずっと分別モチベーションが上がることは確かだ。
そう、分別。
あたしが朝、小さなゴミ袋をひとつだけ持って家を出るためには、「分別」と「指定日にゴミを捨て忘れない」ってのはマストだろう。
そんなことには意識がいかない、地球に優しくない人間だから無理かもしれない。
でも今は、チャレンジしてみたい、という気持ちのほうがずっとずっと強い。



だからとりあえず1ヶ月だけ、10月だけ、有料ゴミの少ない人なれるかどうかチャレンジしてみようと思った。



「ゴミ少ねー。俺、かっちょえー」と思えるように。
(「俺」とか言ってる時点で如何なものかと)







最後の無料回収は今週の月曜日だった。
日曜のうちにゴミを準備していれば良かったものの、TVでF1を見ているうちにすっかり忘れてしまい、結局、無料のうちに捨てておきたい物をゴミ袋に詰めたのは当日の朝だった。
その結果がこれ。











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





や っ ぱ 、 分 別 出 来 る 気 、 全 然 し ね え 。





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 !!!!!!! アスリートが150人超えって!て!


お盆前のこと、夏目父が「仕事部屋にあるキャビネットを買い替えることにしたんだ」と言った。
それは、親子の会話としては自然かもしれないが、我が家の会話としてはとても不自然で、というのも我が家では何を買ってもブツが手元に来てからの事後報告が普通だからだ。

「・・・・あたしに買えって言ってんじゃないよね?」
「違うよ」
「すげー高いのは経費で落とさないよ」
「ケチだなあ、俺の会社」
「え゛。すげー高いの?」
「いや、そんなんでもない」
「じゃあ、何が問題よ?」

問題は、新しいキャビネットがそれまでのものより少し幅があるということだった。
で、今までキャビネの横にあった物を、作り付けの収納庫に入れようとしたのだが、そこが満杯で入らない、と。

「改めて見てみたら要らないモンが結構入ってたから捨てようと思うんだけど」
「ほう」
「それをさ、次のゴミの日まで4畳半に置かせてもらっていい?」
「おお!いいよー。あ、捨てる物の中に粗大ゴミはある?」
「ない」
「じゃあ、4畳半に纏めて置いといてくれれば、あたしが次のゴミの日に捨てるよ」
「いいの?」
「うん。ジャンジャンどうぞー」



これまでも度々書いているが。
夏目父はいかなる場合でも、「ゴミ袋を持って1階のゴミ収集コンテナに入れに行く」ということをしない。
娘が捨て忘れた生ゴミ入りのゴミ袋を風呂場で熟成させてみたり、自分から「捨てに行ってやるよ」と言ったくせに「持ってみたら結構重かった」という理由でゴミを置き去りにしたりするヤツだ。
自分の部屋から出たゴミをゴミ袋に纏めたところで、それを1階まで捨てに行きはしないだろう。
ただ、せっかく捨てようとしているのだから、その意欲は削きたくない。
だから、



「ゴミ捨て場に持って行くまでがゴミ捨てです」



なんて無粋なことは言わないでおいた。



キャビネットの納品日。
仕事を終えてあたしが帰宅すると、玄関がやけにスッキリしていた。
どこがどう変わったのか、一瞬わからずにいたが、どうやら、あたしが出しっぱなしにしていたロングブーツを夏目父が仕舞ってくれたらしかった。

リビングへ行くと夏目父は「おかえり」と言った後で、「あ、玄関にあったブーツ、よけたからね」と言った。

「すまないねえ。真夏にブーツ出しっぱなしにして」
「履いてないんだよね?」
「履いてない。でも仕舞ってもいなかった」
「そう。最近の若い子みたいに、真夏にブーツ履いてるわけじゃないんだね」
「・・・・若くないからね、貴方の娘さん」
「うん」

その後、夏目父が新しく買ったキャビネットを見てから自分の部屋で着替えをし、ベランダでタバコを吸おうと4畳半の部屋に入った。
するとそこには、なんとも懐かしい光景が広がっていた。













(「ブーツよけた」って、ここにかよ)







おうおうおうおう。随分ナメた真似してくれてんじゃねーかよ、オッサン。







・・・・と、ガラが悪くなったのが、お盆あたりのことだった。

ガラが悪くなったとはいえ、ゴミ袋に詰めることを途中で放棄したであろう夏目父に、呆れはしたけれどさほど腹が立ったわけではない。
そもそも、片付けられるとか片付けられないとかいうのとは違う次元で生きている人だからコレもアリなわけで。
寧ろ、そんな人の娘を長年やっているのに、未だにしょっちゅう意表をつかれてるあたしは、いつになったら夏目父に慣れるのだろうと思ったりした。
で。
この状態のまま暫く放置していたのだが、昨夜うっすらやる気になったので、明らかに要らないだろうと思える物をゴミ袋に詰めてみたら、ものの5分で先が見えてきた。




(ブーツは靴箱へ)



捨てるのか捨てないのか?捨てないとして、でも自分は本当にそれを使いこなせるのか?使いこなせるとしてもそれはどこに仕舞うのか?ということを考えながら選別するのは大変だけれど(夏目基準)、今回みたいに、はなから「捨てる」と決まっている物たちをゴミ袋に詰めるだけならすげー簡単。
これが自分の物ならば、手に取ってまた考えてしまったり、真剣に考えてるうちに猛烈な睡魔に襲われることもあるけれど、今回は全部が全部人の物だから超簡単。
が。
45リットルのゴミ袋2つ目がいっぱいになりかけた時、






思わず二度見してしまうような不思議な物を目にして、あたしの思考は停止した。(註:虫ではありません)
それは、どう考えても夏目父の部屋には無さそうな物だった。
というか。
自分ちでそれを見たこと自体、20年ぶりくらいじゃないだろうか。




(あります)











た・・・・わし・・・・?











たわし・・・・だよなあ?











寄 り 過 ぎ ?
(うん、かなり)



結局夕べはここまでで終了。
今朝はゴミ2袋を捨ててから出社した。
つうわけで、今晩は、



夏 目 父 を 小 一 時 間 問 い 詰 め る と こ ろ か ら 作 業 再 開 。





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 蟲師の買い物記事は勢いがある。虫記事と同じくらいの勢いが。